それでは、皆様名乗りをお願いいたします。

次回の幹事さまへバトンをおつなぎします。
どうぞよろしくお願いします。
　　　　　　　　　　　　　　　　　雪蛍拝

《蒼天句》

初蝶に遇うてスリップオンの靴
虹梁の続く回廊涅槃西
かつ丼の祝さまざま三月来
海雲採るデイゴの島を繋ぐ橋　　　　〇雪
制帽の白線二本菊若葉　　　　　　　　〇純
初蝶と渡る踏切雨上がる　　　　　　　〇ふみ〇ぴの〇ひ


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　計五枚

　　雪さま、純さま、ふみ様、ぴのさま、てんていさま、
　　
　　　　　　　　　　　　　　　有難う御座いました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　蒼天

葵の句

初蝶や小さき祠の五円玉　　　　　〇ふみもと　〇ひとみ
彼岸西風拭き忘れたる窓ぼこり
酢海雲やまず箸はじめ夫の席
海雲採る潮の変り目沖の島
菊若葉街に小さな写真館　　　　〇蒼天　〇ふみもと
廃校となりて十年三月尽

４枚いただきました。
ふみもと様、ひとみ様、蒼天様、ありがとうございました。

ふみもとの句

水底に少し風吹く海雲かな　　◎純○蒼
遺伝子の真つ直ぐに立つ菊若葉
三月の風へラケット高く上げ　　○ひ○純
朝刊に開く俳壇彼岸西風　　○葵
君の声して初蝶を見失ふ　　○ぴ○純
初蝶に誘はれゆく水辺かな

８枚いただきました。厚座布団の純子様をはじめ、皆様ありがとうございました。

雪蛍の句
三月をどつちつかずの風が吹く　◯ふみ◯ひ
異国語を訳すAI彼岸西風　◯葵◯蒼
伸び縮む蛇腹の楽器初蝶来　◯ニ
もずく酢のやさしきまろ味啜りけり　◎ニ
働いてきたる手のひら菊若葉　　◎葵◎ぴの
三月の風に揉まれて自由人

１１枚いただきました。
葵さん、ぴのこさん、ニ酔さんの厚座布団他、皆様ありがとうございました。

ふみもとさん、次回の幹事どうぞ宜しくお願いします。

純子の句

ほんたうの空の青さへ初蝶来
島路地の細長き空菊若葉　　　〇ぴ
宿坊にもづくを啜る無言かな
古里のかはらぬ山河彼岸西風
日溜りへ来て初蝶の発光す　　〇二
三月を荒ぶる風の横切りぬ　　◎ひ

4枚いただきましした。
ひとみさまはじめぴのこさま、二酔さまありがとうございました。

ひとみ名乗ります

三月や島のピアノは帆をあげて　　　　○蒼◎ふ○雪○二
彼岸西風島に嫁ぎし声楽家　　　　　　○雪
初蝶来猫耳つけて二重唱
突出しのもずく酢に酌む旅の酒 ○葵
門灯に応へて菊の若葉かな　　　　　○ぴ○純
湯あがりや菊の若葉に薬味のせ

９枚頂きました。ふみ様はじめ、ありがとうございます。

ぴのこの句

三月のノートの隅の名前かな
◯葵◯雪
閉ぢられし母の抽斗彼岸西風
◯蒼
初蝶やあだ名よびあふ五人組
卓上に波の匂ひや海雲汁
◯ひ◯純
菊若葉髷のまだなき大の里
◯二
初蝶のこんなに翅をふるはせて
◯ふ


7枚感謝です。雪蛍様、ひとみ様、ふみもと様、純子様、二酔様、葵様、蒼天様、有難うございました。

二酔の句

三月や地震の国に生まれきて　　〇ぴ
線香の点火てこずる涅槃西風
もずく酢が苦手な若き日は遠く
指をさす一歳半や菊若葉　　　〇雪
初蝶のワルツの指揮のごとく舞ふ
初蝶やとりとめのなきもの思ひ　　〇葵◎蒼◎雪

◇７枚
雪蛍さん、蒼天さん、厚座布団ありがとうございました。ぴのこさん、葵さんありがとうございました。