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小島和哉 情報
管理人 / 2018-09-23 00:27:00 No.41680
小島和哉 35期 現:早稲田大
天敵を打ち崩す!小島完投で立大に先勝/立大1回戦

開幕カードの法大戦で勝ち点を得ることができなかった早大。優勝するためにはもう負けられない状況の中で、この日は相性の悪い立大に挑んだ。厳しい展開が予想されたが、初回に先制点を奪うと、その後も攻撃の手を緩めず立大のエース田中誠也(3年)をマウンドから引きずり下ろす。投げては小島和哉主将(スポ4=埼玉・浦和学院)が9回1失点完投と貫禄を見せ、チームを3季ぶりとなる立大戦勝利に導いた。

先発のエース小島は初回に1死から連打を浴び、早くもピンチを迎える。?橋広監督(昭52教卒=愛媛・西条)が「2点でもちょっと厳しい」と話す難敵・田中誠を相手に先制点を許すことは命取りとなる、重要な場面。しかし、バッテリーは冷静だった。「真っすぐを張っていた感じがあったので、変化球で打ち取りにいくのが一番かな」(岸本朋也副将、スポ4=大阪・関大北陽)。「一番自信があった球種」(小島)のスライダーを続けてクリーンアップから連続三振を奪い、無失点で初回を終えた。するとその裏、打撃陣が2死一、三塁の好機をつくり、打席には岸本が入る。1―1からの3球目、高めの直球を振り抜くと、打球は詰まりながらも中前にポトリと落ちる先制適時打に。ロースコアが予想された本試合において非常に大きな意味を持つ、先制点を奪うことに成功した。

次に試合が動いたのは5回裏。1死から西岡寿祥(教4=東京・早実)がこの日2本目の中前打を放つと、その後、連続四死球で満塁の好機をつくる。ここでまたも岸本が、前進守備を敷いていた三塁手の横を抜ける左前適時打を打つ。ここで田中誠はマウンドを降り、5回途中にしてノックアウトとなった。さらに代わった2番手の江口奨理(3年)から2つの押し出し四球を選んで2点を奪い、立大を突き放す。7回には、この日リーグ戦初スタメンに抜てきされた金子銀佑(教2=東京・早実)の犠飛でだめ押しに成功し、試合を決定付けた。一方の小島は危なげない投球を続ける。威力ある直球にキレ味鋭いスライダーやチェンジアップを織り交ぜ、立大打線を寄せ付けない。6回こそ1点を失ったが、球数が100球を超えた8、9回で計5つの三振を奪うなど、最後まで球威は衰えず9回1失点完投。自己最多タイとなる13もの三振を奪う、文句のつけどころのない投球で勝利を飾った。

ここまで黒星を重ねてきた田中誠に、ようやく雪辱を果たしたこの日。開幕カードの法大戦では全3試合に登板しながら、勝ちがつかなかったエースが収めた完投勝利は、チームに勢いをつけるだろう。「今までの結果はあまり良くなかったんですけど、しっかりと対策を練ってやってきた」と池田賢将(スポ4=富山・高岡南)も話すように、徹底した対策も功を奏した。「きょうみたいにいい試合をして、いいかたちで勝ち点を取りたい」(西岡)。あすも全身全霊をかけて、難敵との戦いに臨む。

★小島和哉主将(スポ4=埼玉・浦和学院)コメント

――大事な立大戦を先勝しました

先々週の法大戦で情けなかったので、勝ててよかったです。

――1回はピンチの場面でもスライダーを続けましたが、そこは決めていたのですか

そういうわけではないのですが、一番自信があった球種でした。

――その後は直球も増えていきました

そうですね。きょうは真っすぐとカット(ボール)がよかったので、うまく攻められてよかったです。

――あす以降に向けてお願いします

あしたも勝てるように頑張ります。

2018年9月22日 早大スポーツ掲載 一部抜粋

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