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燕雀輪舞(バーディーズ・ロンド)〜番外編2〜
ライオンのみさき / 2011-03-04 23:16:00 No.1959
 川岸を走る一本の道路。道幅が狭く、車は通れないながら、きれいに舗装されたこの道はジョギングやサイクリングの格好のコースとなっていて、日のある内なら、人通りもかなり多い。
 ただ、深夜近いこんな時間になってしまうと、そうした人影も当然ぱったりといなくなり、嘘のように静けさに包まれる。街灯も設置されてはいるものの、数が足りずまばらで、さびしさを打ち払うには至らない。
 その道を制服姿の少女が一人歩いていた。こんな時間にこんな所を若い娘が一人で……危ないことこの上ないようだが、この道は彼女が帰宅するには近道だったので、実は、この少女にとっては慣れっこだったのだった。
 それは少し気味が悪くはあったけれど、今までだって別にこわいことはなかったし……。だが、それが単なる僥倖に過ぎなかったことを彼女はすぐ思い知ることになる。
 とは言え、彼女の思っていたことも、すべてがすべて間違いというわけではなかった。誰もいない時は、気味は悪くとも危なくはないのは本当だった。危ないとすれば、それは誰もいない時ではなく――。
 道行く先の道路の傍らに置かれたベンチに一つの人影があった。暗くて、本当に黒い“人影”としか見えないが、どうやらベンチにうずくまるようにして座っているらしい。それに気づいた時、彼女も道を変えようかと一瞬迷ったのだが、結局そのまま歩を進めてその脇を通り過ぎた。
 が、その直後、人影はのっそりと立ち上がった。
 少女は振り向かなかった。しかし、歩く速度はやや速くなった。
 気配で人影が立ち上がったことには気づいたのだった。でも、不安な気持ちから、かえって振り返ることなどできなかった。そんなことをすると、恐ろしいことが現実になってしまいそうで……。
 だから、彼女は見なかった。
 立ち上がった人影の頭の部分が風船のように膨れあがってから、長細くなっていくさまを――また、だらりと下げた腕が肘の辺りで切り離されたかと一瞬錯覚するほど地面に向けて急激に伸び、みるみる形を変えていったその様子を。
 そして、人影がその腕だったものを振り上げて、音もなく彼女の背後に迫ってきていたことを――!
 轟音がとどろく。
 予告もなく突然の、そして、間近で起こった鼓膜が痛むほどの大音響に、少女はびっくりしたとかいう以前の衝撃を受けて、ただ両耳を押さえてその場にしゃがみ込んでしまう。
 それでも、不思議なことにその後の声ははっきり聞こえた。
「悪ィ、驚かせたな」
 顔を上げると、そこに別の人影がいつの間にか立っていた。
「先に声かけりゃよかったんだが、何せ、挨拶は撃ってからってのがうちの家訓なもんでね――念のため、もう一発。あ、あっちを見るなよ」
 そして、再び、轟音。
 思わず瞬間固く眼もつぶって、それから、おずおずと再び開けた視界に入ってきたのは、まだ若い男だった。
「――よし」
 少女の背後を見やって小さく頷くと、青年は彼女に目線を向けた。
「大丈夫、怪しい者じゃない」
「……」
 ……少女の眼に映っていたのは、一般人が銃器の携行を許されていないこの国で、どう見ても警察関係者とは思えない青年が先から白い煙を立ち昇らせている拳銃――それも、素人目にも一見して分かる通常のものとはかけ離れた、禍々しい巨大な――を手にした姿だった。
「――いや、まあ、あまりそうは見えないかもしれないが」
 さすがに自覚があったのか、青年――坂下恭一は言い訳めいた言葉をつけ加えた。そして、これで警戒を解こうというのはやはり無理か、困ったぞと思い始めていた。
 ところが、相手は、
「はい……助けてくれて、ありがとう」
と、いまだ顔色は青いながら、紛れのない微笑みを見せた。
「そうか……よかった。いいか、今のことは忘れるんだ。それと、ここは一応もう安心だと思うが、すぐ明るい通りへ出た方がいい。だいたい、こんなことがなかったとしてもだ、女の子がこんな時間にこんな所を通るもんじゃない」
「分かりました。ほんとに、ありがとうございました」
 ぺこり、と頭を下げて駆け去る少女の後ろ姿を
(素直な子で、助かった。そう怪しまれずにすんだみたいだな)
 と思いながら見送った恭一は、その相手が駆けながら内心、
(なに、なになに? 何だろ、今の? 誰、あれ? すごく変、すっごく怪しい……きゃーっ、あたし、もしかして、すごい体験しちゃったのかも……)
 などと考えていたとは、夢にも知らなかった。
 そして、
(でも、すごく怪しいけど、あの人なら、安心できる気がしたな、何か……)
 というふうに思われていたことも……。

