ADVENBBSの過去ログを表示しています(閲覧専用)
ゼロの凶天使
ダイダロス / 2008-02-15 01:10:00 No.1154
プロローグ

 その視界を染める色は『オレンジと赤』。それは燃え盛る炎の色。そして、非常灯の色。
 先刻まで、耳障りな程に警報音を鳴らし続けていたシステムも、今は完全に沈黙している。
「これで終わったのね……全てが……」
 静かに呟くその女性の言葉は、文字通り全てをやり遂げた達成感らしき物があった。目の前に迫っている生命の危機を、全く感じる事ができない程に。
 数分、いや、数十秒だろうか、完全に沈黙し、物言わぬ樹脂と金属の固まりと化したコンピューターを前に、感慨深げに佇んできた女性は、思い出したように振り返ると、まずは戦闘中に手放してしまった武器を回収しようと一歩を踏み出した。
 が……

「っ……!!」
 突如としてその足元が盛り上がり、炸裂音と共に瓦礫と化した床と共に吹き飛ばされた。咄嗟にテレポートの術式を組み立てるものの、そのイメージは一瞬も持たずに霧散する。未だにテレポート封じの結界が生きている事を忌々しく思いながらも、次善の策として受身を取る為に身構える。
 
 ところが、肉体を打ち付ける衝撃は何時まで経ってもこなかった。いや、視界が突然暗黒に染まって重力が消失し、それまで晒され続けてきた熱と光、暴力的なまでのそれらから完全に遮断されたのだ。
 暗闇の中、無重力状態で落ちていくかのような感覚に女性は戸惑い、恐怖すら覚える。
(……これは一体何が……!? 私は死んだの……? でも意識は連続しているし、五感も、傷の痛みもはっきりしている。それに……そう、視界が真っ暗になる前に、一瞬銀色の何かを見たような気がするけど……あれは何かのゲートだったのかしらね? あら? 下に光が……? あそこが出口……?)

 彼女は知らない。
 彼女が吹き飛ばされる方向の壁際に、大きな鏡のような物が出現していた事を。本来なら『物を映す』鏡面には全く何も映っていなかった事を。その鏡らしき物の厚さが1ナノメートルにも満たなかった事を。
 確かな事は、吹き飛ばされた女性は、その鏡に衝突した瞬間に、その鏡面に飲み込まれてしまった事、そして、女性を飲み込んだ瞬間、その鏡は跡形も無く消え失せてしまった事だった。


 果たして、その光に包まれた女性を出迎えたのは……
重力に引かれる感覚と……盛大な土埃だった。唐突に復活した重力の感覚に思わず片膝を付き、舞い上がった土埃に軽くむせていると、次第にその土埃が晴れてくる。最初に飛んできたのは……

何処までも澄んだ青い空と白い雲、ぽかんと大口を開けこちらを凝視する、桃色の髪をした見知らぬ少女の姿だった。

ゼロの凶天使・第一話
ダイダロス / 2008-02-15 01:13:00 No.1155
※第一話
Side:Louise

 ルイズは焦っていた。
 既に、『サモン・サーヴァント』を唱えた回数は、数十回にも達する。なのに、相変わらず『爆発』という結果に繋がるばかりで、使い魔の姿は影も形も現れない。
 その結果、同級生からの嘲笑を浴びていたのだから。
「おいルイズ、一体何時になったらマトモに召喚できるんだよ?」
「無理なんじゃないの? 『ゼロのルイズ』な訳だし」
「うるさい!! 次こそは成功させてみせるんだから、黙って見てなさい!!」
 口さがないクラスメイト達を怒鳴りつけると、ルイズはおそらく今までで最大に近い程の気合を入れて杖を掲げる。
「宇宙の果てのどこかにいる私の下僕よ! 神聖で美しく、そして強力な使い魔よ! 私は心より訴える!! 我が導きに、応えなさい!!」
 果たして、と言うべきかその結果は凄まじい爆発であった。魔法の使用者たるルイズ本人すらむせてしまう程の。しかしルイズは、今までに無い手応えを感じていた。

