ADVENBBSの過去ログを表示しています(閲覧専用)
感想でGO!
ノエルザブレイヴ / 2005-05-22 23:54:00 No.563
例によってまとめてしまいましたが、感想です。


>OTOGI World(夢カルバージョン)
チャットでも言いましたが、非常に楽しい作品に仕上がっていると思います。
まず、ひとみの「働くのが大好きな少女であること」がここでは上手く笑いに転化されていると思います。周りの優しさとのずれが何となくひとみ的かな、と思うのです。
ほのかにエッチなところも結構好きです(笑)。饗介(最近この名前出ないですよね…)の「悪い魔法使い」という役回りや手口がこれまたそれっぽく、また世界観の中にも自然に溶け込んでいるのがすごいと思います。
これからもこういう即興的な話を楽しみにしたいと思います。

>2人のモモRepley〜二度目の始まりと歴史の違い〜
始めの部分がちゃんと自然に「Repley」の意味付けになっているのがまずいいなと思います。そういう持っていき方ができるのは見習いたいと思っています。そして、再びご主人様の温かさを感じるラナ嬢の様子には胸がじんと来るものがあります。それこそご主人様と守護天使です。何となくそんな感じがするのです。
それから、少数の守護堕天使と彼らの持つ愛の関係を考えると本当に深く、また覚悟の大きさなどを感じるものであり、良くも悪くも気楽な感じが漂う「夢カル」との違いを感じたりもしました(なのはの愛のあり方は真剣ですけどね)。
また、最後から想像するに次回何か怖いことになりそうなのが気になります。何とか平和的に片がついてほしいな、と心の奥底で願ったりしてしまいます。
この「Repley」によって起こる結末がどうなってしまうのか、楽しみと不安感がない交ぜになった気持ちを持って待ちたいと思います。

>ある夕方のお話・・・
お互いに優しさを分け与え合っているまゆりと光彦の関係が非常に素敵ですね。私が志向する光彦とカルテットの関係と重なっているのがうれしいです。こういう「上品な甘さを感じるひと時」を共有できる光彦、私が想像したキャラながら本当にうらやましい(笑)。
そして、自ら選んだ道の行く末とはいえいたたまれなくなって帰ってしまうあすか。その「寂しさ」はあすか的だとは思いますが、カルテットの仲の良さを考えると「抜け駆けは…いけませんよ…。」となってじゃれあうようなけんかが始まる、というのもありかもしれませんね。
最後に、挿絵のことですがいろいろなものが伝わってきて最高でした!

>白鷺、羽ばたく
私にとっては(多分他の方にとっても)再登場待望の話ですね。
戦闘訓練を見守る人たちがまあ、「大人の世界の住人」というか、「夢カル」が「庶民的定食の店」とすればここの人たちは「高級フランス料理店」というか…。この点に関しては本当にいつも違いを感じてしまうのです。まあそれが楽しいのですけど。個人的にはノワール嬢をちょっとイラストにしてみたい気がします(笑)。容貌ってどんな感じなんですかね(笑)。
あと、サキ嬢のことが気になって仕方ないセリーナ嬢の様子にサキ嬢の持つ魅力や危うさみたいなものがこめられているように思いました。サキ嬢の繊細なガラス細工のような部分と、それに惹かれながらも自分の仕事を全うするかのような行動をとってしまうセリーナ嬢の2人(そういう意味ではレオン君は本当に素直ですね。それが彼の魅力なのでしょうけど)の間を流れるいろいろなものが何か本当にそれっぽいです。チャットでは想像で書かれたとのことですが想像でこれだけできるのは驚きなのです。個人的にはサキ嬢の魅力は「鋭い切れ味の天才性と守ってあげたい脆さが同居する点」にあると思っていますがいかがなものでしょう?でもサキ嬢って見た目よりパワータイプなんですよね。それが個人的にはちょっと意外かもしれません。
また、最後のワイルド氏の「打ってこい――全力でな」というセリフは何となく「戦う男」を感じました。プロ野球で「真っ向勝負でストレート」みたいなものがありますがそれに近いと私は思いました。まあ純粋な好奇心もあるのでしょうけど。サキ嬢はそれだけの好奇心を抱かせる「黄金ルーキー」なのでしょうね。
それにしても、この種のSSは決して私には書けないのでうらやましさや尊敬を持ってしまうのです。


それでは、またいろいろと読んでいければいいなと思います。

Re: 感想でGO!
エマ / 2005-06-13 02:57:00 No.593
こんばんは。

>OTOGI World
お話の舞台が全くオトギストーリーとは関係のない、童話の世界というのが面白いですよね。それでも、どことなくそれぞれの配役に違和感が無い所が、大公国物語に通ずるものがある気がします。

