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サイレントナイト、ホーリーナイト
ライオンのみさき / 2006-12-27 15:34:00 No.1036
 その日――
 すでに日の落ちかけた空気は冷たく吐く息も白くなるけれど、心が浮き立つようないろいろの音楽があちこちから耳に届き、足早に行きかう人々を色とりどりのイルミネーションが鮮やかに染め上げる……。
 そうした、普段とは明らかに異なる雰囲気の雑踏を横目に、歩道の端に立つ二つの人影があった。
「日本人てやつは、自分とこの宗教でもないってのに、何だって、こんなに大騒ぎしてやがんだ?」
 そう言った男の顔立ちは注意してみれば、なるほどこの国の人間のものではなかったが、ハンチング帽を目深にかぶり、また寒い中コートの襟を立てて、ごく自然に顔を隠していたうえに、やや小柄な体格に身につけたものも地味めで、人の注意を引きつけるものは何もなく、それと気づく者もそうそういそうになかった。また、口から漏れたその言葉も鮮やかな日本語で、完全に違和感なくこの場所にとけ込んでいた。
「お祭りなら、何でも大好きだから。独自のものにはなっちゃってるけどね――他にも、バレンタインとかもすごく盛んだし、この頃じゃ、ハロウィンも一般的になってきたみたいだし……まあ、サン・ジョルディの日なんかは、本屋さんで宣伝してる割にさっぱり定着しちゃいないけど ・ ・ ・ ・ 」
 どこかのんきな口調で答えたもう一人は、こちらは一見して日本人にしか見えない、明るい眼をした若者だった。黒い皮ののライダースーツに、首には赤いマフラーを巻いている。
 風体といい、雰囲気といい、どこにもつながりがなさそうな二人だったが、交わされる言葉やそこに流れる空気は意外にもごく近しい間柄を示していた。
「ふん……」
 あきれたように、または感心したように男の方が鼻を鳴らすと、若者はさらに、
「それに、もともと八百万とか神様がいたそうだからね……もう、あとひとりやふたりや千人くらい増えたって、変わんないんじゃないかな?」
 ――ひとりふたりから、またいきなり増えやがったな……。
 半ば口の中でそう呟いた男は、続けて、そちらははっきり声に出して、
「だがま、そういう宗教的にいい加減なこの国みたいのの方が、案外俺たちのようなのにはいやすいのかもな……」
「ふうん、そう?」
 明らかに深くは考えていなさそうな軽い調子で受けたあと、若者は尋ねた。
「で、分かったの?」
「ああ。ここまで来てぷっつり足取りが途切れたが、この街に潜り込んでるのは、まちがいない。詳しい居所はまだだが――15、6人てとこだな。それが近く、一斉に何かやらかそうとしてる……」
「いったい、何をするつもりなんだろう?」
「それもはっきりせんが……最悪のケースとして考えられるのは、無差別テロのたぐいだな。利口なやり方じゃないし、そうメリットがあるとも思えんが、潰された組織の逃げ延びた連中なんてのは、やけ起こして何やり出すかしれたものじゃない」
「それは大変だね。早く捕まえないと」
 言葉と裏腹に、口調はあいかわらずどこかのんびりしていた。かと言って、真剣味がないというわけでもないらしい。つまりは、これが普段の調子なのだった。
「そういうことだな。俺はこれから、この地区担当のDFのやつらや人間の情報屋連中に当たってみるが、おまえはどうする?」
「じゃあ、僕はもうしばらく街の中を見て回るよ。パトロール。何があるか分からないんだから、そういうのも必要でしょ」
「だな――そうしてくれ。何かネタをつかんだら、すぐ連絡する。おまえの方も、なんかあったら……」
「うん、分かった」
「気をつけろよ、マーク」
「チップもね。じゃあ」
 手を挙げると、若者はそばに駐めてあったバイクにまたがって走り去り、別の方向へと歩き出した男と別れた。