 
  / 2011-03-04 23:18:00 No.1960
 すでに彼は振り返り、地面に眼を向けていた。
 彼の愛銃デザートイーグル改によって、大穴が空き、撃ち倒されたその死骸は衣服を纏ってこそいたものの、その姿はもはや人間のものではなかった。だが、まだ何と、はっきり言える形でもない。
(変化の途中だったのか……こいつが例の“切断魔”なのか……?)
 見ているうちに、その異形の死骸は内部から沸き立つようにぐずぐずに崩れ、どこか磯臭い悪臭を撒き散らしながらどろどろに液化して、地面に染み込むようにして消えていった。
「にしても、何やってんだ、あいつは? 俺より、先に来てたんじゃなかったのか……?」
 顔を上げて口に出してそう呟いた恭一の耳に、離れた所からのかすかないろいろな物音が――特に、打ち合う甲高い金属音のようなものが届いた。
「しまった……! こいつだけじゃなかったのか!!」
 慌てて辺りを見回し、音のしたと思しい方――川岸の道を上流の方に向かって走り出す。
 ほどなく、その音のした場所は知れた。それは道から一段川の方へ降りた、元々自然の河原を整備して設けられた公園だった。
 その公園の中は、道と違って、照明が多く、離れた所からでも中の様子がよく分かった。
 二足歩行ではあるが、それ以外、もはや人間とは似ても似つかぬ数人――いや、数体の異形の者たちと、それに囲まれるような黒いライタースーツ姿の一人の若者。異形の者たちの体のサイズは人間のそれを遙かに凌駕しており、そのため、その中にいる若者の姿はひときわ小さく見える。
(あんなにいたのか……! ――あいつ、大丈夫か?)
 恭一は思わず相手に呼びかけかけた声を危うく呑み込んだ。
(いかんいかん、何やってんだ、俺は)
 ここから声だけかけたとしても、たいして助けにもならない。それより、まだこちらには気づかれていない状況を活かして、このまま秘かに近づき、敵の背後から不意打ちをかける。その方がよほど掩護にもなる。
 ――一瞬でそう判断し、足音を響かせないぎりぎりまでスピードを抑え、しかし、その範囲で、できる限り素早く近づいていく。
 それは成功したようだった。かなり近づいても、こちらのことを気づかれた様子はない。
 逆に、恭一の方は向こうの様子を充分観察することができた。その数、五体。身の丈はいずれもが二メートルを優に超え、真っ黒な全身が鎧状の外皮に覆われている。そして、地面にまで届きそうな両腕の部分はその三分の二以上――一メートル近い長さが巨大なはさみとなっている。
 一言で言えば、甲殻類の化け物――。
(まあ、あのながっぽそい頭は、カニよりエビかザリガニに近いか……しかし、やっぱりさっきの奴は、まだなりそこない――変身の途中だったようだな。あんなでかくはなかったし、それに、撃った結果も、その後の変化はともかく、与えたダメージそのものは人体とそう変わりなかった。だが、あの堅そうな殻じゃ、かなり様子が違いそうだ……)
 今、恭一は公園の周囲の植え込みに身を潜めていた。ここまで、気づかれることなく近づけたのは、全く出来過ぎなくらいに上出来だった。
 恭一がうまくやったこともあるだろう。それに明るい公園の中からは暗いこちら側は、思ったより見えにくいに違いない。だが、化け物達が全然こちらに気づくことがなかったのは、彼らの注意が眼の前のライタースーツの若者に引きつけられているのが何より大きかった。
 体格の差、数の違い、そして、そうした敵に取り囲まれているというありよう――それらはいずれもその若者が危機的状況にあることを予想させるものではあったが……事実は、異なっていた。
 化け物たちは、寄ってたかって、若者に攻撃を加えようとしている。その攻撃は、長いはさみを振り回して棍棒のように強烈な打撃を与えようというもの、そして、もちろん、その本来の働きである対象をはさんで、切断しようというものだった。
(あのばかでかいはさみなら、人間の胴体だろうが軽くちょん切れそうだ……あれが“切断魔”の正体ってわけか)
 しかし、その一度でも受けたらおしまいという凶悪きわまりない武器による攻撃を若者はことごとく躱しきっていた。化け物たちの動きは決して遅くはなく、まして、五体で完全に取り囲んで、複数が同時、または、立て続けに攻撃を仕掛けている――にも関わらず、それをすべてよけるその動きには、見ていて全く危なげがない。
(――あいつ、あんなにすばしこいとは……いや、あれはもう“すばしこい”とかいうレベルじゃないな)
 半ば驚き呆れるような気持ちの恭一だったが、すぐに気を取り直し、
(いや、とにかく、あそこまで注意を引きつけてくれてれば、このまま一気に近づける)
 そう思って、前進すべく身を低くしたまま植え込みから半身を乗り出した、その時だった。
 なぜか、化け物の群れの中心にいた若者と眼が合った。
 ――瞬間、いやな予感がした。
 そして、それはすぐ現実のものとなる。
 若者は眼を輝かせると、右手を上にまっすぐ伸ばし、あろうことか、こちらに向けて、大きく振ってきたのだった。 
 当然、その動きに化け物のうち何体かはこちらを向いた。そして、ほどなく恭一の姿を捉えてしまう。
(あ、あいつ……っ! 俺がせっかく……!!)
 さらに、そうした恭一の内心の歯がみする思いを一顧だにしないような叫びが響いた。
「やっほー、所長。こんばんはー!」 
 場違いに、底抜けに明るい声で。
「……」
 化け物達のうち、二体がこちらに向かってくる。本来、陥らなくてもよかったはずの危機に直面し、愛銃を構え直しながら、恭一は全く関係のないことを考えていた。
(――撃ってからの挨拶ってことで、いろいろ言われたこともあるが……こうやって受ける側に立つと、いつでもどこでも普通に挨拶ってのも、これはこれでよっぽどの気がするな)


