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小島和哉 情報
管理人 / 2018-06-06 08:10:00 No.40178
小島和哉 35期 現:早稲田大
早慶戦で志願の連投! ライバルにも響いた早大のエース・小島の熱投

6月6日 これほど寝覚めの悪い優勝もないだろう。東京六大学野球春季リーグ戦で昨秋に続く36回目の優勝を決めていた慶大が、最終週の早慶戦でライバル早大(同率3位)に1勝2敗と負け越した。勝ち点5の完全優勝を逃した上、2回戦から2試合連続零封負けと優勝校として面目丸つぶれではあった。

慶大の大黒柱、郡司裕也捕手は「早稲田から『もっとしっかりやれよ』といわれた気がした」と吐露した。慶大をそんな気持ちにさせたのはエースで主将、早大・小島和哉の熱投かもしれない。1対3で敗れた1回戦は136球で完投負け。9対0で勝った連投の2回戦は7回125球。計261球を投げた。

小島は浦和学院2年でセンバツ優勝投手となった左腕。期待されて早大入りしたが、控えめで自らアピールするタイプではなかった。昨秋、早大は東大と同率5位で70年ぶりの最下位に沈み小島も1勝に終わった。しかし、高橋広監督が主将として再建を託したのが1年のときから手塩にかけて育てた小島だった。

「先発での連投は最近ほとんど見ない。主将の責任感からか気持ちで投げていた。胸がジーンとした」とある早大OB。高校野球では投げすぎへの批判から極力連投は避けるようになった。大学も同様。小島のようなプロ注目の投手は監督も特に気を使うだろう。事実、監督は「投げないと後悔する」という小島の連投志願を一度は止めている。

さすがに3回戦は投げなかったが、「いつでもいくぞ」とばかりブルペンで待機していた。慶大は11日開幕の全日本大学選手権に出場する。「しっかりやれ」と暗に励ましたライバルのためにも、気持ちを切り替えて戦ってもらいたい。 

2018年6月6日 サンケイスポーツ掲載

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