 大通りから一つ引っ込んだだけで、途端に派手なネオンも人々のざわめきや音楽の喧騒も遠くなる薄暗い道を小さな子どもが歩いてくる。まだ10歳にも満たないような、ほんの小さな……だが、憎い人間の子だ。
 まもなく夜になろうというこんな時間に、こんな子どもがひとりで……普段なら、ありえないことなのだろうが、街も人も今夜は落ち着かず、用心が足りていない。
 愚かな人間め! 浮かれおって…… 
 見かけたのは偶然だった。あらかじめ考えていたわけでもない。だが、仲間たちとの集合時間には、まだ間がある。ここで先に一仕事片づけても、支障はあるまい。こんな子どもひとり始末するのにさして時間がかかるわけもない。このあとの計画の血祭りに上げてやる……!
 さあ、早く来い、ガキ……結構なプレゼントをくれてやろう!!
 ナイフを握りしめ、道の脇の物陰にじっと身を潜めた。あと、一分ほどであの子どもはこの前まで来る。そうしたら、こんな薄暗がりよりずっと暗い地獄の底へ、突き落としてやる……。
 舌なめずりしながら待った、その時――
「メリー・クリスマス」
 不意に背後から声が聞こえた。はっとして、振り返る。そこには何も見当たらない。だが、気がつくと、しっかり握っていたはずの武器がいつの間にか手から消えていた。
「君からのプレゼントってことで、これもらっとくね」
 今度は横、それもごく近いほとんど耳元で声が響いた。あわててそちらに首を振り向けると、まだ若い男の妙に明るい眼が一瞬だけ見えた……気がした。
「じゃ、これは僕からのお返し」
 その声はもはやほとんど認識できるひまもなく、後頭部に受けた強い衝撃から、体も意識も諸共に闇の底へと沈んでいった――。

「――さて……これ、どうしよう?」
 燕のマークは足下を見下ろす。一人の倒れた呪詛悪魔。とりあえず、気絶させた。それは大した手間ではなかったものの、そのあとの始末に困った。
 だが、時間もない。あの小さな子がもうここへ来る。意識がなかったとしても、自分以外の生き物を連れてのテレポートは彼にはできなかった。
「とりあえず、隠さなくっちゃ……」
 マークは手近にあった、呪詛悪魔の体を隠せるただ一つのものを使った。

