今夏の第１００回記念大会から甲子園外野席は大人５００円、子供１００円

日本高野連は１１日、大阪市内で第１００回全国高校野球選手権記念大会（８月５日から１７日間・甲子園）の第２回運営委員会を開き、今夏の甲子園から有料になることが決まっていた外野席（外野自由席と改称）を大人５００円、子供（４歳から小学６年生）１００円にすると発表した。

また、バックネット裏の中央特別席は中央特別指定席と改称し、現行の２０００円から２８００円に料金を引き上げる。一、三塁特別自由席の大人は１５００円から２０００円、子供は６００円から８００円、アルプス席は６００円から８００円にそれぞれ引き上げる。いずれも夏の甲子園大会に限っての措置で、センバツ高校野球大会の料金引き上げは未定。

中央特別指定席は、単日券は５つのエリアから、通し券は１０のエリアから希望するエリアを選択できる。単日券は１人５枚まで、通し券は１人２連まで購入できる。

ここ数年は入場を待つ観客の列の混雑が深刻で、転倒事故などを防ぐための警備費用が増加している。また、野球の普及、振興や選手育成、けが予防などについて協議している「高校野球２００年構想」の事業費用を確保することが料金引き上げの主な理由。

中央特別指定席を設けるのは、観客の来場時間帯を分散して混雑緩和を図るほかに、遠方のファンが入場券を購入しやすくなり、列に並ぶ必要がなくなるなどの利便性向上が目的。

2018年4月11日　スポーツ報知　ネット配信