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榊原翼 情報
管理人 / 2019-06-19 23:07:00 No.43482
榊原翼 37期 現:オリックス
オリックス榊原「鳥肌」憧れ巨人相手に力投も涙

オリックス榊原翼投手が憧れのチームを相手に堂々の投球でチームに勝利をもたらした。

3点リードの4回1死から岡本にバックスクリーンへのソロを浴びたが、6回までは3安打1失点と試合を作った。好投を続け、7回無死一塁の場面。打席には野球を始めるきっかけとなった巨人阿部が立ちはだかった。「鳥肌がたちました」。1ボールからの2球目、内角へ149キロの渾身の直球をとらえられた。「最初入ったと思ったんですけど、なんとか押していけました」。結果は右飛。榊原に軍配が上がった。

榊原と阿部は同じ千葉出身。中学3年時に共通の知人を介し、榊原の地元・銚子のお好み焼き店に阿部が訪れた機会を狙い、サインをもらいにいった。試合前日18日は阿部のもとにあいさつに訪れ「僕のことを覚えていてくれていました。夢の夢だったので、対戦できたら持ち味を出していきたい」。持ち味の躍動感たっぷりのボールで憧れの人をねじ伏せた。

小学校6年時に作成した卒業記念のDVDに「僕の将来の夢は巨人にドラフト1位で入ってエースになることです」と話していたほどの憧れのチーム。プロの舞台で敵チームの先発投手として巨人打線を相手に堂々立ち向かっていった。

阿部を抑えた直後、昨季までチームメートだった中島に同点2ランを被弾。直後に降板した。悔しさからかマウンド上で目を潤ませた。「かなり意識して浮かないようにしたんすが…。7回はしっかり投げきりたかった」と悔やんだ。

榊原の好投に打線が奮い立った。同点の8回1死満塁から小田が犠飛で勝ち越しに成功。小田は榊原の好投に「投手に苦しい思いをさせてきた」とバットで援護。借金を再び1ケタの「9」とした。

◆オリックスの本格派右腕
リーグ最下位に沈むオリックスだが、先発投手にはポテンシャルの高い若手右腕がそろう。今季から先発に再転向した3年目山本は、ここまで11試合に登板し、防御率は12球団トップの1.85。打線の援護なく3勝ながら、150キロ台の真っすぐと高速フォーク、カットボールで抜群の安定感をみせる。同じく3年目の山岡は昨季7勝12敗も、今季は開幕投手を務め、すでに5勝をマーク。身長172センチと小柄だが、躍動感あふれるフォームで次世代のエースとして期待がかかる。2年目のK−鈴木は規定投球回に未達ながら、ここまで7戦に先発し、防御率2.97。まだまだ粗削りだが、186センチの長身から投げ降ろす150キロ超の直球が持ち味。榊原を含め、若い本格派右腕の宝庫といえる。

2019年6月19日 日刊スポーツ ネット配信

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