NZ-日本(ラグビー・テクニカルver.)
大阪痛飲 / 2024-11-02 21:51:02 No.10626
ミラクル3さん、こんばんは。
女房、娘が出かけていて、テレビを独占できたので、NZー日本を再視聴しました。
目的は、日本代表を取り巻く運営上の課題は白道様が多角的に舌鋒鋭いのでお任せして、当方は元プレーヤーとして技術的にNZ-日本戦を「そのシーン、観てみたい」となるような書き込みを、と思いまして。

三つ挙げようと思いますが、一つ目は前半21分のNZのアタック。敵陣に入ってのセンタースクラムから、マッケンジー→プロクター→リース・・・のシーン。FBペロフェタのライン参加にマッカランが寄ったため、2-1の状況になりました。これはもしマッカランがトイメンについていったなら、マッケンジーがペロフェタにショートで同じようなゲインになったのではないでしょうか。内側優先の基本線を考えれば、マッカランがペロフェタに釣られたのは無理もなく、NZに自陣でセンタースクラムを与えたら・・・の好例でしょうか。

二つ目は28分のマッケンジーのラインブレイク。これは4メンのラインアウトからですが、余りのFWがラストマン(坂手)の外に内側を守るために残っていましたが、姫野らDFラインの詰めるスピードに遅れ、ギャップができました。と、言うよりもしかしたらマッケンジーは最初からラインアウトの後方に大きなスペースあるな、と視覚的に分かっていたのかも・・・。

最後は66分のライリーのラインブレイク。プロクターが分かりやすく被りすぎ、ライリーにかわされました。まるで今から出たのかと思わせるようなライリーの加速も素晴らしかった。

ラインディフェンスの基本の一つとして、一本の線のように守るがありますが、あのレベルでも瞬間的に崩れる→そこをついて決定機に・・・。

今はYouTubeなどでもこの試合が観られるのでは、と思いますので、世界最強のNZオールブラックスに日本が挑んだ試合、是非興味を持ってください!!

ミラクル3◆58d95f / 2024-11-03 00:15:09 No.10627
 こんばんは、大阪痛飲さん。

 テレビの独占はご家族がおられる方には難儀かと思われます。その点、1人者の私は常に独占状態です。

 NZ-日本戦の「そのシーン、観てみたい」ですね。時間が書かれていますので、YouTubeに試合がアップされてましたら、そシーンを観たいと思います。NZ戦は貴重ですし。

 詳しいご紹介、ありがとうございました。失礼します。

冥府白道 / 2024-11-03 12:07:49 No.10628
大阪痛飲様

勉強になります、というか勉強させていただいております。
まず21分。こうも簡単に数的有利が生まれるのか、という典型的なシーンでした。トライを取り消された直後、メンタルの起伏が出る嫌なセンタースクラム。
何か仕掛けてくる、それも特別なプレーで。ラグビーを知るものなら予期できました。
それだけに日本代表の経験値、組織ディフェンスの引き出しや、個々の危機回避能力が試された場面。
ご指摘のように15がライン参加し、3対2の数的有利を作られる。ここまでは想定内もマッカランが15、13の両睨みとなってしまう。仰せのように正解は対面に張り続けるべきでした。
10から15へのショートなら、素人目線ですが立川が止められないまでも勢いを削ぐことはできたのでは。15が立川を突破できても、後ろからフォローに入れるのは10か13で、一度スピードを緩めているはず。もしかするとトライには至らなかったかもしれません。

28分は4メンのラインアウトで、教科書的にはスペースは生まれない筈。そこが気の緩みになっていなかったか。相手は確保を優先させ、近いフェーズでキックに出ると日本のFW陣はセルジャッジしていなかったか?
結果的に坂手ー竹内がラインに並んでしまったわけで、その外が機動力はあるとはいえ病み上がりの姫野。ここをかわせば楽勝と微笑みの貴公子が思わないわけない。ただでさえ走るの大好きですから。でも彼が密集を飛ぶように切り裂くシーンの大半がミスマッチを突いてのものです。坂手と竹内の並びの間に、咄嗟に誰かBKが入れなかったのか?素人の戯言かもしれませんがそう感じてしまいました。

