高らかにお名乗りくださいませ。
　　　　幹事　　ひとみ

葵の句

お点前の音かろやかに春障子　　　◎蒼天　〇ぴのこ
早退の理由は微熱藪椿　　　　　　〇蒼天　〇雪蛍
丘陵の上の畑や水温む
春嵐出逢ひ頭の磯しぶき
たばこ屋のゆがむ玻璃戸や春の蚊と
春の蚊や勝手つんぼに叩かるる
　
５枚頂きました。蒼天さん、ぴのこさん、雪蛍さんありがとうございます。

ふみもとの句

鈴の音の遠くなりたる春障子　　◎二
春の蚊や蛍光灯のとほく点く　　○蒼
一晩を塗り替えてゆく春嵐　　◎ひ○純○二
一日も同じ海なし藪椿　　○二○ひ
鳥かごの影賑やかに春障子
日本の最北端の水温む　　○葵○雪

１１枚いただきました。厚座布団の二酔様、ひとみ様をはじめ、皆様ありがとうございました。

ぴのこの句

送別の小さき包み水温む　
◯雪◯ひ
春嵐無言の我慢くらべかな
やはらかき日差しふくらむ春障子
春の蚊や憎めないほど弱き奴
ため息をひとつ吸はれて藪椿
◎雪
水温むぼんと背中をたたかれて
◎葵◯蒼◯二

8枚感謝です。雪蛍様、蒼天様、葵様、二酔様、ひとみ様、有難うございました。

雪蛍の句
流し聞くラジオ講座や水温む　○葵
春嵐なかなか馴染まざる枕　○葵○ふみ
春障子耳だけ起きてゐたる猫　○ひ
春の蚊や古書のひと山越えて来る　○蒼◎純◎ふみ○ぴの○二○ひ
荒波の一夜明けたる藪椿
日本語を声出して読む春障子　○ふみ
１３枚いただきました。
厚座布団の純子さん、ふみもとさん、はじめ皆様ありがとうございました。

ひとみ名乗ります

うち寄せる波の響ける藪椿
春の蚊の耳元に来てそれつきり
一と杓のゆげの白さや春障子　　　　　　　○ふ
たへまなく夜明けを霧笛水温む
生徒らの記念撮影春嵐　　　　　　　　　　○純
また一羽影絵となるや春障子 　　　　　○純

３枚頂きました。純さまふみさま、ありがとうございます。

純子の句

潮騒へかをり傾るる藪椿
こいさんの輿入れ間近水温む
朝日子に白く燃えたつ春障子
春障子ふるはせながら禅問答
春の蚊の薄き闇から濃き闇へ　　　◎ぴ〇葵〇二
リキュールをけふは濃い目に春嵐

４枚いただきました。
ぴのこさま　葵さま　二酔さまありがとうございました。

二酔の句

鳥の声池に映りて水温む　　　　〇純〇ふみ
春嵐川の波紋のうろこめく
叔母三人傘寿超えたり春障子　　〇葵〇雪〇ぴ
春の蚊よ生き延びる意味教示せよ
波音に消える叫びや薮椿　　　〇雪
春嵐あんなところにゴミバケツ　　〇蒼〇ふみ

◇８枚
皆さん、ありがとうございました。

《蒼天句》

　　橋の裏に光の輪揺れ水温む
　　春障子小鳥を狙う猫の影
　　春の蚊や薬師如来のお耳より　　　　　〇ぴの〇ひ
　　ロケットの打ち上げ神事春疾風
　　潮騒の岬の神社藪椿
　　春障子塀に背伸びの猫の影　　　　　　〇純

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　計三枚


　　三枚いただきました。ぴのさま、ひさま、純さま
　有難う御座いました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　蒼天拝