サイレントナイト、ホーリーナイト
ライオンのみさき / 2006-12-27 15:36:00 No.1037
「ん……?」
 男の子は小首をかしげた。
「やあ」
 道ばたに男の人が立っている。知らない人だが、こわくはなかった。やさしそうなおにいちゃんで、にこにこしていたから。でも、その足下にある大きな白い袋が気になった。あちこち出っ張っているのは、何が入っているんだろう……?
「おにいちゃん、それ、なあに?」
「ああ、これ? ――何だと思う?」
「……わかんない」
 ほんとはすぐ思いついたのはあったのだけど、まさかと思った。
「今日は何の日だったかな? だから、わかるはずだよ」
「 ・ ・ ・ ・ サンタさんの……袋?」
 そう言われて、初めから頭にあったことを口に出してはみたものの、子どもながらに、それを言うのは何だか抵抗があって、おずおずとした口調になる。でも――
「せいかーい!! ぱちぱちぱち……」
 おにいちゃんは拍手をして、それ以上ないくらいにっこり。
「えー? うそぉ……」
「うそじゃないさ」
「でも……おにいちゃんは、サンタさんじゃないよね。サンタさんは、白いおひげのおじいちゃんでしょ?」
「サンタにだって、若いのもいるよ。おじいさんばっかりじゃ、困るだろ。僕は、新人のサンタクロースなんだ――ほら」
 そう言って、お兄ちゃんは、置いてあった白い袋を肩に担いだ。でも……。
「む〜〜……? ・ ・ ・ ・ だけど、何か、サンタさんらしくないよ」
 おにいちゃんは、上も下も黒い革の服を着ている。首に巻いたマフラーだけは赤かったけど、たしかに、こんなサンタがいるはずはない。
「ああ、これかい?」
 おにいちゃんは自分の着ているものに眼をやると、
「じゃあ、これで、どうかな?」
 パチン!
 指を鳴らした。そしたら――ピカッと、一瞬おにいちゃんの体が光ったと思ったら、真っ赤ではしっこだけ白い色の、もこもこしたあったかそうな服に変わっていた。頭には先っぽに白いまあるい飾りのついたやわらかい赤い帽子、背中には長いマントも……。
「わあ……!」
 今のは、ぜったい手品なんかじゃない。それに、そのかっこだと、さっきと違っておにいちゃん、結構サンタクロースらしかった。
「じゃあ、おにいちゃん、ほんとに……」
 眼を丸くして言いかけたら、おにいちゃんのサンタさん――服は変わったけど、髪の毛は黒いままで、白いおひげもやっぱりなかった――手袋の指を唇に当てて、言った。
「しーっ、僕がサンタだってことは秘密だよ。ばれたら、おこられちゃうからね」
「うん! ぜったい、だれにも言わないよ」
 力いっぱいうなずくと、おにいちゃんサンタさんは、あったかい手袋の手で頭をなぜてくれた。
「ありがとう」
「あ……でも、トナカイさんは? どこにいるの?」
「ああ――トナカイの割り当てはね、僕にはまだないんだ。何しろ、まだ新米のサンタだからね」
「そうなの? ……でも、そしたら、プレゼント運ぶのたいへんなんじゃない?」
「そうなんだよ。――でも、まあその分、まだ若いからね。自分だけで、がんばるのさ」
「ふうん……でも、やっぱりトナカイさんと一緒がいいよね。サンタさんなんだもん」
「うん、僕もそう思うよ」
「早く自分のトナカイさんがもらえるといいね、おにいちゃん」
「そうだね――さて、じゃ、僕はそろそろ行かなきゃ。君も早くお家にお帰り。子ども一人で、こんな時間に外にいちゃだめだよ」
「あ、あの……まって、サンタさんのお兄ちゃん」
「何だい?」
「それ……ぼくにはプレゼント、くれないの?」
「ああ――」
 背中にかついだ白い袋を指さしたら、おにいちゃんサンタさんはぺこりと頭を下げて、
「ごめんね。この袋に入ってるのは、別の街にいる子ども達へのプレゼントなんだ。僕は別の地域担当なもんでね。だから、きみの分はここにはないんだよ」
「え……」
 不安そうな声になってしまう。
「じゃあ……ぼくには、プレゼント、ないの?」
「そんなことないさ。君がいい子なら、今夜別のサンタが君にもちゃんとくれるよ」
「ほんと?」
「ああ、もちろん」
「よかった……」
 ほっとした。
「でも、ぼく、おにいちゃんからもらいたかったな……せっかくここで会ったんだもん」
「うーん。そうだね……」
 すこし考えるような顔をして、
「でも、ひとりの子どもに別のサンタから、二つプレゼントをあげるわけにはいかないからなあ……けど……あ、そうだ!」
 片目をつぶって、言った。
「ようし、それじゃ特別にもう一つ、いいことを教えてあげよう」
「え、なあに?」
「その前に――これも、ぜったい秘密だよ、君にだけ話すんだからね。いいかい?」
「う、うん……」
 ちょっと緊張して、
「でも……いいの?」
「ぼくがサンタだってこと、黙っててくれるお礼だよ」
「わかった。ぼく、ちゃんと秘密は守るから」
「それじゃ――実はね、サンタクロースって、ほんとは正義のヒーローなんだ」
「え……?! そうなの?」
「ああ。そして、その本当の名前は――」
 男の子は、眼を輝かして、聞き入った……。

〈マーク、聞こえるか?〉
 耳、というよりも、頭の中に声が響いた。相棒のチップこと雀のチープサイドからの封冠通信だった。
〈わかった、サンタだ。奴ら、サンタの格好をして、街の人中に紛れ込むつもりだ――かっこは目立つが、誰もほんとには注意を払わない。どこを歩いてたとしても、そうおかしくはない。今夜だけはな……〉
「ああ、そうだろうね。知ってる」
〈なに? ……どうしてだ?〉
「一人、捕まえたから」
 担いだ袋を肩越しに見やった。意識を喪ってその中にいる呪詛悪魔はサンタクロースの扮装をしている。その格好で、あの男の子を襲おうとしていた。この袋じたい、もともとその小道具の一つだったものだ。
 マークはそして、それだけでは到底相手にはわかりっこないことを続けた。
「おかけで、僕もサンタになっちゃった……」