燕雀輪舞(バーディーズ・ロンド)〜番外編〜

闇夜に舞う小鳥たち 中編「主の挨拶は撃ってから」――了

桃の節句のあと
ライオンのみさき  / 2011-03-04 23:22:00 No.1961
 こんにちは、ライオンのみさきです。

 ――もう、三月ですね。昨日はお雛祭りでした。うちでは、ちらし寿司にお吸い物をいただいたくらいで、他には、特にたいしたこともいたしませんでしたが……。

 いえ、そんなことはどうでもよくて、何が申し上げたいのかと言うと、このお話、以前エマさまが出された企画SSの時発表させていただいたお話の続きなのですけど、今日付を見ましたら、それは何とまあ五ヶ月も前で……もう、どなたも覚えてはいらっしゃらないのではないかと(前編はNo.1917 にありますので、よろしければ、お読みになって下さいませ、皆さま)――しかも、そのうえ、今回でもまだ終わっていないという ・ ・ ・ ・ (汗)。

 ごめんなさいっっっ。――まあ、よくあるんです、わたしだと……長くかかってしまうのもそうなのですけど、書いているうちにどんどんお話が長くなっていってしまうというのは。

 言い訳をさせていただきますと、本当は後編でもっとさっとマークさんが登場して、それで、終わるはずでした。でも、前編を書いていた時からの流れで恭一さんのことをもう少し描いてみたくなったのと、前編のご感想を竜人さまに言っていただいた時、坂下家のすばらしい家訓(!)のお話を伺いましたので、そのことも絡ませたくなって考えていましたら、こんなふうになってしまいました。それで、今回は、マークさんでなく、恭一さん中心の“中編”ということにさせていただきたく思います。(と申しましても、マークさんのことですから、あとの方で出て来ただけで、もうしっかり仕出かしてしまっていますけれども……(爆)。)

 でも、逆に詳しく書きました分、恭一さんのイメージを壊している所がないか、それが心配です。そういうことがありましたら、どうかお許し下さい、竜人さま。

 さて、それでは、今度こそ完結となります次回、後編は――はい、できるだけ、早いうちに……ええ、頑張ります……きっと、何とか ・ ・ ・ ・ 。

Re: 燕雀輪舞(バーディーズ・ロンド)〜番外編2〜
エマ / 2011-03-14 00:40:00 No.1969
この、夜、夜道をあるく女の子が怪物に襲われるというのは一種の王道ですけども、こんかいの少女も幸運でしたね。恭一さんが助けてくれて。
人影がゆっくりと変化していく様の描写はうまかったと思います。風船のようにふくれあがる、という部分が不気味^^;
倒されて、どろどろに液化して消えていく消え方もモンスターらしくて良いと思います。
挨拶は撃ってから、の家訓が見事、でましたね。軽口を言いながら怪物を倒す恭一さん、カッコイイです。
走り去った後の女の子、興奮冷めやらぬって感じですね。結構ミーハーな感じで、また恭一さんに会うことがあったらファンにでもなりそうですね(笑)

異形のモノ達……やっぱりカテゴリーで言うとゴーストなんですかね。数体甲殻類の化け物というのも今までにないタイプの敵で、興味をそそられます。大きなはさみを持っているところが、切断魔の正体ということですが、まーくん、あの相変わらずの脳天気な挨拶で、へっちゃらのようですね。スピードで完全に上回っていて、なんだか遊んでいるようにも見えますが(笑)
