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K-クリスタル / 2009-05-19 01:45:00 No.1406
 血の十字架(ブラッディー・クロス) 

Episode03 ―?裏?開封― −2


 いちばん先に行ったのは、やはり俊足のラギであった。銛を小脇にかかえ、魚雷のように猛然と突っ込む。そして、その勢いのまま一突きで仕留めることも多い。しかし、この敵は到底そんな簡単な相手ではない。それは考えるまでもなく、ぞわっと総毛立つような皮膚感覚が直截に教えている。
 しかし、だとしても、自分の間合いにさえ入れば、そこからはこちらも百錬の技がある。
 ラギにとって、銛はただの武器ではない。かつて前世で人間が彼の体に打ち込み、命を奪った道具こそが銛であった。守護天使なら、間違いなくトラウマとなるところだ。それを転生した彼はあえて自らの得物とした。自分を殺した兇器で今度は逆に憎い人間どもを突き殺してやろうとする凄まじい復讐心、そして、自分を死に追いやった恐怖の対象を使いこなして超克せんという鉄の意志によって。
 その二重の執念でもって、鍛えに鍛え抜いた技であった。いかなる強敵といえど、まったく通用しないはずはなかった。よし単独で倒すことがかなわずとも、少しでも足を止めていられさえすれば、すぐさま他の仲間も攻撃に加わり、そうすれば・・・。
 が、一瞬ラギは幻視した。自らの向かう先に立ち塞がる白い巨大な塊を――この上なく分厚く固く、そしてとてつもなく冷たい・・・。前世で一度だけ、遠くからそれを目にしたことがある。本能的にわかった。絶対に近づいてはならない。絶対に、だめだ。
 氷山。――今、彼の目の前に迫ってきているのは、間違いなくそれだった・・・。

 ラギが己の間合いに達したと見えたとき、しかし、彼は突如として止まった。いや、見えない壁にでも激突したかのように、その運動はいきなり断絶した。そして、倒れる――と言うより、半ば走っていた格好のまま、床に落下していった。もう、ぴくりとも動かない。顔面が石榴のように砕けていた。
(な・・・?! ラギが銛を一度も振るわせてももらえんだと・・・!!)
 バステラはだが、そのショックを充分味わう間もなかった。
 ラギにわずかに遅れ、すでにインとジンの双子の兄弟が二方向からかかっていた。インは右手、ジンは左手、それぞれ外側の手で長い円月刀を構えて走る姿は、二人のちょうど中央の見えない線を軸として完全な線対称を成し、合わせ鏡の像のように見える。
 彼らが双子というのは、同じ親から同じ時に生まれたというばかりではなかった。前世において、猛々しい猛禽とは言え、まだ無力なひな鳥の時に一緒に人間に殺され、共通の恨みを抱いて呪詛悪魔としても同時に転生したのである。言わば、魂の段階からの双生児――その二人の結びつきは、余人にはうかがい知れぬほど強固なものだ。合図もなにもなく、驚くほど息の合った連繋を難なくやってのける。
 この態勢も、二人にしかなし得ない攻撃に移るためのものであった。敵を間にはさんで走り抜けざま、完全に一致したタイミングで左右から斬りかかる。まったく同時にまったくの逆方向から襲って来る二つの斬撃に対応できる者など、そうはいない。
 ところがこの時、インとジンはなぜか剣を振り下ろすことなく、敵の両脇をただ駆け抜けていった。
(ばかな――! なぜ・・・!?)
 気がつくと、男の方もいつの間にか二人を見送るように向きを変えていた。体を半回転させたことになるが、その時をバステラは見ていなかった。インが横を通り過ぎ視界を遮った一瞬にそうしたということなのだろうが、完全に見逃して、いや、見えなかったのだ――正確に、なにがあったのかも・・・。
 後ろまで走っていったインとジンが申し合わせたように、一斉に振り向いた。そして、同時に首の横を押さえる。
 次の瞬間、噴水のようにそこから血が噴き出し、逆さまの赤い滝を空に引きずりながら、二人の兄弟はもつれるように抱き合うと、共に倒れていった。

