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野球部 情報
管理人 /
2018-07-24 09:40:00
No.40764
浦学5年ぶりV
17点 2度の打者一巡
第100回全国高校野球選手権記念南埼玉大会の決勝が23日、県営大宮球場で行われ、浦和学院が川口を17−5で破り、5年ぶり13度目の夏の甲子園出場を決めた。川口は粘り強く勝ち上がってきたが、初優勝には届かなかった。
★継投で反撃断つ
浦和学院の打線が19安打17点と爆発、たたみかける攻撃で勝負を決めた。
初回、上野の右前適時打や佐野の左犠飛で2点を先制。同点に追いつかれた直後の二回には、中前、矢野の連続安打の後、蛭間がライトスタンドに3点本塁打を放つなど打者一巡の猛攻で5点を挙げた。八回には計11打者の攻撃で5得点。九回にも4得点と最後まで攻撃の手を緩めなかった。
先発の渡邉は140キロ台の直球とスライダーを織り交ぜ八回途中までを3失点で切り抜けた。継投した3人も相手の反撃を断ち切った。
川口は初回に佐藤の左前適時打などで2点を返して同点に追いついた。七回に1点、八回に2点を返したが及ばなかった。先発岩城は序盤に相手打線につかまり降板。終盤に継投した投手も踏ん張れなかった。
★内角狙い撃ち 先制の口火に
浦和学院の上野暖人(3年)が先制の口火を切る右前打を放った。
川口の先発は、外角に逃げるボールが武器の岩城竣介(2年)。初回1死一、二塁、外角のボールをファウルで粘ると、「投げる球がなくなり、内角に来るはずだ」と狙いを定めた。6球目。内角高めに甘く入った直球をコンパクトに振り抜くと、ライナー性の当たりが右前へ飛んだ。
試合前日、ベンチを外れた3年生投手に協力してもらい、外角の際どいコースに対応しながら、甘く入るボールを打ち込み、岩城対策を講じていた。
岩城は「前の試合で完投した疲れが残り、ボールが抜けてしまった」と悔やみ、上野は「チーム全体の練習で取れた得点。狙い通りに打てた」と振り返った。
★8回途中3失点「成長しないと」
浦和学院の先発、渡邉勇太朗(3年)が八回途中まで3失点と好投した。
羽生市出身で「小さい頃から憧れていたユニホームを着て甲子園の舞台に立てることがうれしい」と話す。
2点先制した直後の初回の投球、緊張から体が硬くなり、浮いた球を狙われて同点に追い付かれた。
リリースの瞬間だけ力を入れるように意識し、二回以降は伸びのある直球とコーナーを突くスライダーで川口打線に的を絞らせなかった。
先発した昨夏の決勝は制球が乱れ、五回途中で降板。チームは敗れた。体力不足を痛感し、ランニングやインターバル走を繰り返し、食事量も増やして体重を約10キロ増やし、球速を伸ばした。
この日は疲労が見える八回に連打を浴びて降板した。「もっと成長しないと甲子園では勝てない。完投してチームを勝たせたい」と飛躍を誓った。
★「熱い男」悔しさバネに 浦和学院3年 蛭間拓哉主将
観衆が見守る球場、マウンド上にできた歓喜の輪に飛び込み、左手の人差し指を天に突き上げた。「やった」。チーム一熱い男は満面の笑みを浮かべ、思わず叫んだ。
昨夏の県大会決勝で、花咲徳栄に敗れた悔しさが原動力だ。4番で出場したが、1安打もできずに敗退。勢いに乗った花咲徳栄が甲子園で優勝する様子を、寮の食堂のテレビでチームメートと見ていた。「来年こそは絶対甲子園に」。気持ちは高まる一方だった。
去年の自分たちに何が足りなかったのか−。新チームの主将を任され、悩み抜いた。これまで下級生がやっていた掃除や片づけの雑用に一緒に取り組み、プレーで引っ張るだけでなく、生活面でも模範になろうとした。
目指したのは勝利を目指す姿だった。遊撃手の中前祐也(2年)は「チームの中心として自分たちを引っ張ってくれた」と主将を慕い、下級生の間に「3年生を勝たせたい」という思いが浸透していった。
この日は3点本塁打を放つなど、文字通り「チームを引っ張る」活躍を見せた。「甲子園でもフルスイングで頂点を狙います」。夏の甲子園の舞台から5年間遠ざかっていた名門をまとめる主将の次の戦いが始まる。
★甲子園で初V目指す
浦和学院・森士監督
「選手たちに感謝したい。甲子園では一戦一勝で戦い、県勢として連覇を、学校として初の優勝を目指す」