しかし、所長呼ばわりされとるぞ、恭一さん。そう呼ばれるとなんかすごいエライ人という感じがする。うーむ、「ボス」に「所長」か・・・w

次は完結編とのことで、次回も期待しています。敵達の正体と狙いはなんなんでしょうね。

誰得・実包の話
竜人 / 2011-03-20 02:13:00 No.1972
 拳銃弾―――実包の話をしよう。
 一般的に、実包は工場で生産された統一規格の製品を用いる。ファクトリーロードと呼ばれる規格化実包は工業製品の特性として、ある程度の精度内での大量生産を可能としている。対して、精密射撃が求められる競技用実包等においてはハンドロード―――手作業による実包の作成が行われる。
「銃弾なんてのは、撃てて当たりゃそれでいい。ま、前提があるんだけどな」
 無煙火薬と白い粉末を混ぜ合わせながら、恭一はつぶやいた。彼の背後で室内を見渡していたチップは、壁際に並ぶガンロッカーから視線を外す。話しかけておきながら話の先―――前提について話そうとしない恭一の背中を見て、どんな前提だと思うか問われているのだと気付いたチップは、一瞬だけ思考を巡らせた。
 銃弾は撃てて当たればいい。この言葉の前提、恐らくはハンドロードの実包を制作する理由にもつながる何か。考えるまでもない。
「当たっても効かなきゃ意味がない。効果がある、ってのが前提じゃないか?」
「正解」
 実包にも種類がある。口径や薬莢長だけでなく、弾丸自体の形状や重心位置、目標に着弾した後の変形や動きや発射薬など、さまざまな特性を持った実包が存在する。たとえば、拳銃弾として利用されるホローポイント弾は着弾と同時にマッシュルーミングと呼ばれる変形を起こし、軟体目標に効率よく運動エネルギーを伝達する。この特性から軟体目標に対しては高い効果を持つが、貫通力と飛翔速度が低下するという短所を持つため、ボディアーマー等に対しては効果が薄い。逆に着弾時に発生する弾頭の変形による貫通力低下を目的としたフルメタルジャケット弾は、ホローポイントと比較して高い貫通力を持つが、運動エネルギーを伝えきる前に人体を貫通してしまう可能性が高い。また、貫通した弾頭が目標物以外に被害を与える場合がある。
 では、恭一が作っている実包は、いかなる特性を持つものか。
 作業台周辺には.50ActionExpress弾用の薬莢と金色のホローポイント弾頭が入ったケース、白い粉の入った瓶。作っているのはデザートイーグル用の実包とみて間違いはない。射撃精度が求められる類の実包とは考え辛い拳銃弾を、わざわざ手作りする理由。先ほどの<前提>の会話。坂下恭一という男の生業。これだけの情報があれば、容易に想像がつく。
「ただの鉛玉でカタがつきゃいいが、手足吹っ飛ばしてもすぐに生えてくるような相手もいる。そんな連中には―――」
「魔術的効果が付与された弾丸を撃ち込む。その粉薬は効果を増強するか、燃焼することで術が発動する類のもの―――で、間違いないだろ、ボス?」
「・・・まいった、説明することがねえ」
 ナギサは全部聞くまでわかんなかった。そういいながらチップの方へと椅子を回転させた恭一は、苦笑していた。
 