 そして、土煙が次第に晴れてくる。
 そこにいたのは、片膝を立てた状態で当惑した面持ちで周囲に視線を走らせる銀髪の女性だった。年の頃は二十歳前後であろうか。だが、ルイズは女性自身には全く目が行かなかった。その背中にある大きな羽らしき物、視線はそれに釘付けになっていたのだから。
 と、そこへ一陣の風が吹き、女性の姿を再び土煙で覆い隠す。一瞬の後、煙が晴れた所に佇んでいた女性の背には、羽らしき物は全く確認できなかった。
(何、だったの? 確かに羽が、天使の羽みたいな物が見えた気がしたんだけど……でも見間違いだとすると……っ!!)
「流石はゼロのルイズ! 俺達の期待を裏切らないぜ!」
「サモン・サーヴァントで平民を召喚するなんてな! それも傷だらけの!」
「でも、結構美人じゃない? 薄汚れていて変な服を着ているけど」
「どこかの傭兵じゃないの? たった今まで戦場にいたみたいだけど」
 確かに皆の言う通り、トリステインでは見た事も無い変わった赤い服を着ていた。しかし何より目に付くのは、その顔のこめかみの辺りから血を流している事だった。それに服にも剣で斬られたような裂傷や、火で炙られたような焦げや煤が随所に付いていた。無論、メイジの証であるマントも杖も持っている様子は無い。余りに己の理解の範疇を超えた事態に、ルイズは慌てた様子で背後の、何故か警戒した面持ちで召喚された女性を見つめる中年男性に懇願する。
「ミ、ミスター・コルベール!! もう一度召喚のやり直しさせて下さい! 平民を、平民の傭兵を使い魔にするなんて聞いた事がありません!!」
「残念ながらそれはできない」
「何故です!!」
「決まりだからだ。二年生になる際に使い魔を召喚して属性を固定する。それにより専門課程へと進む。そして何より春の使い魔召喚は神聖な儀式なのだ。そのルールはあらゆるルールに優先される。やり直しは認められない。不本意でも彼女を使い魔にするしか無いのだよ」

 コルベールと呼ばれた中年男性に諭させたルイズは、う〜と唸り声を上げるとがっくりと肩を落し、未だに目を白黒させている女性に向き直る。
(うう、初めてが女の人となんて……でも薄汚れた格好してるけど、改めて見ると綺麗な顔をしているわね。って、違う! 私にそんな趣味は無いんだから!!)
「あなた、感謝しなさいよ。貴族にこんな事されるなんて普通は在り得ないんだから。それと、これはあくまで儀式なんだから。儀式。私にはそっちの趣味は全然、これっぽっちも無いんだからね!!」


Side:???
 女性は目の前で繰り広げられる事態に混乱していた。
 上下すら分からない暗闇の中から抜け出たかと思えば、どこかの草原に居たのだから。そして、まるで『魔法使いのような』格好をした少年少女達が、自分と目の前に居る桃色の髪の小柄な少女に注目していたのだから。ただ……
(……気に入らない)
 目の前の少女に対する周囲の声が、彼女の表情を次第に険しい物へと変えていった。大勢でよってたかって一人をはやし立てるという状況が、彼女の眼には非常に醜悪な物として映っていたのである。もっとも、彼女を知らない者には、全く表情を変えていないように見えたであろうが。

 そうこうする内に、少女が中年男性に何か諭されたようで、その肩をがっくりと落とした。そして、気合を入れ直したかのようにこちらに向き直る。この状況、女性が片膝をついている事と相まって、少女に忠誠を誓う騎士であるかのようにも見えた。
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン、この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」
 この時……彼女が本来の体調であったなら、この儀式は不成立に終わっていただろう。彼女の逃亡、あるいは拒絶という結果によって。しかし、現在の彼女の体調は、息をするのも億劫という状態であった。加えて、『自分に向けられる殺気が無い』=『戦場ではない』という事も判断力を低下させる要因であった。
 そんな彼女の唇に、唐突に唇が押し当てられる。流石に今まで全く表情を変えているように見えなかった女性も、驚愕にその目が見開かれる。
「終わりました。先生」
「……あ……あなた……いきなり……一体何を……何故……」
「しょうがないじゃない! コントラクト・サーヴァントの条件が『キス』なんだから! 文句があるなら決めた人に言いなさい!!」
 キスされた数秒後、左手に凄まじい痛みが走る。彼女が今までに経験した事の無い種類の痛みが。
「……ちょっと待っ……っ!! くっ、ぁあああぁぁぁぁ!!」
「何よ、大げさね。使い魔のルーンが刻まれているだけだから……あれ?」
 ルイズに彼女の体調を察するのは酷な話であっただろうが、この時点で、既に彼女の心身は限界を超えて酷使し続けられていた。その為、その痛みに意識は容易く刈り取られていた。