サイレントナイト、ホーリーナイト
ライオンのみさき / 2006-12-27 15:37:00 No.1038
「事情は一応、呑み込めたがな……」
 空間跳躍(テレポート)で、文字通り跳んできたチップはマークの説明を聞くと、訝しげにまた怪しむように見つめた。相棒の担いだ大きな白い袋を――。
「何だってまた、そいつ、始末しちまわなかったんだ。どうせ、子ども襲おうとしてたような奴……第一、面倒でしょうがねえだろ――ああ、そいつから、何か聞き出そうとしてか……?」
「あ、ううん、そういうこと考えてたわけじゃなかったんだけどね……」
「あん? ……とにかく、もうそんなやつに別段用はねえぞ? 奴らのやろうとしてることもまあ知れたし、もうアジトの場所もつかんだ――片づけておくか」
「いや、ここ担当のDFの人たちがいるんでしょ。ここの場所だけ教えて、引き取りに来てもらおうよ」
「は? 何だってまた、わざわざそんなことを……」
「聖夜に血は似合わないよ――そう思わない?」
 チップは眉をひそめた。
「そんなこと言ったってだな、こいつの仲間の奴らの始末もつけないといけないだろうが。すぐにやらないといかんから、どうせ今夜のうちのことになるぞ」
「うん、そうだね……。――チップ、アジトの場所って、他のチームの人達には……?」
「ん? いや、本部にもまだ知らせてはいないけどな」
「よかった。よし、じゃすぐ行こうよ、他のチームが見つける前に……」
 チップは呆れた声を上げた。
「おいおい。15、6人はいるぞ? 俺達二人だけで……」
「他の人達じゃ、容赦ないだろうからね――いつも通り」
「むぅ……まあ、DFの連中を利用すりゃ、何とかなるか……?」
 考える眼になった相棒の呟きに、マークは首を振った。
「いや、乱戦になったら、DFの人達でも身を守るためにどうするか分からないからね、むしろ、他の人達は誰もいない方がいいよ」
 チップはさらに呆気にとられたような表情になったあと、咳払いして、言った。
「あー、マーク君よ――そういう、いっさい血を流しちゃいかんというようなことになるとだな……俺も、それほど役には立たんと思うんだが ・ ・ ・ ・ ?」
「大丈夫。チップは、注意を引きつける役目をしてくれれば……あとは、僕がやるから」 
「――おまえ……本気か?」
 じろりと相手の顔を見る。「本気で言っているのか?」というのとは、意味が違った。
「さすがに少しは本気出さないと、無理でしょ」
 何でもないことのようにそう答える相手の表情は、常とまったく変わらない。
「ふん……」
 それをチープサイドは見てとった。
(知らないやつが聞いたら、フェンリルのランサーにしちゃ甘ちゃんなことを言う、とかそう思うところだろうが――そういうんじゃねえんだよな……。場合によっちゃ、こいつの方が他の連中よりよっぽど容赦なかったりもする。それも、今とまったく変わらずに……)
 そして、軽く頷く。
(要するに、今のこれは、言ってみりゃ単なるこいつの趣味だ。それでも――そうやると決めたら、何となく、その通りにやっちまうわけだが……)
「しょうがねえな……。つき合ってやるよ」
「ありがとう」
「司令の気には入らないだろうけどな……こういうの」
「何で? 誰にも知られない、秘密の働きというのは、いつものことじゃない」
 何の翳りもない、屈託のない表情。
「今夜はただ、それに加えて、血を流さずにやるってだけだよ?」
「ふむ……」
 ――サイレントナイト(静寂の騎士)で、ホーリーナイト(聖なる騎士)か……
「なに?」
 思わず洩らした呟きを聞き取れなかったか、マークが聞き返すと、チップは肩をすくめ、
「何でもねえよ。じゃ、行くぞ」
「うん」
 二人の守護天使は、急ぎ向かう。聖夜の街へと――。


                          END

ハッピー、クリスマス♪
ライオンのみさき / 2006-12-27 15:41:00 No.1039
 というわけでございまして、クリスマスのお話です。遅れてしまいましたけれど ・ ・ ・ ・ (汗)
 それで、本当にお久しぶりのマークさんとチップさん登場のお話で、しかも珍しくも、少しかっこいい(?)マークさんです(笑)。
本当はこの続きも少しあるのですけど、今回はここまでに……。

 だいぶ急いで書いて推敲も充分ではありませんので、いろいろ不備もありますけれど、ご容赦を。

 それでは、エマステの皆さま。あらためまして――


   Merry,Christmas!!