私は大方この二つのプレーで真剣に観戦するのを止めてしまったかな。
特に21分のトライは力の差を観客にまで伝えようとするプレー。そこで好きなようにやられて、しかも29分にも似たような組み立てで崩されたわけですから、親日派のロバートソンに、「今日の収穫は?」と問われて「Game time!」と即答されても無理はない。つまり日本代表は爪痕を残せなかったということになります。

この夏、伊代表は平均年齢で二歳ほど日本代表より若かったけどCAP数は多かった。勝敗は経験値の差かもしれない。エディがここを査定期間にしなければならないことに問題があるように感じました。

冥府白道 / 2024-11-03 14:32:31 No.10629
ここからは希望的な話を。
まず試合終了後の挨拶やファンとのコミュニケーション。スタンドに居残った子供や女性に対し両チームとも丁寧に応じていたのは本当に良かったと思います。六万入りましたが、雰囲気は終始和やかで点差以上に楽しめたのではないでしょうか。

プレー面でも先ほど挙げた21分と29分のプレーは同じ組み立てなので、慣れさえすれば対応は可能と考えます。オールブラックスといえど、案外よく似たプレーしかしていません。
たとえば15年のW杯で鮮烈なデビューを果たしたミルナースカッダーは右サイドから駆け上がりジグザグに内に切って翻弄するというワンパターンで、怪我もありましたがそれを対策されてその後二年でほぼSRでも通じなくなっていました。
われらが福岡も大外から更に外に切るお決まりのライン取りでしたから、あの引き際は正解だったかもしれません。
世界屈指のプレーヤーといえどもそこは人の子、案外引き出しは多くはないと思うのです。ただし、一つでも多くそれを持っていれば、ボールを繋ぐわけですから選択肢は倍々に増えていくのかもしれません。要は繋がせないことにつきるかと。

スタッツを眺めてもセットプレー、ハンドリングエラーは互角で、特にラインアウトを競るようになった(半分でしたが)点は好感。ゲインメーター、突破共に日本が上回り、なんとポゼッションもこちらが52%でしたから、決してスコアほどの差はなかったとも思うのです。お客さんが楽しめていたのはそこに起因するわけで、テストマッチも興行ですから、選手には合格点を上げたい。

つまるところスコアは、決めきれたかどうかの差。勝負どころを抑えた、もしくはここで隙が出ると罠を張っていたオールブラックスと、80分間それが当たり前だと集中しようとして、アクセントをつけられなかった日本代表との差が試合を分けた、そう思いたいです。
80分集中できるわけないので、ポイントをどう感じ取るのか、勝負を分ける嗅覚をどう磨くのか、注目しています。

日本代表は例年ウインドーマンスの序盤に国内で試合をするので、ディフェンスの連携が整備されていないことが多い。そこは直るはず。欧州遠征では失点するにしてもどこまで手数を掛けさせるか、それと空中戦、特にハーフから蹴れのるかに注目しています。

とにかく応援するのみですね。

ミラクル3◆58d95f / 2024-11-03 17:54:02 No.10630
 こんばんは、大阪痛飲さん。

 著作権の関係でしょうか、先日の日本-ニュージーランドは、YouTubeでは英語版のハイライトでしか観られませんでした。ご推奨の3場面では、28分の場面が割愛されていました。

 最終的には大差がつきましたが、日本は善戦だったのですね。まだワールドカップまで3年ありますので、どう進化するかに注目したいと思います。

 まずは選手個々の名前とプレーぶりを一致させたいところです。

 失礼しました。

大阪痛飲 / 2024-11-03 18:50:37 No.10631
ミラクル3さん、返信と早速試合を観ていただきありがとうございます。
端折られたプレーもあるようですが、ミラクル3さんは私と同じく日本代表ファンというよりNZファンだと思います。今後もNZらしさが出た試合は御覧になっていただきたいと思います。
返信不要です。ありがとうございました。

大阪痛飲 / 2024-11-03 19:28:20 No.10632
白道さん、返信ありがとうございます。
よく「⚪︎⚪︎フリーク」という言葉を聞きますが、フリークは本来「怪物」などを意味してあまりいい言葉ではないかもしれませんが、ミラクル3さん掲示板のラグビーフリークは白道様以外ありませんね(もちろんいい意味です)

