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野球部 情報
管理人 / 2018-08-29 13:46:00 No.41305
“大谷2世”浦学・渡辺 大学生に3失点でもスカウト熱視線のワケ

打たれても評価を上げた。28日、9月3日開幕のU18アジア選手権に臨む高校日本代表の壮行試合(対大学日本代表)に登板した渡辺勇太朗(浦和学院)だ。

四回に2番手でマウンドに上がると、先頭の勝俣翔貴(国際武道大)にソロ本塁打を被弾。その後も連打を食らって3失点と精彩を欠き、本人は「試合前のバッティング練習のときから“やべえな”と思っていた。全体的に打ち損じが少ない。いい勉強になりました」と脱帽した。

今夏の甲子園では、初戦から2試合連続無失点の好投。準々決勝の大阪桐蔭戦では6安打4失点で六回途中KOされたものの、プロには高く評価されている。大阪桐蔭に敗れた試合後、「上のレベル、プロ野球でもう1段階、筋力と体力をつけて球威も球速もアップさせたい」とプロ志望を明言した渡辺にこの日もネット裏から熱視線を送っていたセ・リーグの球団スカウトはこう言った。

「大谷翔平タイプ。もちろん二刀流じゃなく投手としてだけどね。体が大きく馬力があるタイプでありながら、投球動作が柔らかくてムダがない。非常にポテンシャルの高い選手です。(今年の)春に右肘をケガしているため、持っているパワーに体がまだついていっていないけど、裏を返せば伸びしろがある。プロでじっくり育てたらすごい選手になると思う」

渡辺自身、憧れの選手に大谷を挙げている。

楽天の仁村徹スカウト部副部長もこう言う。

「長身で手足が長いのに腕のたたみ方がうまい。並の投手は開きが早くなってしまうけど、それがない。今年は根尾、藤原、小園といった高校生で魅力的な野手が多いが、ドラフト1位で投手を狙う球団はおそらく取りに来る。1発目の指名で競合があれば、外れ1位で(名前を)呼ばれる可能性は非常に高い」

190センチ、90キロと恵まれた体格を持つ渡辺。本人はすでに「上のレベル」を見据えた準備を始めている。渡辺が言う。

「今日のテーマはどれだけストライクが通用するか、ということ。ツーシームは木のバットでも右のインコースに使えるなと、自信になった。上の世界でも通用するよう、例えば(打者に)ストライクからボールになる球を振ってくれずに自分が崩されても、立て直して厳しいボールに手を出してくれるような投球術を身につけたい。そのためにもフォームの修正、リリースのタイミングを直したい」

どこの球団が大谷2世を手にするか。

2018年8月29日 日刊ゲンダイDigital掲載

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