K-クリスタル / 2009-05-19 01:46:00 No.1407
 そのときには、りき丸がリコと相手の前後をはさんでいた。
 正面から向かっていったのはりき丸。短刀の柄を自らの腰のところでしっかり固定し、身を低くして体ごとぶつかっていく。
 洗練とはほど遠い、無骨そのものの攻撃だった。見た目通りただ突っ込んでくるだけなどというそれは、ある程度戦い慣れした者たちには、一様に軽侮の対象でしかない。
 しかし、一つだけ秘密があった。それは途中での瞬間の加速。まさしく爆発的な――そのため、それまでの彼の速さからその先の動きを予測していた相手の意表を突くことができたのである。
 ただし、それだけだった。直線的に走るスピードが上がるだけで、身のこなしすべてが素早くなるでもなく、他になにか応用が利くわけでもない。
――俺の芸は、これだけだ。
 ラギやイン・ジン兄弟のような他にない高度な技と呼べるようなものはなにもない。誰に言われるまでもない。りき丸自身がよく自覚している。自分が到底一流の戦士たりえないことは・・・。
 唯一のこの武器も、その正体を知られてしまえば、次にはほとんど通用しない。
 二度めはない。最初の一撃しかないのだ。
 だがしかし、だからこそ、そのぎりぎりの覚悟で繰り出される、その一撃は容易には避けがたかった。
 これまでも油断した実力的には上の相手を何人も屠り、あるいはそうでなくとも仲間に倒させるきっかけを作ってきた。
 自分を格下と侮り、見くびった相手がこの攻撃を受けたその一瞬に浮かべる狼狽の表情。それを目の当たりにして、りき丸は暗い快感を覚えるのだ。
 特にこういう余裕ぶった相手など、まさに格好の標的だった。あの冷たい無表情が動揺して無様に歪むさまを無性に見たかった。
 ――ついに、ブーストする。
 条件は申し分ない。インとジンが倒されるまでの間に、予め必要な距離をつめることができた。この間合いならば、次の瞬間にはもう相手のふところに跳び込んでいる。その速さは、テレポートして攻撃をかけるのにほぼ匹敵――いや、移動から攻撃そのものが直結していることからすれば、タイミング的にはむしろそれより速いとさえ言えた。
(殺(と)った!!)
 心の内で、りき丸は叫んだ。
 ところが、相手の体にぶつかった感触、手にかかる重み――文字通りの手応え、それが訪れなかった。いつか、まるで相手の体をすり抜けでもしたかのように敵を見失ってしまっていた。「よけられた」という意識もろくに持てぬまま、それでもあわてて向きを変えようと思う――が、その意思が動作に反映される前に、後ろの首筋に衝撃を受け・・・そこで、彼の意識は消失した。

 りき丸の首すじにぽっかりと丸い穴が穿たれていた。さほど大きくはないが、闇がのぞくように暗く深かった。一瞬後、そこから泉のように血が湧き出すと共に、りき丸の体はゆっくりかしいでいく。
 だが、床に倒れ伏す前に、そこから十数条の光が飛び出した。光線はすべてりき丸の前に立っている男に向かって奔る。
 りき丸の後ろには、リコがいた。得物は一振りの細身の剣。光線は一瞬の間に繰り出された、剣による連続の突きの軌跡だった。
 りき丸の体を貫いての攻撃――味方の屍を煙幕代わりに使ったのだ。
 酷薄で、仲間をなんとも思わないためではない。すでに死んでいるからと割り切ったからでもなかった。呪詛悪魔でも、仲間への思いはあった。ことに、リコは自らの攻撃で有効なのは最初の一撃のみと自身よく承知しているりき丸がその後を頼んだ相手だったのである。
(許せ、りきっっ・・・!)
 噛みしめた唇の端から血が滴る。
 だが、こうでもしないことには、この敵の不意を衝くなどととてもできないと、とっさに思いさだめた。
 その代わり、こいつは倒す!!
 仲間の遺骸を踏み台に、そこまでしたからには、何としても・・・!
 しかし、その決意の切っ先が相手に届くことはなかった。男のいたはずのところへ光線が至ったとき、その姿はもうそこになかったのだ。 
(まさか?!)
 不意打ちのはずの十数の突きをすべてよけられ・・・? いや、だが、相手は退がってもいなかった。逆に――。
 気がついたときには、今度は敵は自分の前にいた。それも、ぎょっとするほど、すぐ目の前に・・・。わけがわからない。その間も、リコは一瞬たりとも、手を止めはしなかったのだ。
 悪夢のようだ。自分が渾身の力と気力を振り絞って放ち続ける突きにかすることもなく、どうして近づける・・・いや、なぜ今前にいられるのだ・・・?
 手で胸を打たれた。リコの突きの動きが本当に止まったのは、この時であった。