21分のセンタースクラムからのトライをあげたのは、試合イチのプレーだった、のつもりはあまりありませんで、91年第二回W杯開幕戦・NZーENGの唯一のトライを思い出したからでして。
同じような位置のセットから、9バショップ→13イネスのループで内側を引きつけ、バショップがやや長めのパス。これをカーワンが長い腕で収めると同時くらいにトイメンのWTBオトを抜き去り、FBウェッブと一対一。ウェッブはサイドラインをうまく使いカーワンを仕留めましたが、ピタリとフォローしていた世界最高のオープンサイドFL・マイケルジョーンズが右中間にトライ。

NZは絶対センタースクラム大好物ですね。上記のようなトライをこれまでどれほど見てきたことか。今回も実にらしいトライでした。

ポゼッションが五分以上はそれほど驚きでもなく、NZはあっさり獲る、相手は攻めてもなかなか前に進めない。
後半開始直後、ブレイク後でフレッシュに戻り、前半同様ペースを握りたく全身全霊で攻めましたが、15フェーズ使って、ボールの位置はほとんど前に出せず。
基本ライリー、矢崎、李などがゲインをきるはずのデザインのプレーが出なかったら、もうキックでエリア取りに行く、DF勝負の方がいいような気がします。
連続攻撃しても自分らの方が疲弊してはしようがない。

当方の見立ては白道様とは若干異なり、随所にいいプレー、通用する部分はあるのですが、NZのあまりにも速いボールの動かしについていけていない(≒DFを磨く)に尽きるかと。
球離れ、パスの速度、パスの精度、パスの長さ、もらい方、走るルート、フォローの速さ・人数・・・全てが少しづつNZの方が速い、上手い。

SRもカバーされていてすごいですね。当方はもし時間があってもそこには遣わないです(すみません)それどころか、JSPORTSがラグビーチャンピオンシップをやらなくなり、NZの試合も実は観れていません。もちろん昨日のVSイングランドも。
なので、今回のNZー日本は特別気合入れて観ました。

冥府白道 / 2024-11-03 22:43:00 No.10633
大阪痛飲様
返信感謝です。
21分のプレー、私的にはがっかりとラッキーのコントラスト直後でもあり、ここで好きなようにやられたら残り60分持たないと素直に思ってしまった。見切りが早いかもしれませんが勝負眼を出していました。
プレイヤー目線ではあの局面、どう映ったのでしょう?素人的には何が来るかは想像つかず、とにかく止めてと手を合わせていました。そしてやっぱり全黒凄いわ、となった。
後から見直して、案外普通のプレーやったな、って感じ。確かに91年のマイケル・ジョーンズのトライの方がループがあったりで手が込んでましたね。カーワンからの内への返しが誰だったか覚えていなかっただけに、記憶を呼び覚ましていただき二度感謝です。「Beautiful!」と讃えられたTryを観たのはあれが初めてでした。

ポゼッションが五分でも驚きがないとのこと。その感覚こそ、ロバートソンの「Game time」に繋がるのでしょうね。デザインプレーもビシバシ決まり、相手にボールを持たせてもゲインラインは切らせなかった、つまり試合をコントロールできたと。
でもこれはタラレバですが、もしタックル成功率が後10%上がって、ポゼッションが五割だったら、スコアは1トライ差ぐらいになったのでは、そんな風に夢想しています。
欧州遠征の鍵は、仰るように”DFを磨く”に尽きると思います。

91年のW杯、面白い大会でしたね。南半球勢を地元で迎え撃つというアングルが最高でした。英・愛・蘇、それぞれ見せ場を作った。特に愛vs豪は後世に語り継がれています。気の早い観客がピッチになだれ込みましたが、あれは実に美しい場面でした。
決勝の直前、地元メディアがイングランドの闘い方は面白くないと叩いた。それでキックは封印し、真っ向勝負で闘った末に正々堂々?と僅差で敗れた。らしくないとガッカリしたのを覚えています。確かあの頃までイングランドの愛称は「Red rose」ではなく「Men in white」だったと思ったのですが、どうでしたっけ?
プールステージでの英vsNZ戦は、「All blacks」と「Men in white」の闘いであると、殊更気合を入れて観た覚えがあるもので。
最後になりますがあのW杯は、九月に亡くなられた小林深緑郎さんがライターデビューした大会でもありました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