「ちょっと! って、本当に気絶している……」
 ルイズは慌てた様子で気絶した女性を抱き起こす。流石に使い魔の事が心配になったのか……
「何!! 私にキスされた事が気絶する程のショックだったって訳!? どーなのよ! さっさと答えなさい!!」
 襟首を掴んで思い切り揺する。それはコルベールが慌てて止めに入るまで続いた。これを彼女が知る事が無かったのは、文字通り『知らぬが仏』というべきであった。お互いの為にも……


<続く>


 なかがき
 ども、ダイダロスです。
 性懲りも無く、また新たなSSを書き始めてしまいました。「ゼロの使い魔」と「死の先」という、ある意味反則的な物を。しかし本編が終わっていない状況で、そのアフター物+クロオーバーってどうよ? という気がしないでもないのですが(汗)

ゼロの使い魔とは↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B...

主人公の女性の名前が明かされていないのは、大した理由ではありません。ただ単に名前を名乗るきっかけが無かったとう事だけですね。まあ、誰なのかは、皆さん、言わずとも分かっているかとは思いますが。

 
 ちなみに、時間軸は「死の先最終話・アナザーエンド完全行方不明案」準拠です。
「完全行方不明案」というのは、以前にエマさんにだけ話した没案で……
以下ネタバレ有り
「ラスボスとの最終決戦の後、サキもラスボスも完全に行方不明になってしまう。だが、その場に残されていた剣『セラフィム・ハート』かつて『ロスト・セラフィ』と呼ばれていた剣の輝きは、全く失われていない。これは、サキがまだどこかで無事でいる事の証だった」

召喚直後のサキのスタータスをRPG風に表現してみますと
名前:サキ(女)21歳
LV:67
HP:5/515(コントラクト・サーヴァントで-5。瀕死に)
MP:1/247
武器:なし
セラフィム・ハート(最終戦で手放す)
ショートソード(敵の一人が抱え込んだまま回収できず)
ボウガン(敵の奇襲で破壊される)
矢(全て使用済み)
封冠(なし。何故かハルゲギニアでは封冠が無くても大丈夫だった)

新しいお話によせて
ライオンのみさき / 2008-02-24 20:06:00 No.1160
 読ませていただきました。ぜひ感想をと思いましたが、元のお話の『ゼロの使い魔』の方はよく存じませんので(一応、紹介のサイトには目を通したのですけど)、的外れなことを申し上げるかもしれませんが、そこはご容赦を。

 でも、まず『死の先』の方のファンといたしましては、何と申しましても気になりますのはこのお話が『死の先』本編の終わった後のストーリーだということですね。もちろん、“没案”ということですから、今予定されている終わり方とは違うものなのでしょうけど、それでも、そこへ至る展開ですとか空気のようなものは近いのでしょうから、何となく雰囲気だけにも『死の先』のラストの感じが垣間見られて、とても興味を惹かれました。
 その時に、レオンさんやセリーナさんや、またロイ司令はいったいどうなっていたのかなど、すごく気になるところです。
 ――まあ、今回は、その辺りはこれから始まるお話の導入部というだけで、それに、本当の『死の先』ではまた変わっているのでしょうから、これ以上詳しいコメントは差し控えますけれど。
 ああ、でも、一つだけ。『死の先』の物語全てが終わった後でも、サキさんのお歳は21歳なんですね――それは少し意外でした……『死の先』って、もっと長い物語かと思っていましたので。

