イングランドは確か大会通じて「10メンラグビー」とやゆされていたように記憶しています。
もっとも、あの当時はどのチームもフォワードの強度、走力を磨いてどこもかしこもアップアンドアンダー。まだ1T1Gと2ペナが等価値でしたから。
あと、イングランドこそは「ホスト国はウチ」と思っていたでしょうから、プール戦から考えていたと思います。「どんなことをしても決勝まで残る。」と。
既定路線の戦い方でも豪州に勝つことは叶わなかったでしょう。
「負けてもいいから母国のラグビーを」
カーリング主将以下、そんな気持ちだったのではないでしょうか。
お◯さんみたいなPRプロビン、ツインタワー、コミカルなスキナー、ダンディなウィンターボトム、鋼鉄ティーグの3列・・・懐かしいですね。
man in whiteはすみません初耳で分かりません。
女房、娘が出かけていて、テレビを独占できたので、NZー日本を再視聴しました。
目的は、日本代表を取り巻く運営上の課題は白道様が多角的に舌鋒鋭いのでお任せして、当方は元プレーヤーとして技術的にNZ-日本戦を「そのシーン、観てみたい」となるような書き込みを、と思いまして。
三つ挙げようと思いますが、一つ目は前半21分のNZのアタック。敵陣に入ってのセンタースクラムから、マッケンジー→プロクター→リース・・・のシーン。FBペロフェタのライン参加にマッカランが寄ったため、2-1の状況になりました。これはもしマッカランがトイメンについていったなら、マッケンジーがペロフェタにショートで同じようなゲインになったのではないでしょうか。内側優先の基本線を考えれば、マッカランがペロフェタに釣られたのは無理もなく、NZに自陣でセンタースクラムを与えたら・・・の好例でしょうか。
二つ目は28分のマッケンジーのラインブレイク。これは4メンのラインアウトからですが、余りのFWがラストマン(坂手)の外に内側を守るために残っていましたが、姫野らDFラインの詰めるスピードに遅れ、ギャップができました。と、言うよりもしかしたらマッケンジーは最初からラインアウトの後方に大きなスペースあるな、と視覚的に分かっていたのかも・・・。
最後は66分のライリーのラインブレイク。プロクターが分かりやすく被りすぎ、ライリーにかわされました。まるで今から出たのかと思わせるようなライリーの加速も素晴らしかった。
ラインディフェンスの基本の一つとして、一本の線のように守るがありますが、あのレベルでも瞬間的に崩れる→そこをついて決定機に・・・。
今はYouTubeなどでもこの試合が観られるのでは、と思いますので、世界最強のNZオールブラックスに日本が挑んだ試合、是非興味を持ってください!!