あの日の昼過ぎ、大学生だった僕はバイト中、先輩の運転する車の助手席にすわり、四谷の交差点で信号待ちをしていました。
しばらくして、車のラジオから入ってくるニュースによって、交差点で見た人だかりの悲しい理由を知らされる事となりました。
それ以来、ユッコの事を封印して生きてきましたが、昨年単身赴任してきたユッコの故郷の街が、この封印を解いてくれました。
先週、初めて佐屋行く事ができました。
墓前を埋める花を見て、今も彼女を愛する人々の存在を実感し、胸のつかえが取れて様な気がしました。

ユッコと同じ誕生日に生まれた僕の長女は、あの日のユッコと同じ年になりました。
とても不思議な感じがします。

みなさま、こんばんは。

今日でまた１年が経ちました。もう２４年が過ぎたなんて
とても私の中では信じられません。
この日の出来事は本当に昨日のことのように今でも鮮明に
覚えています。
仕事の関係で四谷や成満寺には行けませんが、お昼には
ユッコが眠っている方角に向かって手を合わせるつもりです。

みそくしかつさまの胸のつかえが取れた様な気がすると
いうのは同じ経験をしましたので私もわかる気がします。
今日一日はユッコのことを偲んで過ごしたいと思っています。