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2019-04-25 01:13:00
No.43005
【春季県大会】
叡明が浦学下す ベスト16出そろう
第4日は2回戦の残り8試合を行い、今夏の第101回全国高校選手権埼玉大会のシード権を手にする16強が出そろった。
叡明は大月の先制2ランで奪ったリードを右横手投げの滝口が1失点で守り抜き、7連覇を狙った浦和学院を2−1で破った。浦和学院が夏のシード権を逃したのは1985年以来、34年ぶりで、91年秋に森監督が就任してからは初。
★「心の弱さ」に屈す 浦和学院
浦和学院が秋季県大会に続く2回戦敗退。指揮官就任後、初めて夏のシード権を逃した森監督は「一からやり直し」とショックを隠せなかった。
想定していなかった叡明の横手投げ右腕を攻略できなかった。内角攻めに手を焼き、安打がなかなか出ず、当てにいった打撃で内野ゴロを打たされる悪循環。バットを強く振り切ることができずに、いい当たりでも外野フライ。相手の術中に完全にはまってしまった。
消極的だったのは投手も同じ。五回に先発の左腕下薗が「縮こまり、腕が振れなかった」というチェンジアップを左翼席に運ばれた。「例年より力が劣るとは思わない。その力を発揮できないメンタルが問題」と森監督。主将の中前は「自分たちの(心の)弱さを何とか変えていかないと」と必死に声を振り絞った。
★「攻め」貫き輝く1勝 叡明
春夏秋通じ県大会8強が最高成績の叡明が浦和学院の7連覇を阻んだ。中村監督は「(以前監督を務めていた)栄東時代を含めて、浦和学院さんに初めて勝った。まさか勝てるなんて」と、興奮を抑え切れなかった。
“金星”を呼び込んだのは積極的な投打だ。
まずは右横手投げの滝口が強力打線を封じ込めた。「対強豪校の秘密兵器」と中村監督に自信を持って送り込まれた背番号11が死球を恐れない内角攻めを主体に、外に逃げるスライダーとシンカー、緩いチェンジアップで凡打のヤマを築く。5死球、1四球で走者を出しても「四死球が多いタイプなので、慌てることもない」と堂々と被安打5で1失点に抑えた。
力投に勇気をもらったのが2番大月。0−0の五回1死一塁で
「当てにいかずにとにかく思い切り振った」と左翼席へ放り込んだ2ランが公式戦初本塁打。前年王者を相手にも縮こまることなくフルスイングを貫いた。
2015年の校舎移転と校名変更後、チームは着実に力を付けてきた。主将の那須は「ここで終わりじゃない」と気を引き締めたが、大きな大きな1勝を手にしたことは間違いない。
2019年4月25日 埼玉新聞掲載 一部抜粋
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叡明が浦学下す ベスト16出そろう
第4日は2回戦の残り8試合を行い、今夏の第101回全国高校選手権埼玉大会のシード権を手にする16強が出そろった。
叡明は大月の先制2ランで奪ったリードを右横手投げの滝口が1失点で守り抜き、7連覇を狙った浦和学院を2−1で破った。浦和学院が夏のシード権を逃したのは1985年以来、34年ぶりで、91年秋に森監督が就任してからは初。
★「心の弱さ」に屈す 浦和学院
浦和学院が秋季県大会に続く2回戦敗退。指揮官就任後、初めて夏のシード権を逃した森監督は「一からやり直し」とショックを隠せなかった。
想定していなかった叡明の横手投げ右腕を攻略できなかった。内角攻めに手を焼き、安打がなかなか出ず、当てにいった打撃で内野ゴロを打たされる悪循環。バットを強く振り切ることができずに、いい当たりでも外野フライ。相手の術中に完全にはまってしまった。
消極的だったのは投手も同じ。五回に先発の左腕下薗が「縮こまり、腕が振れなかった」というチェンジアップを左翼席に運ばれた。「例年より力が劣るとは思わない。その力を発揮できないメンタルが問題」と森監督。主将の中前は「自分たちの(心の)弱さを何とか変えていかないと」と必死に声を振り絞った。
★「攻め」貫き輝く1勝 叡明
春夏秋通じ県大会8強が最高成績の叡明が浦和学院の7連覇を阻んだ。中村監督は「(以前監督を務めていた)栄東時代を含めて、浦和学院さんに初めて勝った。まさか勝てるなんて」と、興奮を抑え切れなかった。
“金星”を呼び込んだのは積極的な投打だ。
まずは右横手投げの滝口が強力打線を封じ込めた。「対強豪校の秘密兵器」と中村監督に自信を持って送り込まれた背番号11が死球を恐れない内角攻めを主体に、外に逃げるスライダーとシンカー、緩いチェンジアップで凡打のヤマを築く。5死球、1四球で走者を出しても「四死球が多いタイプなので、慌てることもない」と堂々と被安打5で1失点に抑えた。
力投に勇気をもらったのが2番大月。0−0の五回1死一塁で
「当てにいかずにとにかく思い切り振った」と左翼席へ放り込んだ2ランが公式戦初本塁打。前年王者を相手にも縮こまることなくフルスイングを貫いた。
2015年の校舎移転と校名変更後、チームは着実に力を付けてきた。主将の那須は「ここで終わりじゃない」と気を引き締めたが、大きな大きな1勝を手にしたことは間違いない。
2019年4月25日 埼玉新聞掲載 一部抜粋