★最後までよく戦った
川口・鈴木将史監督
「ここまで来て勝てなかったのは悔しい。一回裏に点を取り返せたのはよかった。選手は最後までよく戦った」
2018年7月24日 読売新聞埼玉版掲載
Re: 野球部 情報
管理人 /
2018-07-24 09:42:00
No.40765
浦学が5年ぶり甲子園 川口圧倒、13度目
第100回全国高校野球選手権記念埼玉大会は二十三日、さいたま市の大宮公園球場で南大会の決勝があり、浦和学院が17−5で川口を圧倒し、5年ぶり13度目の甲子園出場を決めた。ノーシードから勝ち上がり、初の甲子園を目指した川口は強豪校の前に屈し、あと一歩及ばなかった。
浦和学院は一回、上野暖人選手(三年)の適時打などで2点を先制。同点に追い付かれた直後の二回は、1点を勝ち越すと、主将の蛭間拓哉選手(三年)が豪快な3点本塁打を放って大量点の口火を切った。終盤も攻撃の手を緩めず、計19安打で17点を奪った。先発の渡辺勇太朗投手(三年)は直球が走り、八回途中まで熱投。その後は三人の継投で逃げ切った。
川口は一回、佐藤隼選手(三年)の適時打などで2点を奪って同点としたが、二回の5失点で劣勢に立たされた。二回以降は打線が好機を作れず沈黙。七回に1点、八回に2点を返すのがやっとだった。
二十四日は同球場で北大会の決勝があり、花咲徳栄と上尾が対戦する。
◆監督の談話
<浦和学院・森士監督> 二回に5点を取って試合を優位に進められた。甲子園では投手陣が総動員となり、守備を固めて1点を取りに行く野球をしていく。
<川口・鈴木将史監督> 選手がよく最後まで戦ってくれた。学校の歴史を動かすことができたと思う。
2018年7月24日 東京新聞埼玉版掲載
Re: 野球部 情報
管理人 /
2018-07-24 10:27:00
No.40766
浦学着実、5年ぶりV 川口粘り及ばず 高校野球
南埼玉84チームの頂点に浦和学院が上り詰めた。23日、埼玉県営大宮球場で決勝があり、浦和学院がノーシードから勝ち上がった川口を17―5で破って5年ぶり13回目の優勝を果たした。浦和学院は兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で8月5日に開幕する全国選手権に出場する。
★力まず決めた一撃 蛭間拓哉主将
試合を決めたのは、リーダーの一撃だった。二回2死一、二塁、浦和学院の中堅手・蛭間拓哉主将(3年)が、相手の直球をとらえ右越え3点本塁打。大きく息を吐き、淡々とダイヤモンドを回った。安堵(あんど)したようにも見える表情で。一気に流れを引き寄せた。
1年から4番に座り、現在は3番として中軸を担う。高校通算27本塁打。森士(おさむ)監督も「彼の思いやプレーが、チームにいい影響を与える」と認める存在だ。春の県大会決勝では、九回裏に同点本塁打を放ち6連覇に導いた。
だが、この夏、その力はなりを潜めていた。2月に痛めた腰が治らず、今大会直前は「今までで一番状態が良くない」ともらした。試合前に痛み止めを飲み、試合後に痛みに耐える日々。打席では力みが出て、満足できずにいた。初戦は内野安打が1本で、本塁打にはほど遠かった。
チームも力を出し切れなかった。初戦後のミーティングで、選手全員で課題を紙に書き出して共有した。チームをまとめるための策で、蛭間君は「常に冷静に周りを見られるように」と書いた。
2日前の準決勝で腰の痛みが悪化した。
それでも、「これは神様がくれたのかも」。決勝は痛みがあるからこそ、力まず軽やかなスイングになった。「けがではなく、最後は自分との勝負」と言い続けてきた蛭間君らしい前向きな発想の転換だった。
「最後にチームもまとまり、自分も打つことができた。ほっとしました」
自らに課してきた目標は「チームを勝たせる主将になる」。言葉通り、自ら引き寄せた5年ぶりの夢の舞台で全国制覇を目指す。「とにかくフルスイングで甲子園でも本塁打が出せれば。この代で『革命』を起こします」
2018年7月24日 朝日新聞埼玉版掲載
Re: 野球部 情報
管理人 /
2018-07-24 19:43:00
No.40768
浦学、圧勝V 5年ぶり夏の甲子園へ /埼玉
