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公国仲良し姉妹
ノエルザブレイヴ /
2005-05-28 20:41:00
No.573
夢追い虫カルテットシリーズ番外編 〜ノエルラントの名花たち〜 「みさきがまゆりに捧げる賛歌」
(その1)
ある初夏の昼下がり、ノエルラント第二公女・みさきは姉であるまゆり第一公女に用事があるためにまゆりの部屋を訪れることにした。
みさき第二公女「(ノックして)お姉さま?」
しかし、返事が返ってこない。と言うより中からは物音一つしない。
みさき第二公女「おかしいですね…。お姉さま、失礼します。」
結局みさきは無断で中に入る格好となった。すると…。
まゆり第一公女「zzz…。」
夏服の白いワンピースを着たまゆりはシーツもかけずにすやすやと眠っていたのである。(イラスト:
http://groups.msn.com/noelthebrave/sh...
)
枕もとの机にはなにやらレース編みのやりかけとおぼしき物が転がっていた。
みさき第二公女(お姉さま…このままではお風邪を…。)
みさきは慌ててまゆりにシーツを掛けた。
みさき第二公女「これでよしっと。」
落ち着いたみさきはベッドサイドの椅子に腰掛け、まゆりの寝顔を見た。すると、みさきの心の中に何とも言いようのない感情がふつふつと湧き出てきたのである。
みさき第二公女(お姉さま…。なんて屈託のない優しい寝顔なんでしょう…。わたしはお姉さまの妹で本当に良かったです。)
そして、まゆりの寝顔を見ているうちにみさきまでも心が穏やかになっていった。
みさき第二公女(ああ…まゆりお姉さまの寝顔を眺めているうちに…何だかわたしまで…。)
みさきは椅子に座ったまま心地よい眠りの世界へと落ちていった。
しばらくして…
まゆり第一公女「あ、わたくし…。どうやら編み物に疲れて眠ってしまったようですわね…。」
まゆりは起き出した。周りを見てみると、椅子に座って眠っているみさきがいた。
まゆり第一公女(どうやらみさきが掛けてくれたようですわね…。)
まゆりはみさきの優しさにじんとなった。
まゆり第一公女(みさき…わたくしはみさきのような妹を持てて世界一の幸せ物ですわ…。ありがとう…。)
考えることも一緒の仲良し姉妹であった。
その1・おわり
(その2)
その日、同腹の姉妹であるまゆり・みさき・ゆうきの3人はアルバムを見合っていた。
まゆり第一公女「これはみさきの公女認定式の時のですわね。美しいですわね…。」
ゆうき第四公女「さすがみさき姉さまだな。」
みさき第二公女「まあ…ありがとうございます。」
ゆうき第四公女「これは去年の旅行の時のか。」
まゆり第一公女「あれは楽しかったですわね。」
そんな感じで会話が進んでいった。そして…
ゆうき第四公女「あれ?これは何であろうか?」
ゆうきが1枚の写真を見つけた。(イラスト:
http://groups.msn.com/noelthebrave/sh...
)
まゆり第一公女「ああ、これですか。これはわたくしが小さい頃にあなたたちやお母さまと海に行ったときの写真ですわね。あなたたちはまだもっと小さかったですから覚えていないでしょうが…。」
ゆうき第四公女「確かに覚えていないな。」
まゆり第一公女「みさきはどうでしょうか?」
そう言ってまゆりがみさきのほうを見てみると、みさきの表情がなにやら不気味な感じの微笑みに変わりつつあった。
みさき第二公女(ああ…小さい頃のお姉さま…。なんて可愛らしい…。今すぐタイムマシンに乗ってあの頃のお姉さまの頭をなでなでしたい…。)「むふぅ…。」
まゆり第一公女「…みさき?」
ゆうき第四公女「何やら笑い方が沙子ちゃんさんみたいになっているが…。」
まゆりへの愛情が不気味な微笑という形で現れてしまったみさきと、それに引き気味のまゆりとゆうき…。そんな平和な三姉妹であった。
その2・おわり
釈明
ノエルザブレイヴ /
2005-05-28 20:47:00
No.574
イラスト公開に当たって何か話をつけたほうが面白いかな、と思って書きました。ちょっとみさき公女が壊れ気味なのが心残りではありますが。
あと、その1のイラストのまゆりの髪の毛をもっと広がった感じで描けばよかったなと今ちょっと後悔してます。
おまけ:「白鷺〜」に出てきたノワール嬢です。
http://groups.msn.com/noelthebrave/sh...