一言で言ってしまえば、恭一が作っている実包は焼夷拳銃弾とでもいうべき実包である。弾頭として使用されるホローポイント弾の一種、ハイドラ・ショック弾の針のような弾芯には発火の魔術が施されており、発射薬には霊的・魔術的効果を増加させる粉薬を混ぜてある。着弾と同時にマッシュルーミングを起こし、目標内部へと侵入した弾丸は、その運動エネルギーをある程度消費した時点で、弾芯に施された魔術を発動させる。霊薬によって強化された炎が内側から目標を焼くこの実包は、対人外用として高い効果を持つ。ハーグ陸戦協定もびっくりの、残虐極まりないシロモノだ。
 守護天使や呪詛悪魔に匹敵し得る退魔師。成程、この手札を持つのなら納得できる。情報は間違っていなかったわけだ。坂下恭一への認識を再確認し、チップはその背中を眺め続けた。


注:ハイドラ・ショック弾はウィンチェスター社の製品です。魔術なんて施してないのはもちろん、.50AEの実包が存在するという事実は(少なくとも作者の知る範囲では)ありません。
 また、ホローポイント及びフルメタルジャケットに関しては、若干大雑把に書いてあります。詳しく知りたい場合は自分で調べてください。
 ちなみに金色のホローポイントといえば普通はゴールドセイバー。金色のハイドラ・ショック弾が存在する事実は(ry

A☆TO☆GA☆KI
 みさきさんにお礼の返信をしようと思ったら、いつのまにかこんな話ができていた。誰得。仕方ないね、竜人だから。

追記 
多分「ボス」だの「所長」だの言われて一番違和感持ってるのは坂下さんちの恭一君。

Re: 燕雀輪舞(バーディーズ・ロンド)〜番外編2〜
エマ / 2011-05-06 00:06:00 No.1977
武器の話の中でも、拳銃弾の実包にまで話が及ぶというのも、いろんな作品を見渡してもめずらしいでしょうね。さすが竜人さんというか・・・。
キットを使って火薬を混ぜ合わせながら、ひとつひとつ実包を作っていく姿はすごく渋いと思います。かっこいいなーw

デザートイーグルの実弾と言うだけで威力が高いのに、さらに特別の魔術が発動するとなれば、確かにどんな怪物でも対抗できそうですね。それを見破ったチップさんもさすがですが・・・。

守護天使や呪詛悪魔に匹敵し得る人間の退魔師・・・。うーん。カッコイイ。他にも何か恭一さんの隠し種ってないんでしょうか。ある気がするw 次回があるとするなら楽しみにしてますw

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