県高野連が優秀選手表彰　徳栄・千丸選手ら２０人

県高校野球連盟は３０日、昨夏の第９９回全国高校野球選手権埼玉大会の優秀選手１９人と、今年度の日本学生野球協会の表彰選手に選ばれた花咲徳栄の千丸剛選手（３年）を表彰した。

主将として県勢初の全国制覇に貢献した千丸選手は駒沢大に進学する。さいたま市内で開かれた表彰式後、「新しい環境に慣れるのは大変と思うが、謙虚にやっていきたい」と語った。

埼玉大会準優勝の浦和学院の赤岩航輔選手（同）は「野球一筋でやってきたことが（表彰で）実を結んだ。（進学する）東京国際大学で日本一を目指したい」と抱負を述べた。

公立校で唯一、埼玉大会８強に進んだ川越工の大川翔大選手（同）は「高校で野球ができて楽しかった。この経験を今後の人生に生かしたい」と話していた。

ほかの優秀選手は次のみなさん。（敬称略）

清水達也▽須永光▽高井悠太郎▽岩瀬誠良▽西川愛也▽太刀岡蓮▽小川恩▽綱脇慧（以上花咲徳栄）▽森川怜▽山本晃大（以上浦和学院）▽金子翔大▽寺嶋拓己（以上山村学園）▽川畑光平▽又吉一瑳（以上春日部共栄）▽森竣亮（ふじみ野）▽西沢海（聖望学園）▽室賀優斗（叡明）

2018年1月31日　朝日新聞埼玉版掲載

徳栄・西川ら２０人、県高野連が表彰

埼玉県高野連（吉野龍男会長）は３０日、さいたま市民会館おおみやで日本学生野球協会表彰選手と昨夏の第９９回全国高校野球選手権埼玉大会優秀選手の表彰を行い、花咲徳栄前主将の千丸剛二塁手ら２０人に記念の盾が贈られた。優秀選手には花咲徳栄から最多の８人が選ばれた。

昨夏の全国高校野球選手権で県勢初となる深紅の大優勝旗を持ち帰った千丸は日本学生野球協会表彰を受け、「こういったものをいただいたからには、恥じないようにやっていかなければいけない。これからの責任を強く感じる」と引き締まった表情で話した。

優勝の原動力となった猛打戦をけん引し、埼玉西武にドラフト２位で入団した西川愛也左翼手は「２年の春にけがをして、それがなかったらもっといい選手になっていたと思うこともあるが、けがを乗り越えて得たものもある」と振り返った。

準優勝した浦和学院の山本晃大中堅手は「夏を戦ったメンバーと久しぶりに顔を合わせて、いい刺激になった。勝ちたかったが、楽しい試合が３年間できたので、この代でよかったと思う」と懐かしんだ。

創部初の４強入りを果たした山村学園の前主将で東日本国際大に進む金子翔大遊撃手は「山村学園初の表彰で、伝統をつくれた。高校野球で学んだことを大学で生かしたい」。同じく４強の春日部共栄の前主将の川畑光平二塁手は「レベルの高いところで野球がやれてよかった」と話した。

【日本学生野球協会表彰選手】
千丸剛二塁手（花咲徳栄）

【第９９回全国高校野球選手権埼玉大会優秀選手】
清水達也投手　須永光捕手　高井悠太郎三塁手　岩瀬誠良遊撃手　西川愛也左翼手　太刀岡蓮中堅手　小川恩右翼手　綱脇慧投手（以上花咲徳栄）
赤岩航輔左翼手　森川怜遊撃手　山本晃大中堅手（以上浦和学院）
金子翔大遊撃手　寺嶋拓己捕手（以上山村学園）
川畑光平二塁手　又吉一瑳捕手（以上春日部共栄）
森竣亮遊撃手（ふじみ野）
西沢海投手（聖望学園）
室賀優斗捕手（叡明）

2018年1月31日　埼玉新聞掲載