大喜利711回選句欄
41819◆57aed8 / 2024-03-16 12:26:34 No.26471
選句をお願い致します。

特選 一句    入選 五句     計六句

締め切り  3月18日(月)

41819◆791dc0 / 2024-03-17 11:47:44 No.26473
葵選句

〇目刺し焼く目刺さぬやうに串刺して
 リフレインに一票、

〇草の芽や親に秘密の玩具箱
何処からか出てきた玩具箱、中にはお手玉、けん玉等々。

〇草の芽や光あふるる乳母車
  明るい未来を託して。

〇最果ての電話ボックス鳥帰る
 まさに、鳥帰ると思いました。

〇蓮如忌のひたすら磨く鍋の底
 能登の地震も思い浮かべました。

◎山立ちて比良八荒の湖傾ぐ
 大きな景です。

大喜利第711回選句◆5acfec / 2024-03-17 17:19:52 No.26474
《蒼天選》

 蓮如忌のひたすら磨く鍋の底◎
  ひたすら鍋の底を磨く、蓮如上人の信心の真に触れた様です。

 思ひあぐ助詞一文字や目刺焼く〇
  思いあぐねた時の対処方法、他の方法では小生もやっていますね。

 あの頃にギターの音色目刺焼く〇
  あの頃、昭和の学生時代、こんな暮らしが定番でしたね。

 鎮魂の能登の鐘の音蓮如の忌〇
  蓮如上人の活躍した土地、今も鎮魂で忙しいのではと思います。
 
 最果ての電話ボックス鳥帰る〇
   最果ての電話ボックス、最適なモノを見出した勝利です。

 草の芽や地蔵に一つガラス瓶〇
   これも一つのガラス瓶の発見の勝利です。

41819◆57aed8 / 2024-03-17 21:33:34 No.26475
純子選

◎比良八荒しるべのごとき灯りかな
 荒れ狂う湖でのしるべはやはり灯りでしょう。

〇草の芽の吹かれて日々の濃く太く
 か細いものから段々逞しく。

〇比良八荒始発の波止の周航歌
 大好きな琵琶湖周航の歌に一票。

〇鳥帰る山湖にしんと山の影
 山河に別れを惜しんでいるかに。

〇鳥帰り海岸線に弧を残す
 自然の大きさを感じます。

〇信楽の壺に一輪鳥帰る
 素朴な信楽焼に自然の摂理が響きます。

41819◆7f0152 / 2024-03-18 15:55:51 No.26477
二酔選

◎草の芽や地蔵に一つガラス瓶
 新しい草の芽が出てきているが、地蔵に忘れられたガラス瓶が置いてあり、それにはかつて花が入っていたのかもしれず、その対比に惹かれた。

〇故里のナンバープレート鳥帰る
 結構故郷から離れた思いがけないところ見つけたのでしょう。鳥が帰るようにいつか帰ろうかと思っているのかも。

〇石垣の隙といふ隙名草の芽
 色々なところに伸びて行く芽に春の生命の力を感じます。
 
〇長々と貨物列車や鳥帰る
 長い貨物列車がと渡り鳥の群れのようで響き合っています。

〇鎮魂の能登の鐘の音蓮如の忌
 震災への思い。 

〇比良八荒しるべのごとき灯りかな
 灯りがぽつんぽつんと。

41819◆248bf7 / 2024-03-18 20:08:49 No.26478
雪蛍選
◎ わたつみの風に乗り換へ鳥帰る
わたつみの風に乗って無事に帰還しそうです。

◯ 思ひあぐ助詞一文字や目刺焼く
助詞の一文字をあれこれ考えつつ、目刺焼くが庶民的。

◯ 鳥帰り海岸線に弧を残す
弓形の海岸線の大景が素晴らしい。

◯ 比良八荒手刀を切る力士かな
力士との取合わせが面白いです。

◯ 夕照を湖に残して鳥帰る
美しい夕照が印象的。

◯ 山立ちて比良八荒の湖傾ぐ
湖傾ぐがダイナミックですね。

41819◆9a8694 / 2024-03-18 21:09:43 No.26479
ふみもと選

◎わたつみの風に乗り換へ鳥帰る
景も大きいですが、もっと壮大な地球の歴史すら感じさせてくれます。「わたつみ」の使い方もスマート。

○旅に寝て比良八荒の夜となる
上五の入り方がよくって、最後まで雰囲気が途切れないのがいいですね。

○信楽の壺に一輪鳥帰る
空も水辺も見えないところから、渡る鳥たちを思う。

○比良八荒しるべのごとき灯りかな
荒れる中での一灯。

○草の芽やドレミの歌を覚えつつ
映画「サウンド・オブ・ミュージック」。

○干すほどに目刺は深き海の蒼
「海の色」ではなく「海の蒼」とまで一歩踏み込んだことによって、目刺がより鮮明に見えてきました。

ひとみ◆57c611 / 2024-03-18 23:47:00 No.26480
ひとみ選

◎わたつみの風に乗り換へ鳥帰る
   大自然が見えてきます。空路があるかのよう。

○白鳥の引きし昨日はもうはるか
   この感じわかります。

○比良八荒しるべのごとき灯りかな
   夜の比良八荒。

○最果ての電話ボックス鳥帰る
   青春の思い出かと。

○信楽の壺に一輪鳥帰る
   遠近の妙。

○草の芽や地蔵に一つガラス瓶
   これから咲いてゆく野の花。

ぴのこ◆a7f544 / 2024-03-19 04:59:24 No.26481
ぴのこ選

◯思ひあぐ助詞一文字や目刺焼く
共感大。

◯草の芽や地蔵に一つガラス瓶
優しさがガラス瓶に。

◯蓮如忌のひたすら磨く鍋の底
説明うまくできませんが、季語がいいと思います。

◎山立ちて比良八荒の湖傾ぐ
滋賀県民としては、実感。

◯草の芽やドレミの歌を覚えつつ
草も言葉も歌も生まれる。

◯北陸新幹線眼下に見つゝ鳥帰る
変わるもの。かわらないもの。

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