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野球部 情報
管理人 / 2019-05-11 10:09:00 No.43148
浦和学院(埼玉)編「好投手を輩出し続ける投手王国・浦和学院のつながり」

★センバツに強い浦和学院

夏の甲子園では花咲徳栄に全国制覇を先に越されたものの、2013年センバツでは優勝を果たしている浦和学院。卒業生のつながりをチェックしていこう。

浦和学院が甲子園の常連校となった歴史を紹介したい。浦和学院が初めて甲子園に出場したのは1986年の夏。初戦の泉州を10対3で下し全国初勝利を掴むと一気に勝ち進み、初出場ながらベスト4に進出した。

1991年の夏に現監督の森士が指揮を執り秋季関東大会でベスト4に入り初のセンバツ出場を決めると、そのセンバツではベスト4に入る。その後、甲子園の常連校となり2013年には後にロッテからドラフト3位で指名された小島和哉(早稲田大学)が2年生エースとしてチームを引っ張り、悲願の甲子園優勝を決めた。

浦和学院はセンバツに強く、出場した全10回中ベスト8が3回、ベスト4が2回、優勝1回と好成績を残している。夏の甲子園では大会序盤での敗退が多いが、2018年の夏の甲子園では、渡邉勇太朗(現:埼玉西武ライオンズ)の好投でベスト8を決めた。

これまで浦和学院の歴史を紹介したところで昨年のチームを紹介する。

新チームが始まり迎えた秋季大会では、県大会準々決勝までコールドで勝利し順調のスタートを切っていたが準々決勝の市立川越戦ではチャンスをものに出来ず1対0の完封で敗北しセンバツ出場を逃してしまった。

リベンジの春季大会では、準々決勝で再び市立川越と対戦し3対0で破り雪辱を果たした。その後、勝ち進み花咲徳栄との決勝戦では蛭間拓哉(現:早稲田大学)が9回の土壇場で本塁打を放ち同点にすると、勢いそのままサヨナラで勝利し、春季大会6連覇を果たし埼玉県の王者へ返り咲いた。

埼玉県第1位代表として迎えた春季関東大会では、初戦の千葉黎明戦では県大会では故障でベンチ外だった渡邉が好投を見せ勝利。続く健大高崎戦では敗れるものの最大5点差を追いつき夏に向けて収穫のある大会となった。

盤石の体制で迎えた夏の大会、圧倒的強さを見せ悲願の5年ぶり夏の甲子園出場を決めた。

ついに迎えた甲子園大会、初戦では4投手の継投で仙台育英打線を無失点に抑え6年振りに初戦突破する。3回戦の二松学舎大附戦では渡邉投手が完封の好投でベスト8進出を決めた。準々決勝ではセンバツ王者大阪桐蔭と対戦。3投手をつぎ込む総力戦で勝利を目指したが大阪桐蔭打線を抑えることが出来ず10失点を喫してしまい敗北してしまった。

そして迎えた最後の公式戦である福井国体。
雨の影響で準決勝、決勝戦がなくなり浦和学院にとって最後の試合となった報徳学園戦ではサヨナラで勝利して最後の大会を終えた。

今年のチームは34年ぶりに夏の大会ノーシードという苦しい戦いとなってしまったが、悲願である夏の甲子園優勝に向け豊富なコーチ陣と森監督の指揮のもと、混戦の埼玉を勝ち進み甲子園での躍動に期待したい。

2019年5月11日 高校野球ドットコム掲載

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