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サッカー部 情報
管理人 / 2019-02-11 14:02:00 No.42495
森山泰行氏 前・浦和学院高校サッカー部監督
元Jリーガー 森山さん 現役再挑戦
出番だ 49歳スーパーサブ JFLのマルヤス岡崎

サッカーJリーグの名古屋グランパスやFC岐阜などで活躍した元日本代表FWの森山泰行さん(49)が今季、社会人チームのFCマルヤス岡崎(愛知県岡崎市)で現役復帰することが分かった。「笑われてもいい。それでチームや地域に貢献できるなら」と話す森山さん。指導者として高校生と向き合った5年間が、50歳を目前にしての再挑戦を決意させた。

きっかけは昨夏。マルヤスから強化担当就任のオファーを受けた。浦和学院高校(さいたま市)でサッカー部監督を務めるのはこの春までと既に決まっており、行く末を熟慮していた。

2014年から指導する部員には「誰かのために頑張ろう」と繰り返し伝えていた。献身を求め、家族やチームメートへの感謝を重視してきた。「思えば現役時代は人を押しのけて活躍することばかり考えていた。自分に出来ないことを押しつけてきたんじゃないか」と思い返した。

新たな道で「自分が人に喜んでもらえることは何か」。自問した答えが現役復帰だった。選手獲得など強化の仕事と並行してのプレーを申し入れ、了承を得た。

マルヤスは自動車部品メーカーの実業団を母体に50年余の歴史があり、現在はアマチュア最高峰の日本フットボールリーグ(JFL)を戦う。社員選手だけでなくプロ契約の元Jリーガーも多い。体重を10キロ絞ったとはいえ、本格的にボールを蹴るのは08年の引退以来10年ぶり。ゴールはもとより、出場までの壁も厚い。

でも、困難な挑戦には慣れている。日本人の海外移籍がほとんどなかった1998年、欧州スロベニアにプレーの場を求めた。日本に戻ってからは故郷のFC岐阜で社会人リーグからJリーグまで駆け上がる経験もした。復帰の意向を妻に打ち明けると、「久しぶりに面白いことを言ったね」と背中を押された。

試合終盤に投入され、短時間でゴールを決めるスーパーサブとして名をはせた。「瞬時の反応を取り戻せればチャンスはある。この年で背番号をくれるクラブに感謝したい」。合流する日を、ドキドキしながら待っている。

2019年2月11日 中日新聞掲載

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