 それでは、お話の内容について。
 魔法が普通に存在する、ファンタジーの世界が舞台ですね。そして、魔法を使える人が貴族で、使えない人は平民という設定は、どこかで聞いたことがあるような気がするのですけど、おもしろいと思いました。でも、それよりこのお話で重要なのは、使い魔という存在ですね。
 使い魔といえば、エマステではG3さまにとってのRynexさまに代表される、兄貴さまのお話に登場される方達がすぐ思い出されるのですけど、このお話の中では本来の意味の“魔法使いが使役する存在”としてのそれですよね。でも、そうした中で、主人公のルイズさんが召還してしまったのは妖精とか幻獣のたぐいではなくて、なぜか人間だった……というのがこのお話のポイントになっているのでしょうけど、原作では才人さんという高校生の男の子だった、その召還した相手がもし他の誰かだったら……というシリーズで、ダイダロスさまのこのお話では、それがサキさんになったわけですね。

 ルイズさんという方は――申し上げましたように、原作はよく知りませんので、おもにこのお話の中での印象ですけど――、ずい分元気のいい方ですね。でも、その分感情が豊かで、素直なお人柄のようにお見受けします。サキさんにキスしなければならなくて、ちょっと意識してしまうのはかわいかったのですけど、そのあと、自分がキスしたことでサキさんが気絶したと思い込んで、乱暴に問い質そうとするところでは笑ってしまいました。
 それと、ルイズさんだけがサキさんの翼を見たというのは、何かこの先意味があるのでしょうか……? またそれより、この時、サキさんの翼は紅色ではなかったのでしょうか? 色の描写ははっきりとはなかったのですけど、何となく文章の感じからそんな印象を受けました。どうなのでしょう?

 サキさんは守護天使としてはとても優秀な方なのに(お酒の失敗やお菓子づくりなどは別としまして(笑))、不幸な巡り合わせのためにご自分のご主人様とはそれほど長くご一緒にはいられなくて、あまりご主人様にお仕えしている様子は見られなかったのですが、このお話では、運命のいたずらでご主人様(?)になられたルイズさんにどう接していくのか、気になるところです。
 サキさんの格好が忠誠を誓う騎士のように見えた、ということですし、周りの他の生徒さんたちのルイズさんへの態度に不快感をお持ちでしたから、案外ルイズさんに好意は持つように思えるのですけど、ご主人様として――となると、どうなのでしょう? サキさんがご自分で望まれたことでもまだ認めたことでもなくて、そういう運命に巻き込まれた、というだけですし……。
 ただ、新一さんに対しては、ご自分では抑えていてもやはり恋愛感情に近いお気持ちがあったのでしょうが、相手が同性の年下の女の子なら、かえってサキさんの保護本能を刺激して、もっと純粋にお守りしようというおつもりになるかもしれませんね。
 こちらは、むしろダイダロス公国編でのサキ公女の印象に近いのですけど、サキさんという方には女性騎士というイメージもあるように思いますので、どんな経緯であれ、いったんご自分のご主人様と認められたら、どこまでも忠節を尽くすようにも考えられます。

 いずれにしましても、わたし達のよく知っているサキさんという方を全く別の世界の舞台に置いた、このお話、とてもおもしろかったです。続きもすごく気になりますし、楽しみにしております。

オタクとしても守備範囲がおかしい私
ノエルザブレイヴ / 2008-03-09 18:14:00 No.1167
すみません、私も元ネタは知らないのでかなり的外れなことを言ってしまうかもしれませんが…。

やってきたのはサキ嬢であった、というのはまあ容易に予想できたことでありますが、「大仕事の後」っぽいのが妙に気になるところです…と思っていたら後日談でしたか。「行き倒れ寸前」っぽいのは恐らくかなりのレベルの強敵を倒すなどの(RPG的な単純なエンディングに「死の先」が集約するとはちょっと思えないのですが)大きな何かを終えたあとだからだと思われますがそのあたりも気になるところです。

あと、無い知識と後付けの情報からの判断では主人公格の男女のうちの少年を置き換えた物と考えられました。で、本ネタの少女が「典型的なツンデレ(かつ特異な才能の持ち主)」で少女が「何となく軽い印象(「ここじゃお前が異端」)」というイメージで捉えられ、そのコンビが噛み合っているのかと思ったのですが、サキ嬢は堅いイメージがあるのでそのあたりのコンビのリズムがどうなってくるのか気になるところではあります(「お姉さん」みたいになるんですかね?)。果たしてサキ嬢の性格で「この人を新しい主人とし第二の人生を歩む」というある種割り切った判断ができるのかどうかを含めまして。