 ――それほど強烈な一撃とは見えなかった。
 いや、残像で刀身が数十本もあるようにもバステラには見えたリコの突きをすり抜けて近くに寄り、その体に手が触れ得たというだけで信じがたいことではあったのだが・・・。
 しかしとにかく、敵はリコの胸をただ軽く打っただけのようでしかない。事実その直後リコは倒れるでもなく、体をよろめかせることすらなかった。
 しかし、それで、リコの右手の動作は停止した。そして、何かに驚いたようにリコはいったん目を見開くと、自分の胸の辺りを見た。それから、よろよろと2、3歩後ずさる。
 カラン、と高い音がした。剣を取り落としていた。
 かくんとあごが落ちるようにして、リコの口が半開きになった。そこからたらたらと血が流れ落ち、派手な柄物のシャツをそれよりも濃い色で染めた。そして、糸の切れたマリオネットのようにがくっと膝を床につく。続いて、体を折るようにして、上体も倒れる。頭がまともに床にぶつかり、鈍い重い音を立てたが、その後はもう何の反応もなかった。

 
K-クリスタル / 2009-05-19 01:48:00 No.1408
「ぐっ・・・!」
 バステラのきつく食いしばった歯の間から、それでもうめき声が洩れる。
 あまりの予想外の展開の連続に呆然と見守っているしかなかったが、時間にすれば、わずか十数秒にも充たない――「瞬く間に」、まさしく、そう形容するほかない間のできごとであった。しかも、バステラには、ところどころ敵の動きがよく見えなかった。
 バステラは無策だったわけではない。
 ああいう得体のしれない敵を相手に、ただ数だけ頼んで攻めかかかるのは危険を伴う。敵のことを何も知らないまま集団で攻撃して、それで仮に倒せたとしても、こちらも多大な犠牲を出すことになりかねない。必殺のはずの包囲銃撃にまったく思いもかけない反撃をくらって、銃撃をやめさせると共にバステラは戦法を切り替えた。
 各々得意の攻撃方法を持つ者をぶつけて、それぞれの持ち味を生かしながら、相手の力を探る。むろん、ただ一対一で戦いを挑ませるような無謀な真似はしない。最初の者の攻撃の後、すかさず次の者が仕掛け、その次にはまた別の者が攻撃する。そうやって次々に攻めかかり、全体で息もつかせぬ連続攻撃の形とする。それで一人一人では仮にかなわないとしても、各人の攻撃法に簡単には慣れさせず、的を絞らせない。そのうえで、もし隙を見出せれば、そこで倒しにいく・・・そのつもりだった。
 だが、一番手のラギが相手になにも攻撃を加えられないまま、逆に一瞬で倒されるという、信じがたいことが起こった時点で、半ばバステラの構想は崩れた。
 それでも、向かっていった5人は単独でも、格闘戦に関してはいずれもかなりの力を持つ者たちではあったのだ。それが・・・。
(みな、やつに触れることさえできずに――しかも、全員がただの一撃で・・・? まったく、相手にもならん。格が違いすぎる、というのか・・・) 
 ラギの執念もイン・ジン兄弟の絆も、てつ丸の意地も そして、リコの決意も・・・なんの意味もなさなかった。
 まわりを取り囲む他の仲間達の闘志はまだ衰えてはいないが、さすがに警戒して手を出しかね、にらみ合いの状態になった。
(いや、にらんでいるのはこっちだけだ。奴の方は・・・)
 ただ冷然とこちらを見ている。たった今あれだけのことをしておきながら、汗すら滲ませず、息一つ乱すでもない。相変わらず、何事もなかったような平然とした様子で――だが、そのプレッシャーはさらに増し、ほとんど物理的に圧迫されるような気さえする。
 口の中がからからになっていた。
(なんてことだ、たった一人を多数で取り囲んだ、絶対有利の状況にあるはずの俺たちの方が逆に気圧されるとは・・・)
 衝撃、驚愕、恐怖、焦燥・・・さまざまな感情が心の内でせめぎ合い、荒れ狂う。だが、バステラはそれら以外の感覚が自分の心の根もとのところで重くわだかまり、次第に拡がっていくのを漠然と感じていた。それがどういったものなのか、まだ明確には認識していない。だが今、バステラの直感が何かを感じ取りはじめていた。
(それにしても、なぜ奴は自分からは攻撃してこない・・・?)
 相手が攻撃してきたのなら、いやも応もない。それに対して何らかの対応を取らざるをえない。そもそも、こんなことを考えているいとまもない。
 だが、この敵は向かってきた相手は容赦なく倒しても、それ以上自分から攻撃する様子は見せず、その場に静かにただずんでいるのみなのである。
(いったい、なにを考えて・・・?)
 その時、バステラは見てしまった。目を合わせはしなかったが、氷よりも冷たいその瞳を・・・。耳の中に、はじめに聞いた声がよみがえった。背筋が凍りつく。
(まさか・・・あえて、向かってこさせたうえで殺すと――俺たち全員、そうやってなぶり殺しにするつもりだとでもいうのか・・・あれは、そういう意味で・・・)
 ばかげている。そう思う。――それでも、相手のあの目を目にした今、一笑に付すことはできなかった。



