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野球部 情報
管理人 / 2018-04-21 02:42:00 No.39668
<春季大会>県大会の組み合わせ決定 昨秋V花咲徳栄、初戦は川越東 V6狙う浦和学院、不動岡と

23日に開幕する春季埼玉県高校野球大会の組み合わせ抽選会が20日、上尾市のスポーツ総合センターで行われ、出場45チームの対戦相手が決定した。昨秋の県大会王者でAシードの花咲徳栄は、初戦の2回戦で川越東と顔を合わせることになった。

同準優勝のAシード市川越は本庄第一とぶつかり、同4強でBシードの山村学園は鷲宮と、同じくBシードの上尾は早大本庄と初戦を争う。このほか同8強のCシード勢は、6連覇を狙う浦和学院が不動岡と、栄北は大宮東と、朝霞は西武文理と、埼玉栄は熊谷工とそれぞれ対戦する。

大会は県営大宮など4球場で実施される。順調に日程を消化すれば、決勝は5月4日に県営大宮で行われる。上位2校が関東大会(5月19〜23日・千葉)に出場する。ベスト16が今夏の第100回全国選手権南埼玉大会・北埼玉大会のシード権を獲得する。

今大会から県大会では初となるタイブレーク制度を導入する。延長十三回からタイブレークで決着がつくまで実施。ただし、決勝戦は適用せずに延長十五回で打ち切り、翌日以降に再試合を行う。再試合ではタイブレーク制度を採用する。

大会は全試合が有料で一般500円、中高生200円。引率された少年野球・中学生チーム(引率者・保護者有料)、障害者(障害者手帳の提示)と介添者1人、小学生以下は無料。

★徳栄軸にシード勢混戦

昨秋王者で投打に整っている花咲徳栄が優勝争いの本命。同準優勝の市川越、Bシードの山村学園と上尾、6連覇を目指す浦和学院らCシード勢が追い掛ける展開だ。だが、シード8校は今年初の公式戦で序盤から波乱が起こる可能性も含む。

秋春連覇を狙う花咲徳栄は安定感のあるエース中田、最速146キロの野村、岩崎の右3枚に左の和田を加えた投手陣が充実している。打線は昨夏も4番を打った野村を軸に3番韮沢、5番羽佐田に勝負強さがあり、打線のつながりは随一。伝統の堅守も健在で、不安要素は見当たらない。

市川越は右腕太賀、左腕和田の2枚看板が軸。小菅、羽田の二遊間と主将の中堅手岡本がセンターラインを固め、守り勝つスタイルが生命線。初戦で当たる本庄第一はエース右腕白山が力強く、投手戦になりそうだ。

浦和学院は左腕佐野、右腕渡邉とプロ注目の両輪が故障で投げられない分、好打者・蛭間を中心とした強力打線で投手陣を援護したい。順当に勝ち進めば、昨秋の準々決勝で完封負けした市川越と準々決勝で再戦の可能性もあり、雪辱を果たす絶好の機会となる。

昨秋34年ぶりに4強入りした上尾は、制球力が売りのエース右腕木村と2年生左腕寺山らがリズムをつくって流れを呼び込みたい。昨夏、秋と2季連続4強の山村学園はエース左腕和田、左下手投げの大木、右の橋本の技巧派投手陣と野邨、深田、木内を中軸にした打線で攻守にバランスがいい。

地区大会から勝ち上がった春日部共栄、聖望学園の実力校はともに不気味な存在。好右腕米倉擁する埼玉栄、エース左腕高木が投打の鍵を握る栄北、上手投げと横手投げを使い分ける軟投派右腕の倉田が面白い朝霞なども上位をうかがう。

★浦和学院、両腕不在で総力戦

6連覇が懸かるCシード浦和学院は左腕佐野と右腕渡邉をけがで欠き、投手陣は苦しい状況だ。だからこそ蛭間主将は「秋はピッチャーに頼ってばかりだった。春は2人に頼らず全員で戦う」と全員野球を強調した。

投手を6人、登録メンバーに入れた森監督は「全員に期待している」と総力を挙げて戦い抜くつもりだ。さらに指揮官は「誰かに頼ることなく、みんなで頑張る。それでどのくらい戦えるか。選手たちを信じている」とチーム全体の奮起に期待を込めた。

2018年4月21日 埼玉新聞掲載

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