3姉妹の真ん中って、いいです♪
ライオンのみさき /
2005-06-11 16:36:00
No.589
(その1)
ええと ・ ・ ・ ・ 。どうにも、恥ずかしくて、詳しくいろいろとは申し上げられないようなのですけど……。
ただ……寝姿というものは、やはり人さまにお目にかけるようなものではありませんし、その意味では、こうして公開されてしまって、まゆりお姉さまには少しお気の毒な気もします。
――でも、しあわせです……。
(その2)
このまゆりお姉さまのお小さい頃のお姿は、本当におかわいらしくて、こういうものを見せていただいて、本当にうれしいです。ありがとうございます、お父さま。チャットでも、申し上げましたけど、もし、タイムマシンでこの頃のお姉さまのところに行けたりするのでしたら、だっこして、頬ずりしたいです。
ただ……そういうこと考えていましても、わたし、沙子ちゃんさまのような笑い方には、ならないはずって自分ではと思っているのですけど ・ ・ ・ ・ 。
ノワールさんのイラストもいいですね。色づかいがシックで、いかにもノワールさんらしい感じがします。
10人キョーダイ、ただ1人の男ってのは、けっこタイヘン・・・
K−クリスタル /
2005-06-18 23:16:00
No.600
まゆり姉上の寝姿・・・下着かおネグかと思って、いっしゅん
(//@_@;//)ドキッ!
けど・・・僕のそーぞーからすると、
まゆり姉上のおヤスみの姿勢って
横向きのよーなイメージがあります、ナンとなく
ちびっちゃいまゆり姉上は、ホントかーいらしー
みさき姉上がコワれるのもむべなるかな・・・w
しかし、さすが父上・・・
まゆり姉上とみさき姉上との仲の良さを描いた
かよーなうつくしーハナシだけで終わるんではなく
こーしたオチをつけるとわ・・・w
けど、沙子さんふうってのはヤダな、個人的に・・・
キリカ家3姉妹とーじょーで
いい機会ナンで、前チャットでお話したことのある、
キリカ家の奉公人達のあいだで
ひそかに歌われているとゆー戯れ歌をごヒロウしましょーかい♪
父上には、一度お見せしましたが、
その直後もったいなくもエマ大公からのご意見もとり入れ、
またさらにおーはば増量(当社比、ナンと3倍!)して、全面改訂!!
♪俺らがお仕えする家にゃ、
♪花も恥じらう3人の、
♪姫さま方がござんする
♪姉・妹とは申されど、
♪銀・黒・黄土と、とりどりに
♪御髪の色も、ご三様
♪麗し春風、一の姫
♪優しそよ風、二の姫で
♪三の姫さま、つむじ風(リフレイン)
・・・おソマツ
あと・・・そだ!
あらためまして、ノワール姉さんのイラ、ありがとーございましたーー!!! ◇\(⌒v⌒)/◇
Re: 公国仲良し姉妹
エマ /
2005-06-21 20:30:00
No.603
仲良し姉妹、良い事ですね♪
ノエルラントの宮廷(?)は普通のと違って、のんびりした雰囲気の中で親族たちで仲良く過ごす。その毎日毎日の些細な事もSSとして楽しめますね。
やはり、一家のキャラクターの個性からでしょうか……。
>その1
シーツもかけずに、無防備な感じでまゆりちゃんが寝ていたのは、やはりノエルラントも夏が近づいているからでしょうか。年長者ではありますが、やっぱりイラストを見ていると夢カルのまゆりちゃんと同じく、あどけなさというか、可愛いさがありますね。
みさき公女視点では、また私とは違った姿として映っているのかもしれませんけど(笑)
2人とも同じように互いを大事に思っている事がよく伝わってくる一幕だと思いました。みんな仲良しのノエルラント一家ですが、やはりまゆり公女とみさき公女の仲はその中でもまた特別なんでしょうね。
>その2
で、こちらはその気持ちが少々暴発しかかった、といった所なのでしょうか?(笑)
「むふぅ」という笑い方自体は今回だけのギャグなんでしょうけれども、なにやら怪しい感じのみさき公女の微笑みのシーンも、少し見てみたいかも(爆 一つのイラストとしてだとあれかもしれませんから、漫画のちょっとした1コマとして(笑)
でも、小さいときのまゆりちゃんのイラスト、本当に可愛いですね。大好きな人の知られざる小さい頃の姿……となると、やっぱり感激も大きい物なのかもしれません。
ゆうきちゃんのツッコミを含めたセリフの一つ一つがなんだか絶妙に効いている気がしました♪
>ノワール嬢
任務時はこういう格好をするんですね。敵に発見されにくいようにと、あと動きやすさからなんでしょうけれども、ボディラインがそのままでる、大胆な服装でもありますね。紫とグレーの色合いがかっこいいです。