 怨敵たる呪詛悪魔への対応はひとつ。滅殺あるのみ。ただし、このグループがそうであったように、何らかの利用価値が見込める場合は、しばらく泳がせておくこともあり得た。が、それとても始末を少しばかり先送りにしたに過ぎない。こうして姿を現して直接対峙したときには、ただ断罪を実行するばかりであった。
 しかし、今回だけはやや事情が異なる。ここに来た狙いは別にあった。ここにいる呪詛悪魔達には、全力――あるいはそれ以上の力をもって、こちらに立ち向かってこさせなければならない。そのため、必死になって反撃してくるよう追いつめる。それだけの圧力を加え続ける。かと言って、目的を果たす前、ろくに力を発揮させないまま潰してしまっては意味がない。反撃の態勢を整えるだけの余裕は与えておかねばならない。そのさじ加減がむずかしい。むろん、最終的には全員生かしておきはしはないが、ともかくも一挙に片づけるわけにはいかない。 
 とは言え、戦いにおいて手加減などというものはしたことがない。これまで、その必要も理由もなかった。また、かつて闘いの場に身を投じたばかりの頃にはそんな余裕もなかった。
 今ならしようと思えば、できただろう。だが、そんなつもりはない。呪詛悪魔という存在は敵であるばかりでなく、それ以上に仇だった。たとえ現在では、多くの者が実力的には取るに足らぬものになろうとも、そのことに変わりはない。加減など、まったくの論外であった。
 よって、当面、向かってきた者だけ斃すことにした。こちらからはあえて追わない。その間に、反撃の態勢を整えさせる。今まで向かってきた者達の中にはたいした者はいなかった。まったく役に立ちそうではなく、いてもいなくても同じようなものだ。もののついでに、今のこの手をどの程度まで働かせられるかいろいろ試してもみたが、基本的にそれらはすぐに倒してしまっても構わなかった。
 だが、残った中のある程度の力の持ち主なら、それで警戒する。そして、そのうえでかかってくるからには、それなりの攻め方をしてくる。指揮する者にも一応の者がいそうでもあるし、使える手段はすべて使ってくるはずだ。また、仮にも仲間を何人も殺されたのだ、復讐心にさらに闘志を滾らせ、決死の覚悟で挑んでくることだろう。
 そろそろ、そういう動きがあっていい頃合いだった。

次々
K-クリスタル / 2009-05-19 01:50:00 No.1409

いやいや、年末年始にこんなハナシはないだろーって、エンリョしてたら、ナンかいつのまにか5ヶ月も経ってしまって・・・

イカンなー モットペースよくやんないと、読むヒトだって、ついてきてくれない・・・

みなさん、おわすれだと思いますんで、もっかいNo.1266から読みかえしてみてね♪

シカシ、時間が経っちゃったあいだに、単なるヤラレ役のはずのヒトたちにも、イロイロこまいセッテーとかできてきました

まー、ソレが必ずしもいーコトかわからんケド・・・

でも、そのぶん、主要なヒトたちには、さらにキャラとしての深みと厚みが加わる――予定です

そいで、次回はもちっとハヤく載せる――つもりです

Re:
エマ / 2009-05-29 00:51:00 No.1418
ううむ、今回も燃える展開です♪

感想はもう少し待ってね^^;