浦和学院が昨夏の決勝戦敗退の悔しさをバネに84チームの頂点に立った。県営大宮公園野球場で23日に行われた第100回全国高校野球選手権記念大会の南埼玉大会決勝は、浦和学院が川口を投打で圧倒。17−5で降し、5年ぶり13回目の夏の甲子園出場を決めた。ノーシードから勝ち上がった川口はシード校を相次いで破る旋風を巻き起こしたが、あと一歩及ばなかった。甲子園は8月5日に開幕し、浦和学院は昨年の花咲徳栄に続く県勢連覇を目指す。
試合は序盤から動いた。一回表、浦和学院が4番・上野暖人の右前適時打と5番・佐野涼弥の犠飛で2点を先制。川口もその裏すぐに反撃し、5番・佐藤隼の左前適時打などで同点に追いついた。
流れが変わったのは二回。2死一、二塁で浦和学院の主将・蛭間拓哉が右翼越えの3点本塁打を放ち、この回5点を挙げて川口を突き放した。
浦和学院の先発投手・渡辺勇太朗は立ち上がりこそボールが先行したものの、二回から六回まで無失点の好投。森士(おさむ)監督は「蛭間の本塁打は非常に大きい一発だった。(勝ち越した後の)次の回から渡辺がきっちり守り、試合の流れができた」と振り返る。
川口も春の県大会を制した浦和学院相手に、七回に1点、八回に2点を返した。川口の主将・安西友紀は「(相手投手は)球が速くて切れも良かったが、手も足も出ないわけではなかった。どの球を打っていくかチームで話し合った」。それでも、継投で逃げ切りを図る浦和学院投手陣を打ち崩せなかった。
浦和学院は終盤の八、九回、佐野の中前適時打や8番・畑敦巳の右前適時打で計9点を追加して試合を決めた。蛭間は「つらい練習もあったし、主将としてチームをまとめられないこともあったが、最後には総合力で優勝できた。甲子園では泥臭いながらも全力でプレーしたい」と力を込めた。
★故郷石巻の両親に
「ショートが動いていないぞ!」。浦和学院の阿部鳳稀(ふうき)(3年)は、一塁コーチとしてチームを鼓舞し続けた。東日本大震災で被災した宮城県石巻市の出身。小学生時代、交流支援で石巻を訪れた浦和学院野球部と出合い、「強い学校で野球をしたい」と門をたたいた。二塁手だが、今大会はレギュラーの座を奪われた。裏方としてチームを支え、優勝に貢献したが、送り出してくれた両親のためにも活躍する姿を見せたいという。「甲子園までにレギュラーを取り返し、被災地に元気を届ける」と笑顔を見せた。
■夏の球跡
神様がくれた痛み 浦和学院3年・蛭間拓哉主将
二回表2死一、二塁。巡ってきた好機。待っていた直球が来た。「センターを目がけて打とう」。バットを振り抜くとボールは右翼を越え、自身にとって今大会初の本塁打となった。
プロ注目の強打者だが、2月から腰の痛みに悩み続けた。主将でありながらチームを離れることも多く、仲間には常に申し訳ない気持ちがあったという。
春の県大会に続き、今大会も腰にコルセットを巻いて試合に臨んだ。痛みを我慢しながら勝ち進んだが、準決勝の聖望学園戦後は耐えられず、決勝まで練習が全くできなかった。それでも「力が抜けていいかな」と前向きに考え、下を向かなかった。
この日、打席に入る前、「打ちたい」と考えてスイングに力が入っていたことに気づいた。打席では息だけをして球を待った。右翼を越えていく白球を眺めながら「神様がくれた痛みなのかな。今までやってきてよかった」と思った。「浦学の看板を背負っている。甲子園では全力プレーで全国制覇を目指す」。熱い戦いはまだ続く。
★両監督の話
投打に成果出た 浦和学院・森士(おさむ)監督
二回の蛭間の3点本塁打が試合の流れを大きく変えた。その後、渡辺が無失点に抑えてリズムができた。(4年連続で夏の甲子園出場を逃し)甲子園にはもう行けないという不安もあった。成果を出した選手たちに感謝したい。
最後まで戦った 川口・鈴木将史監督
選手はよく頑張り最後まで戦った。二回に大量点を奪われたが、その後、慌てずに取り返した。浦和学院は打線が上位から下位まで切れ目がなかった。甘いボールを逃さず、一枚上手だった。
★清水勇人・さいたま市長の話
初の全国制覇を
チーム一丸となって持てる力を存分に発揮し、選手権全国初制覇を成し遂げることを129万さいたま市民の皆様とともに祈っています。
2018年7月24日 毎日新聞埼玉版掲載
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17点 2度の打者一巡
