大喜利707回 選句欄
大喜利第707回投句◆d4cb2a / 2024-02-06 20:31:53 No.26189
言い訳
 今日は、朝からガイド。難客で長い時間引き回されたために、帰って来たらバタンキュウ。
それから、義理で入っている英会話の時間の最中ぼ電話でした。本当に申し訳ありません
でした。という事で、選句欄を設けます。要領は、何時もの通り下記の如くです。
                                  蒼天

  選句数:六句選 (特選◎1句、並選〇5句)いずれも寸評付き
     :締切日  2月8日24時
                                  以上

41819◆791dc0 / 2024-02-07 16:58:22 No.26191
葵選句

〇風紋の影の尖りや春早し
 まだまだ寒さ残る春の日差しです。

〇雉啼くや全てのものに朝の影
 ケーンとの雉の鳴き声に春の朝が始まります。

◎一枚の春光の野に我を放つ
 吟行への意気込み、今年も秀句を期待しています。

〇大股の脚尾真つ直ぐに雉横切る
 姿勢の良い雉の歩く姿が。

〇早春の渡り廊下に二人きり
 恋の始まりでしょうか。

〇曲水の筆に留むる山河かな
 大河ドラマそのままに。

大喜利第707回投句◆5acfec / 2024-02-07 17:14:11 No.26192
《蒼天選》

一枚の春光の野に我を放つ◎
 スケールの雄大な句、万葉の古事の丘に赴きたい心地。

雉鳴くや口さみしくてチョコレート〇
 発想の転換に打たれた。

雉啼くや全てのものに朝の影〇
 ◎を迷った。あの鋭く高らかな鳴き声を聞くと、こうなる様な気がする。

ととととと雉の横切る通学路〇
 意表をつかれて、参った。

島々の風が咲かせてゆく椿〇
 椿は、島育ちが本筋かも知れぬ。

曲水へ風の雅でありにけり〇
 確かに、そう言った一面がある。

41819◆5bb000 / 2024-02-07 20:47:38 No.26193
ふみもと選

◎春光を汲みては溢す水車かな
リズミカルとはいえない、その音ときらめき。水は光。光は音。

○草むらに火色走らせ雉鳴ける
中七!

○早春や小窓にひとつ江戸切子
この句も中七!

○街灯をななめによぎる春の雪
春の雪でなくとも、と一瞬立ち止まったのですが、やはり春の雪は正解だと思います。

○早春のエンジン音を聞いてゐる
まあ、それだけなんですが、不思議と早春らしさが。

○春光の駅に笑顔の人多し
ひとつの発見。駅の骨格にも想像が及びます。

41819◆122436 / 2024-02-07 22:34:04 No.26194
純子選

◎筆さらり袂のゆらり曲水に
 ふたつのオノマトペに全てが集約されています。リズムも良いです。

○春兆す雲梯の子は臍覗け
 元気いっぱいの子達。よく見る景です。
 
○きぬおぼろもめん豆腐も春の色
 真っ白いものにも感じる春の色。

○袂より腕白く伸び針供養
 臨場感あり。

○島々の風が咲かせてゆく椿
 島ならではの中七が秀逸です。

○春光や展示グラスの中に青
 春光に耀いている青いグラス。「グラスの中に青」の表現素晴らしいです。


41819◆7f0152 / 2024-02-08 10:45:56 No.26195
二酔選

◎曲水の筆に留むる山河かな
 曲水の場で大きな景を詠んでいるのが素敵です、

〇曲水へ風の雅でありにけり
 風が穏やかで心地よく、風を褒めることで曲水全体が雅なのだと感じます。

〇筆さらり袂のゆらり曲水に
 さらりとゆらりがいい感じ。

〇自転車のサドルの硬き余寒かな
 お尻で感じる余寒。

〇雉啼くや全てのものに朝の影
 朝のまだやや寒く朝らしい感じを受けました。

〇早春の口琴を吹く少女かな
 アイヌの少女が春の訪れを祝っている姿が浮かびました。

41819◆248bf7 / 2024-02-08 16:11:10 No.26197
雪蛍選
◎ 風紋の影の尖りや春早し
影の尖りが繊細で季語と響きあいます。

◯ 草むらに火色走らせ雉鳴ける
中七が衝撃的。

◯ 春光をひらくアイヌの神謡集
春光が優しいですね。

◯ 春寒の黙すれ違ふ会議室
なかなかスリリングな状況です。

◯ 島々の風が咲かせてゆく椿
大島あたりの椿を思い浮かべました。

◯ 筆さらり袂のゆらり曲水に
平安時代の優雅さを見たような気持ちになりました。

ぴのこ◆a7f544 / 2024-02-08 17:51:44 No.26198
ぴのこ選

◯川岸に雪解雫の文学碑
中七に詩情あり。

◯きぬおぼろもめん豆腐も春の色
私もお豆腐に春を感じます。

◎袂より腕白く伸び針供養
美しき女性が浮かびました.

◯早春の渡り廊下に二人きり
ドラマの始まり。

◯筆さらり袂のゆらり曲水に
平安の雅。

◯自転車のサドルの硬き余寒かな
実感します。

ひとみ◆57c611 / 2024-02-08 19:54:47 No.26199
ひとみ選

◎曲水へ風の雅でありにけり
   「風も」ではなく、「風の」と言い切ったところが手柄。
   句柄も雅。

○風紋の影の尖りや春早し
   早春の趣あり。

○ととととと雉の横切る通学路
   オノマトペが雉らしく。

○曲水や千年つなぐ詩心
   申し分なくまとめられて。

○島々の風が咲かせてゆく椿
   藪椿讃歌。

○春塵や瞑り給はぬ阿修羅像
   凛々しく清らかな阿修羅像にも塵が、、、

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