Re:
エマ / 2009-06-01 00:45:00 No.1422
ブラッディークロス、名前がかっこいいんだよなぁ・・・。

前回から引き続き、呪詛悪魔一団の攻撃ですね。実力者たちが一気に仕掛けてきました。
それぞれの攻撃の特徴だけでなく、その呪詛悪魔の背景まで説明されていると、面白みが俄然まして、
思い入れが出てきますね。しかし、その次の瞬間には、あっという間に故人になってしまうのが、すごく勿体ないですが(笑)
ただ、それぞれ前世と身体的な特徴があまり描かれなかったのが残念かなぁ・・・というか、そこまでやってしまったら本当に死なせてしまうのが勿体ないですけれども。それだけ、今回の呪詛悪魔たちは、別の機会で登場させてほしいくらい、気になる存在でした。

ラギ、自分の命を奪った銛をあえて使う俊足の呪詛悪魔。守護天使なら、確かにトラウマになるところですが、それをあえて自分の獲物にする、というところに、このラギの恨みの強さが伺えます。あえなく敗北してしまいましたが、悔しかったでしょうね。
イン・ジン、前世でも双子、一緒に呪詛悪魔として転生。こちらもまた個性的な背景をもった呪詛悪魔ですね。二人殆ど似ているけど、一部性格とか癖が違ったりして、そういうところが面白そうなんですが・・・死んじゃった^^;
りき丸、あえてここでプロっぽくないキャラクターを置いてきたのが、個性の出し方として上手いですね。しかも日本人っぽい名前だし。
爆発的に加速して一気に・・・たしかに、油断しているとプロでもやられてしまいそうですが、そんなやり方ではたしかに二度目は通用しないですね。
気持ちとして応援したい気がしましたが、他の一緒にあっけなくやられてしまいました・・・--;
リコ、そのりき丸を隠れ蓑に使うとは・・・。ちょっとここはおっと思いました。りき丸自身、それを見越していたようですね。こういうところにも、呪詛悪魔とはいえ、仲間同士の信頼関係という、今までにないテーマがあるように思いました。

まぁ・・・結局勝負を挑んだ全員がやられてしまいましたが・・・。呪詛悪魔たちの信頼・・・友情みたいなのを描く、というのも、面白いですね。
呪詛悪魔といっても、本人たちも好き好んでやったわけではないし・・・同じ辛い気持ちを持った者通し、助け合ったり、ドラマがあるわけで・・・。
呪詛悪魔側からみたストーリーというのも、これからあると面白いかもですね。

閑話休題。

しかし、攻撃をしかけて、しばらく経って体の至る所から血がぶしゅう〜〜〜バタッっていうのは、どこか日本の真剣勝負みたいな感じもあり、カンディードの尋常ならざる強さを際立たせていますね。
あえて、自分からは攻撃せず、相手の100%を打ち破りたい・・・というこだわり。この人の修羅の道はどこまでいくんでしょうか。

次が気になりますね。次が。
まだ呪詛悪魔のメンバーが残っているようですが、クリスさんのことだから、同じような展開ではすまさないはず・・・どうなるのかなー♪
他の主要メンバーのキャラ描写も、期待してます。

 
仮面ライダーG5‐R / 2009-06-07 15:44:00 No.1428
カンディードがついにその力の一端を発揮してくれたようでつな。
案の定敵は成す術もなく撃沈しまくりだが、生き様をしっかり描写して散り様とうまく対比させる事で戦いの非情さを実によく表現で来ていて大変よろしい(・∀・)b

そして相変わらず発想が独特なカンディード。
わざわざ反撃するまで待ってやるのはどういう狙いがあるんだろう。エマっちょんの言うように相手の100%を打ち破りたいというこだわりだろうか。
それとも、シューティングか何かでスコア稼ぎでもするようなもんだろうかw

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