              ※


「ところでな……お前、ずっとそのかっこのままで行くつもりか?」
「うん。だって、この方が敵の中にもぐり込みやすいでしょ。そういう必要もあるかもしれないし……」
「いや、まあ、それはそうなんだが ・ ・ ・ ・ しかし、その時までは別にいいだろ、そんななりでなくても」
「何で?」
「だから――一緒に歩く俺の身にもなれってんだ!」

いいね〜〜☆
みるく / 2006-12-27 20:03:00 No.1040
「おかけで、僕もサンタになっちゃった……」やん!かわいい!!かわいい!!!!

メリークリスマスにふさわしいプレゼントSSをありがとーございます♪
読めてよかった☆★☆

変身!サンダークロス!!!
仮面ライダーG5‐R / 2006-12-30 21:08:00 No.1042
(=゚ω゚)ノ うぃやっふぉう、べり〜くるしみますと言うにはだいぶ遅くなったな。
何か、マーク大活躍だな。バイク乗るところとか、子供とのほほえましいやり取りとか。さり気にサンタヒーロー説まで出てるしw
よかったらトナカイ代わりにゼクシアのバカをよこすんで、好きに使ってくれw

ゼクシア「ヽ(゚∀゚ )ノ さあ、まーくん。いっしょにへんしんしよー。

へんしん…さんだああああくろおおおおすっ!!!!!


おあとがよろしいようで

Re: サイレントナイト、ホーリーナイト
エマ / 2007-01-15 23:34:00 No.1057
こんばんは。ごめんなさい、年が明けてしまいましたね(笑)

フェンリル系のSSなんだけど、タイトルも内容も素敵ですね。今までのフェンリル系SSはシリアスかギャグかに分かれていた気がしますけど、これはみさきさんによって新たなジャンルができたのかもしれません(?)

のっけから、チップさんの愚痴? というか、こんな調子で始まって読む方のエンジンも掛かってきますね(笑) 日本人ではない、と書かれていますが・・・そういえばそうでしたね。モデルの人がどこの国の人か、というのは以前ちらっと聞いた気もするのですが・・・忘れてしまいました。イギリス系でしたっけ?
マークさんが冷静に分析のような返答をしていて、あれまーくんって意外と博識なのネ♪ なんて関心したのは私だけ?^^; サン・ジョルディの日は私は調べてから分かったのですが、そういえば以前にもチャットでこの日についての話があったような覚えがあります。男性が花を贈って、女性が本を贈るって素敵な習慣ですね。日本で定着しなかったのは・・・花を贈るなんて気恥ずかしいし、しかもせっかく女性が本を贈ろうとしても全ての男が本が好きな訳じゃないからとか、勝手に想像してしまうんですけど・・・え、ロマンが無い?(笑)

今回は勢力の大半を失って逃げ延びた中でも先鋭化した呪詛悪魔たちのグループがテロを企てている、という事なんですね。なんだかみさきさんのSSで「無差別テロ」なんて単語が出てくるのに少し驚いているエマさんです(笑)

で、一人目の相手ですが・・・マークさんが相手なのが悪かったのか、あっけなく倒されてしまいましね。「メリー・クリスマス♪」なんて言われて倒されるなんて・・・。恒例の、「どうせならもっとカッコよく倒されたかった・・・」ってやつですね。後の方まで読んで分かりましたけど、サンタの格好して倒されるわけだし。ああ、そうか、だから「結構なプレゼントをくれてやろう!!」なんですね(笑)

マークさん、子供をうまくあしらうが上手なのは、やっぱりイメージですね。チップさんだと「なんで俺が子供の相手しなきゃ・・・」なんて困ってしまう気がしますけど、いや、もしかしたらどんな状況にでも順応できるチップさんだから、意外と上手く相手したりして??

聖夜に血は似合わない、なんていう理由で単独行動してしまうマークさん。それだけの実力がある、という事もすごいですが、やはり彼の印象を一番強くするのは、そうした自分に素直な所を、どんなに大変な状況でも変わらずに表現する所なのかもしれません。
そして、チップさんの印象を強くするのは、いつもこの相棒の思いつきのつきあいをしなければならn(以下略


今度は、お正月バージョンも読んでみたいですねぇ(ぇ

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