これ、泳ぐ時にも抵抗が少なくていいかもしれませんね。
>まゆり姉上のおヤスみの姿勢って
そうでしょうかね。なんとなくまゆり公女よりも、みさ…(削除されましたw
あと、みゆうちゃんとか大の字とか、うつぶせとか、面白い格好で寝ていそうです。
>戯れ歌
つむじ風!ヽ( ゚∀゚)ノ (リフレインw)
この、調子がいいんですよね。三人の髪の色と、性格を表した風の表現がやはりスバらしい……。
それぞれの風については、まゆりちゃんとみさき公女のを決めるのが大変でしたよね。
ゆうきちゃんのつむじ風はあっという間、というか始めから決まっていましたけど(笑)
しかし、これやっぱりゆうきちゃんをからかうという意味合いが2〜30%含まれた歌なんだろうな(笑)
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(その1)
ある初夏の昼下がり、ノエルラント第二公女・みさきは姉であるまゆり第一公女に用事があるためにまゆりの部屋を訪れることにした。
みさき第二公女「(ノックして)お姉さま?」
しかし、返事が返ってこない。と言うより中からは物音一つしない。
みさき第二公女「おかしいですね…。お姉さま、失礼します。」
結局みさきは無断で中に入る格好となった。すると…。
まゆり第一公女「zzz…。」
夏服の白いワンピースを着たまゆりはシーツもかけずにすやすやと眠っていたのである。(イラスト:http://groups.msn.com/noelthebrave/sh...)
枕もとの机にはなにやらレース編みのやりかけとおぼしき物が転がっていた。
みさき第二公女(お姉さま…このままではお風邪を…。)
みさきは慌ててまゆりにシーツを掛けた。
みさき第二公女「これでよしっと。」
落ち着いたみさきはベッドサイドの椅子に腰掛け、まゆりの寝顔を見た。すると、みさきの心の中に何とも言いようのない感情がふつふつと湧き出てきたのである。
みさき第二公女(お姉さま…。なんて屈託のない優しい寝顔なんでしょう…。わたしはお姉さまの妹で本当に良かったです。)
そして、まゆりの寝顔を見ているうちにみさきまでも心が穏やかになっていった。
みさき第二公女(ああ…まゆりお姉さまの寝顔を眺めているうちに…何だかわたしまで…。)
みさきは椅子に座ったまま心地よい眠りの世界へと落ちていった。
しばらくして…
まゆり第一公女「あ、わたくし…。どうやら編み物に疲れて眠ってしまったようですわね…。」
まゆりは起き出した。周りを見てみると、椅子に座って眠っているみさきがいた。
まゆり第一公女(どうやらみさきが掛けてくれたようですわね…。)
まゆりはみさきの優しさにじんとなった。
まゆり第一公女(みさき…わたくしはみさきのような妹を持てて世界一の幸せ物ですわ…。ありがとう…。)
考えることも一緒の仲良し姉妹であった。
その1・おわり
(その2)
その日、同腹の姉妹であるまゆり・みさき・ゆうきの3人はアルバムを見合っていた。
まゆり第一公女「これはみさきの公女認定式の時のですわね。美しいですわね…。」
ゆうき第四公女「さすがみさき姉さまだな。」
みさき第二公女「まあ…ありがとうございます。」
ゆうき第四公女「これは去年の旅行の時のか。」
まゆり第一公女「あれは楽しかったですわね。」
そんな感じで会話が進んでいった。そして…
ゆうき第四公女「あれ?これは何であろうか?」
ゆうきが1枚の写真を見つけた。(イラスト:http://groups.msn.com/noelthebrave/sh...)
まゆり第一公女「ああ、これですか。これはわたくしが小さい頃にあなたたちやお母さまと海に行ったときの写真ですわね。あなたたちはまだもっと小さかったですから覚えていないでしょうが…。」
ゆうき第四公女「確かに覚えていないな。」
まゆり第一公女「みさきはどうでしょうか?」
そう言ってまゆりがみさきのほうを見てみると、みさきの表情がなにやら不気味な感じの微笑みに変わりつつあった。
みさき第二公女(ああ…小さい頃のお姉さま…。なんて可愛らしい…。今すぐタイムマシンに乗ってあの頃のお姉さまの頭をなでなでしたい…。)「むふぅ…。」
まゆり第一公女「…みさき?」
ゆうき第四公女「何やら笑い方が沙子ちゃんさんみたいになっているが…。」
まゆりへの愛情が不気味な微笑という形で現れてしまったみさきと、それに引き気味のまゆりとゆうき…。そんな平和な三姉妹であった。
その2・おわり