第100回全国高校野球選手権記念南埼玉大会の決勝が23日、県営大宮球場で行われ、浦和学院が川口を17−5で破り、5年ぶり13度目の夏の甲子園出場を決めた。川口は粘り強く勝ち上がってきたが、初優勝には届かなかった。
★継投で反撃断つ
浦和学院の打線が19安打17点と爆発、たたみかける攻撃で勝負を決めた。
初回、上野の右前適時打や佐野の左犠飛で2点を先制。同点に追いつかれた直後の二回には、中前、矢野の連続安打の後、蛭間がライトスタンドに3点本塁打を放つなど打者一巡の猛攻で5点を挙げた。八回には計11打者の攻撃で5得点。九回にも4得点と最後まで攻撃の手を緩めなかった。
先発の渡邉は140キロ台の直球とスライダーを織り交ぜ八回途中までを3失点で切り抜けた。継投した3人も相手の反撃を断ち切った。
川口は初回に佐藤の左前適時打などで2点を返して同点に追いついた。七回に1点、八回に2点を返したが及ばなかった。先発岩城は序盤に相手打線につかまり降板。終盤に継投した投手も踏ん張れなかった。
★内角狙い撃ち 先制の口火に
浦和学院の上野暖人(3年)が先制の口火を切る右前打を放った。
川口の先発は、外角に逃げるボールが武器の岩城竣介(2年)。初回1死一、二塁、外角のボールをファウルで粘ると、「投げる球がなくなり、内角に来るはずだ」と狙いを定めた。6球目。内角高めに甘く入った直球をコンパクトに振り抜くと、ライナー性の当たりが右前へ飛んだ。
試合前日、ベンチを外れた3年生投手に協力してもらい、外角の際どいコースに対応しながら、甘く入るボールを打ち込み、岩城対策を講じていた。
岩城は「前の試合で完投した疲れが残り、ボールが抜けてしまった」と悔やみ、上野は「チーム全体の練習で取れた得点。狙い通りに打てた」と振り返った。
★8回途中3失点「成長しないと」
浦和学院の先発、渡邉勇太朗(3年)が八回途中まで3失点と好投した。
羽生市出身で「小さい頃から憧れていたユニホームを着て甲子園の舞台に立てることがうれしい」と話す。
2点先制した直後の初回の投球、緊張から体が硬くなり、浮いた球を狙われて同点に追い付かれた。
リリースの瞬間だけ力を入れるように意識し、二回以降は伸びのある直球とコーナーを突くスライダーで川口打線に的を絞らせなかった。
先発した昨夏の決勝は制球が乱れ、五回途中で降板。チームは敗れた。体力不足を痛感し、ランニングやインターバル走を繰り返し、食事量も増やして体重を約10キロ増やし、球速を伸ばした。
この日は疲労が見える八回に連打を浴びて降板した。「もっと成長しないと甲子園では勝てない。完投してチームを勝たせたい」と飛躍を誓った。
★「熱い男」悔しさバネに 浦和学院3年 蛭間拓哉主将
観衆が見守る球場、マウンド上にできた歓喜の輪に飛び込み、左手の人差し指を天に突き上げた。「やった」。チーム一熱い男は満面の笑みを浮かべ、思わず叫んだ。
昨夏の県大会決勝で、花咲徳栄に敗れた悔しさが原動力だ。4番で出場したが、1安打もできずに敗退。勢いに乗った花咲徳栄が甲子園で優勝する様子を、寮の食堂のテレビでチームメートと見ていた。「来年こそは絶対甲子園に」。気持ちは高まる一方だった。
去年の自分たちに何が足りなかったのか−。新チームの主将を任され、悩み抜いた。これまで下級生がやっていた掃除や片づけの雑用に一緒に取り組み、プレーで引っ張るだけでなく、生活面でも模範になろうとした。
目指したのは勝利を目指す姿だった。遊撃手の中前祐也(2年)は「チームの中心として自分たちを引っ張ってくれた」と主将を慕い、下級生の間に「3年生を勝たせたい」という思いが浸透していった。
この日は3点本塁打を放つなど、文字通り「チームを引っ張る」活躍を見せた。「甲子園でもフルスイングで頂点を狙います」。夏の甲子園の舞台から5年間遠ざかっていた名門をまとめる主将の次の戦いが始まる。
★甲子園で初V目指す
浦和学院・森士監督
「選手たちに感謝したい。甲子園では一戦一勝で戦い、県勢として連覇を、学校として初の優勝を目指す」
★最後までよく戦った
川口・鈴木将史監督
「ここまで来て勝てなかったのは悔しい。一回裏に点を取り返せたのはよかった。選手は最後までよく戦った」
2018年7月24日 読売新聞埼玉版掲載