大喜利第７１５名乗り欄

連衆殿
どうやら、７１５回も無時終了の様です。当番の時は、不思議に何やかやと事件が発生し
てんてこ舞いとなりますが、今回も御多分に漏れず、いろいろと発生しました。
一番大きかったのは、郷里の親友が亡くなって帰郷したこと、ガイドのややこしいのが
帰ったら待っていた事などです。すべて、滞りなく終わりました。
「天未だ我を見捨てず」です。
終わり良ければすべて良しです。ここに名乗り欄を設けて、終了とさせて頂きます。
終わり次第、次回担当のぴのこさま、宜しくお願い致します。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　７１５幹事　蒼天

《蒼天句》
　　茄子紺を一切れ皿に夏めきぬ
　　たまさかのセンターオーバー風薫る
　　羅や母に秘密の小抽斗
　　目覚ましにしたしあのまゝ雨蛙
　　葉桜やいつも汽笛はボーと鳴る
　　夏めきぬ造り酒屋の麻暖簾　　　　　　　　〇二

　　　　　　　　　　　　　　　　　　計１枚


　　　一枚いただきました。二酔様、観音様、如来様でした。
　　有難う御座いました。

葵の句

軋み来る都電一両雨蛙　　　〇蒼天
薫風やミニ隧道の急勾配
葉桜や昔仇討ちありし辻　　〇二酔
羅や遠のゐて行く園児バス　〇雪蛍
夏めくや友逝く角の庭先も
雨蛙御朱印帳の文字掠れ　　◎純子

５枚頂きました。
純子様　蒼天様、に酔様、雪蛍様ありがとうございました。

ぴのこの句

夏めくや演劇祭のチラシ飛び
薫風や旧街道の蔵のカフェ
うすものやさらりと風になる女
◎蒼◯ふ◯雪
あくまでも姿はみせず雨蛙
葉桜や母と通ひし美容室
◎雪◯蒼◯ふ
麦の秋宇多田ヒカルのビブラート
◯葵

9枚感謝です。雪蛍様、ふみもと様、蒼天様、葵様、有難うございました。

雪蛍の句
すれ違ふエスカレーター夏来る　◯ぴの◎葵◯蒼◎ふみ
鍵盤の五指軽やかに夏めきぬ　◎ぴの◯蒼◯ふみ
途切れなく続く会話や花は葉に　◯葵◎ニ
風薫る古書のワゴンに本欲れば
羅の待ちたる人もまた羅
半眼となりて動かぬ雨蛙　◯ニ◯蒼

１５枚いただきました。
ぴのこさん、葵さん、ニ酔さん、ふみもとさん、蒼天さん、
ありがとうございました。

ふみもとの句

夏めきて時計は夜となり易く　　○雪○ひ
薫風や一際速き三歳馬　　○ひ
夜の窓に君臨したる雨蛙
谷若葉よりゴンドラの昇り来る　　○ぴ○純
新しき職場の窓の花は葉に　　○葵○ひ
光とは影に似たりてうすごろも　　◎ひ○雪

１０枚いただきました。厚座布団を含む５枚をいただいたひとみ様をはじめ、皆様ありがとうございました。

純子の句

羅を透かす夕日の濃かりけり
葉桜や牧場の風にある起伏　　　〇二〇ひ
薫風や馬籠峠へ石畳　　　　　　〇ふ
雨蛙重たき風に声軽し　　　　　〇ひ
春昼の裸電球ジャズに揺れ　　　〇ぴ
夏めくや海の果てへと消ゆる船　〇ふ

6枚いただきました。
皆様ありがとうございました。

ひとみ名乗ります

夏めくや電車が発てば海ばかり　　　○雪
山野草展への小径風薫る　　　　　　○純
羊羹の厚切り所望うすごろも
芋の葉にのる水玉と雨蛙
葉桜や水屋しきるは若き人
流木を磨けば皿や夏料理　　 ○葵

３枚頂きました。皆さまありがとうございます。

二酔の句

夏めくや窓開け放ち白ワイン　　〇ぴ〇純
しあはせが母の口癖風薫る　　〇純
きんつばや餡がうすもの着るごとく
雨蛙からだが呼吸器官なり
葉桜や忘るることが生きること
朝の風入れて始まる更衣　　〇ぴ〇葵〇純

◇６枚
純子さん、ぴのこさん、葵さん、ありがとうございました。