大喜利第713回(選句欄)
41819◆9a8694 / 2024-04-06 07:33:43 No.26608
それでは、選句をお願いいたします。

特選1句に◎、並選5句に○。特選にはコメントもお願いします。

選句期限:4月8日(月)24時まで

41819◆791dc0 / 2024-04-06 21:34:28 No.26615
葵選句

〇まだ若き風従へて芹を摘む
 早春の風の中で

〇花人の風に広げてみる両手
 思わず両手を!その様なりますね。

〇風に着て日差しに脱いで花衣
 満開の花の下

〇曇天の空行く翼四月来る
 NHK朝ドラでも翼を広げて

〇朧夜のひとり消えたるお人形
 何となく不思議ですが、

◎トーシューズをさめスイートピーの束
 公演あとの満足感

大喜利第713回 選◆5acfec / 2024-04-07 17:10:34 No.26617
《蒼天選》

スイートピー百円ショップの花瓶◎
 取り合わせが最高。

少女は朧不安の正体は不明〇
 むかし、これに悩まされた記憶。

始発より風切り替はる四月かな〇
 朝の散歩で、いつも大和路線の電車と
 逢うが、こんな感じがする。

花人の風に広げてみる両手〇
 初めてきたところですかね。

白壁が水にゆらめく柳かな〇
 私の柳の原風景。造り酒屋でした。

まだ若き風従へて芹を摘む〇
 芹にはいつも若さの息吹を感じる。

41819◆9a8694 / 2024-04-07 19:06:48 No.26618
ふみもと選

◎夕方の雨のやさしき四月かな
難しい言葉は一つもないのに、余韻がある句。四月のやさしさ。

○綿菓子をねだるをさなご糸柳
綿菓子と糸柳の響き合い。

○あをあをと小江戸の町の柳かな
中七。柳が見えます。

○芹を摘む鳥の言葉を知る人と
そんな人との素敵なひととき。

○夕星の育つてをりぬ芹の水
純度の高い句。気温を感じます。

○白壁が水にゆらめく柳かな
逆に、白壁にも水の光が揺れる。

ひとみ◆57c611 / 2024-04-07 20:31:47 No.26619
ひとみ選

◎夕風へ少し遅るる柳かな
   柳の動きがよく見えます。「夕風」が効いて。

○まだ若き風従へて芹を摘む
   まだ少し風が冷たいころの感じが出て。

○よき店に見送られたる朧かな
   満ち足りた朧夜。

○夕星の育つてをりぬ芹の水
   取り合わせの妙。

○あをあをと小江戸の町の柳かな
   どちらの町でしょうか、美しい季節です。

○夕方の雨のやさしき四月かな
   調べも字面も美しく。

41819◆7f0152 / 2024-04-07 23:26:41 No.26620
二酔選

◎水芹の水に汚れていたりけり
 水芹に水と土が少しついているのを水に汚れているという繊細で逆説的な表現でまとめたところに惹かれました。

〇この人と五十余年の朧かな
 近くにいるのに長い年月が今夜の朧のようであるという感慨。

〇トーシューズをさめスイートピーの束
 スイートピーの可憐さを束にしたのが少女のバレエのお祝いに相応しい。

〇芹を摘む鳥の言葉を知る人と
 摘みながらの話として半分信じられないのが面白い。

〇夕風へ少し遅るる柳かな
 長く垂れているのでそうなるのでしょう。写生が効いている。

〇四月くる見慣れぬ顔のアナウンサー
 4月は人事異動の季節。共感

41819◆248bf7 / 2024-04-08 12:44:13 No.26621
雪蛍選
◎ 朧夜のひとり消えたるお人形
謎めいた感じが朧とリンクします。

◯流木に来し方の波聞く四月
流木にも人にも共有できるものが、。

◯ 始発より風切り替はる四月かな
一日の始まりは朝、年度の切替わりの四月ですね。

◯ 風に着て日差しに脱いで花衣
桜咲く並木道を歩く姿が見えるようです。

◯ 白壁が水にゆらめく柳かな
古都の町並みをそぞろに。

◯ この人と五十余年の朧かな
五十余年の月日にお二人の歴史が。

ぴのこ◆a7f544 / 2024-04-08 16:06:29 No.26622
ぴのこ選

◯白壁が水にゆらめく柳かな
この情景を見たことがあります。ゆらめきが美しい。

◯まだ若き風従へて芹を摘む
芹にぴったりな風。

◎夕風へ少し遅るる柳かな
繊細な表現が効いてます。

◯汁椀に芹の香ぱつと放ちをり
椀の中に芹の香りがパッと広がりました。

◯普段着のままの参拝花の昼
日常の光景、花も毎年見ておられるのでしょう。

◯土までもやさしき能登や花の雨
被災地の雨。。どこかやさしげ。

41819◆57aed8 / 2024-04-08 20:22:45 No.26623
純子選

◎始発より風切り替はる四月かな
 中七が秀逸。四月が効いてます。

〇スニーカーの中まで滲みる花の雨
 花の雨も乙なものですがスニーカーに滲みるのは困りものですね。

〇初花や手書きの地図を渡さるる
 お花見の待ち合わせでしょうか。

〇芹を摘む鳥の言葉を知る人と
 メルヘンです。

〇白壁が水にゆらめく柳かな
 柳でなく白壁が揺れるところが新鮮。

〇まだ若き風従へて芹を摘む
 少し冷たさの残る風。

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