それでは、選句も出揃いましたので、名乗りをお願い致します♪

名乗りが終わりましたら、次の幹事の葵様にバトンタッチ致します♪

幹事　ぴのこ

ふみもとの句

蝋燭の炎の揺るる絵踏かな　　○二○ぴ○純
雪虫へ不意に重さの生れれり　　○蒼
春泥に獣の香り残りける　　○純
さゆらぎや磯巾着へ波静か
薄氷の弱き光を離さざる　　◎二◎ぴ
春泥へキャタピラ沈みゆくばかり

９枚いただきました。厚座布団の二酔様、ぴのこ様をはじめ、皆様ありがとうございました。

二酔の句

薄氷が離れ小島のやうに浮く
絵踏てふ黒光りする歴史かな
雪虫の雪のふりしてをりにけり　〇蒼〇雪
春泥や学校さぼり映画観て　　　〇ひ
花のやうに磯巾着の騙しけり
春泥のなき東京の冷たさよ　　〇葵〇純

◇５枚
葵さん、蒼天さん、雪蛍さん、純子さん、ひとみさん、ありがとうございました。

葵の句

いしぼたんアンデルセンの世界より　　〇純子
娘を抱き夫捨て絵踏みせず生きる
雪虫や俗世の近き道標
替へ時の眼鏡の歪み薄氷　　　　　　　〇蒼天　〇雪蛍
高々と鍬振り上げて春の泥　　　　　　〇蒼天
薄氷や旅出はいつも風まかせ
　
４枚頂きました。蒼天様、雪蛍様、純子様有難うございました。

雪蛍の句
あはあはとふるへてゐたる薄氷　○ぴの
一切の音の消えゆく絵踏かな　◎葵◎蒼○ぴの○ひ
雪虫や積ん読本の山崩れ　○葵
春泥の幾重に残る轍跡　○ふみ○ひ
磯巾着たゆたふことを厭はずに
うすらひのこはるるといふ音微か○葵○ひ
１２枚いただきました。
葵さん、蒼天さん、ひとみさん、ぴのこさん、ふみもとさん、
ありがとうございました。

ぴのこの句

もう誰のものでもなくて薄氷
◎ふ
ひとらしきかたち失ふ踏絵かな
◎純◯二◯葵◯ふ
雪虫やひとり遊びの苦手な子
避けようとすればするほど春の泥
◎ひ◯ふ
磯巾着知らぬ存ぜぬしらばくれ
◎雪◯蒼◯二
うすらひのふれてこの世のいろとなる
◯雪

15枚感謝です。ふみもと様、純子様、二酔様、葵様、ひとみ様、雪螢様、蒼天様、有難うございました。

ひとみ名乗ります

薄氷に何かあるらしまた一羽
鐘の音の雨にくぐもる絵踏かな　　　　○ふ○雪○純
雪虫や風のぴたりと昼下り
春泥に電車は待つてくれぬなり
釣師の子磯巾着にあきもせず
茅葺を映し薄氷なきところ　　　　　　○二○ふ

５枚頂きました。ふみ様はじめ、ありがとうございます。

純子の句

春泥を飛びきれぬ我の大腿筋
薄氷を割つて太陽こなごなに
波を越え踏絵の世へと島を踏む
手のひらに雪虫影を置いてゆき　　　○二
奈落へと餌をさそひ込むいしぼたん
日を掴むいそぎんちやくの忘れ潮

二酔さま　貴重な一票をありがとうございました。

《蒼天句》

うすらひや少し離れて歩く癖　　　　　　　〇ぴの
　擦り減りし石の重さの絵踏みかな　　　　〇雪
　手の平に置きて雪虫歩きけり
　春泥を跳べば飛鳥の石舞台　　　　　　　〇葵〇ぴの
　磯巾着幾十年も棲む如く
　春泥をたこやきにする童かな

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　計四枚

　　ぴのさま、葵さま、雪さま有難う御座いました。