まあいずれにせよこのコンビでこれからの人生を歩み目的(「ゼロの使い魔」世界における人生の意味や目的は良く分かってはいないのですが)をなさなくてはならないわけですので、どうやって二人で進むのか、二人の関係はどうなるのか(男女が女性同士になったわけですからかなり違ってくるのではないかと)、サキ嬢の性格や能力はいかに活かされるのか(本来呼ばれた少年とはかなり違う性格・能力のようにサキ嬢は見えます)、など色々な種類の楽しみを抱けるのではないかと思います。

Re: ゼロの凶天使
エマ / 2008-03-20 23:29:00 No.1170
感想、遅れてすみません(汗)

チャットで言及されていた、「ゼロの使い魔」とのコラボSS、ついに来ましたね。
あの死の先と、P.E.T.S.系と直接の関係がない作品のコラボということで、どういう形になるのだろうと思っていましたが、最終回のラストの一案から、突然別の話の世界に放り込まれてしまう、という形でしたか。
普通は、読者としてもその「別の話の世界」の作品になじんでいて、その中で突然別の世界から放り込まれてきたキャラクターが主人公たちと友情で結ばれていく、というケースが多い気がしますが、これは逆のパターンですね。死の先って守護天使というファンタジーな作品世界の中では珍しく、設定など含めかなり現代・ハイテク色が強いと思います。雰囲気も重々しくて緊張感がありますし。それが急にファンタジーでしかもわりとほのぼのとした(?序盤だけでしょうか?)世界に急に移されるギャップは、いつか最終話を読んでからまたこれを読み直して味わってみたい気もします。

私もゼロの使い魔の設定はよく分からないのですが、魔法の学校みたいなところがあるんでしょうか。主人公のルイズという子は、魔法が使えなくて友達からからかわれているという境遇のようですが、それにめげずにがむしゃらに挑戦する強さと明るさを持った女の子のようですね。高慢な一面もありますが、危なっかしいところもあり、結構子供好きのサキさんと意外と相性が良いかもしれません。
ゼロのルイズ、などと呼ばれてしまっていますが、たいていこういうキャラは訳ありで使えないだけで、実はもっとすごい能力が秘められていて、あるきっかけで開眼するのがこの手のセオリーだと思うのですが、その一旦なのか、ついに召還が成功して・・・出てきたの、ふつーの使い魔でなくて、サキさん(笑)
でも、サキさんにとっては最初の説明からすると、危ない状況に居たようですから、間一髪でこの子に命を救われたわけですよね。なんだかんだいって、半分友達でありつつも、表向きはルイズ曰く主従関係という事で、最初はぎくしゃくとしつつも、いずれ微妙な信頼関係が芽生えていきそうな気がします。
儀式のキスは、このコラボSSの雰囲気をある意味決定づけているような感じですね。でも、これってもしかして、サキさんの「初めて」なんじゃあ・・・?(汗)

続き、出るならぜひ読んでみたいですね(笑)

ルイズ&サキさんも良いのですが、私としては召還されたのがレオンさんでも面白かったのではないかと思いました。
レオンさんが、相手がまだ子供とはいえ、サキさん以外の女性とどういう形で主従関係を結んでいくのか。まぁレオンさん本来のご主人様も女の子でしたが、ルイズちゃんの場合性格がまるで違いますし、これまた面白い絵が見られるような気がします。
儀式のキスははたして成功するのでしょうか(笑)

さらにさらに、召還されたのがロイ司令だったりしたら・・・。

ルイズ「い、いやいや! さっきのハンサムならまだしも・・・こんな怪しいオジサンとなんていやあああ!!」(ブンブン)
ロイ「・・・よく状況が掴めんが、君のその踊りには何か意味があるのかね?」

・・・そろそろやめとこww

ADVENBBSの過去ログを表示しています。削除は管理者のみが可能です。