ひとみちゃんって、どちらかというと他の3人に比べて見せ場というか、アピールがしにくい所はあるかもしれません。でも、このSSでは成功していますね。なにより、やらなくちゃ……という気持ちでなく、働く事自体を楽しんでいる所が好きです。
あと、何においてもとにかく一生懸命な所ですね。
光彦王子とのダンスも、必死の逃走も、酔っぱらいのおっさんをはり倒すのも(それはいいかw
饗介が悪い魔法使い役というのは、どちらかというと彼以外になるべき悪い人がそうそう見つからない事も大きいのかもしれないですけど、スクール水着などというマニアックな物を着せる所は、やっぱりらしいなと思います。……光彦王子までその気があったのがビックリですが(笑)

>2人のモモRepley
最近は、ご主人様と一緒に暮らせない守護天使キャラも増えましたけど、その分、ご主人様と再会できるシーンがあると、やっぱり胸が熱くなりますね。
主人との守護天使の関係って、それはもう、その人々で十人十色の関係のあり方があるでしょうけど、ラナちゃんと桃華ちゃんの間は……なんなんでしょう。姉妹のような感覚もありつつ、主人でもありつつ、また他の何かでも……。そういった関係のあり方によっても、また再会の喜びの種類というか、感覚という物は違ってくるでしょうね。
なのは先生が、あのタクシードライバーのご主人様に再会できた時も、きっと複数の感情が混ざった喜びがあったでしょうし。そういう、微妙なニュアンスを、表現できるような文章をいつか書いてみたいです。

>ある夕方のお話
私も、なんといいますか……チクチョー光彦さん羨ましいぜコノヤロー的な……いやいやうそですよ(笑)
互いにかける優しさで、互いが幸せになれる……良いですね。ノエルさんによるいつものSSでは、カルテット4人と光彦さんと、均等な優しさのやり取りでしたが、このお話ではまゆりちゃんがそれを独占してしまえた日、という事ですね。もしかしたら、そのうちそういう時も来てしまうのかも……? いえ、ここまでではなくとも、みんなたまには、光彦さんを少しだけ独り占めできる時間が欲しかったりするものなのだと思います。
あすかちゃんは……やっぱり、ちょっとかわいそうでしたけど……。他の2人も気になって追跡してて、あすかちゃんと一緒に目撃したら……もう少しコミカルな感じになって、ノエルさんのおっしゃる通り、「抜け駆けはいけませんよ」のいつものようなケンカ風景になったのかもしれませんね。

>白鷺、はばたく
確かに、模擬戦の観戦メンバーが……そうそうたる顔ぶれですものね。でも、夢カルのサポートチームやD.F.隊員の戦いや、観戦分析の風景だって、あったとしたら十分面白いと思います。それは……もちろんフェンリルのこういった人たちに比べたらあれかもしれませんが、それでもつぐみちゃんや、あやちゃん達なりの目を見張る特技や特長もちゃんとあるんですし。フェンリルの人たちを特に意識しないで、例えばなたねちゃんや饗介くらいの呪詛悪魔を対象にお話を作れば、「高級フランス」……でなくても「行列のできる中華料理店」みたいにはなれるんじゃないでしょうか。なんか例えが訳わかんないですけど(笑)
セリーナさんとサキさんについての印象はノエルさんとほぼ同じなんですけど、レオンさんが素直……というのは、ああなるほど。と思ってしまいました。そうですよね。自分ではひねくれ者とか、自分を隠している、みたいに思っているのかもしれないですけど、サキさんに対する気持ちとかは、分かる人にはあっさり分かってしまう位、素直な物で……。そういう事をレオンさん本人に言ったら、きっと赤面したり怒りだしたりしてしまうのかも……(^^;

あと、サキさんについての「黄金ルーキー」という表現は面白いな、と思いました。確かに、今はルーキーの状態ですね。黄金……というのはちょっとサキさんのイメージにあわない気もしますが、つまりダイヤの原石……という事ですね。

>この種のSSは決して私には書けないので……
 でも、私やみなさんには、逆に「夢カル」のような作品はそうそう書けないと思います。なんというか、ただほのぼの……という感じではなくて、なんというか、独特の空気感というか、魅力があるんですよね。同じほのぼの系の「ここで〜」や「〜ゆびきり」とも違う、何かがあると私は思っています。
 なんか上手く、口では表現できないのですけど……。

ADVENBBSの過去ログを表示しています。削除は管理者のみが可能です。