大阪痛飲 / 2024-11-05 17:10:00 No.10636
白道様

どの時代の話も博識でらっしゃるので、すごいですね。
21分の失トライと第二回W杯オーストラリア‐アイルランドを重ねて回答といたします。
アイルランドはあの試合、実にFWBK一体となり豪州に食らいつきました。ランズダウンロードに集まった地元ファンが選手を後押し、いや一緒に戦っていましたね。

ここでNZ-日本の21分の失トライ時に話を移しますが、私が日本15の一人だったとしたら、あの段階では全く気落ちしていなかったと思います。
誰でも同じかもしれませんが、戦意が失せるのは決定的に点差の均衡が崩れてきた時、残り時間での逆転は無理と観念した時ではないでしょうか。

91年のアイルランド15を最も奮い立たせたのは地元ファンの声援ではなく、「優勝候補筆頭の豪州に全く劣らない試合展開」ではなかったでしょうか。恐らく、多くの出場選手がキャリア最高の試合としてあの試合をあげるのではないでしょうか。

また21分の失トライに戻ります。
私が日本15の一人だったとして、心が折れたとしたら、あの後半開始早々の15フェーズで全く前に出られなかった時じゃないかと思います。事故みたいなラッキーで3本くらい取れないとどうしようもない状況、そんなこと許してくれる相手ではない。

選手目線ではこんな感じに思いました。

大阪痛飲 / 2024-11-05 18:16:11 No.10637
もう一つ、91年大会について書きます。

イングランドは確か大会通じて「10メンラグビー」とやゆされていたように記憶しています。
もっとも、あの当時はどのチームもフォワードの強度、走力を磨いてどこもかしこもアップアンドアンダー。まだ1T1Gと2ペナが等価値でしたから。
あと、イングランドこそは「ホスト国はウチ」と思っていたでしょうから、プール戦から考えていたと思います。「どんなことをしても決勝まで残る。」と。
既定路線の戦い方でも豪州に勝つことは叶わなかったでしょう。
「負けてもいいから母国のラグビーを」
カーリング主将以下、そんな気持ちだったのではないでしょうか。
お◯さんみたいなPRプロビン、ツインタワー、コミカルなスキナー、ダンディなウィンターボトム、鋼鉄ティーグの3列・・・懐かしいですね。
man in whiteはすみません初耳で分かりません。

冥府白道 / 2024-11-06 00:23:56 No.10638
大阪痛飲様

確かに仰る通り、21分の失トライで気落ちする選手なんていないですよね。ファンもピッチと表裏一体にならねば失格です。勝手に勝負眼を出して諦めてしまうわけですから。この見切りの早さが、プレイヤー目線との差でしょうか。
言い訳するとこの夏からわが阪神の観戦も、序盤で席を立つことが多く、9月に入ってからは観ないようにしていた時期もありました。そこから変な癖というか堪え性がなくなった気がします。今年の阪神も今の代表も、勝ちパターンが少ないのですよね。でもこのままでは欧州遠征に付き合えるわけありません。
大阪痛飲様がベストバウトにフィジー戦を上げておられるのも、われわれとは一線を画するところだと感じます。これこそが深み。私も沸点の低さを自覚して、それを上げることで観戦力を養っていきたいものです。

91年の大会、何となくですが思い出してきました。NZvs英は開幕戦でしたね。でもその記憶が薄く、たぶん録画して観たからだと思います。当時ペイペイのリーマンで、10月は下期のスタートで忙しくて四、五日寝かしてから観たような。日本戦以外はLive中継もなかったとも。
白状するとエディが着任するまで私も全黒信者でした。特にカーワンは推しでした。あの開幕戦のあのトライ、マイケル・ジョーンズの名前が出なかったのは、カーワンが一人で持っていけなかったことがショックだったからだと思います。四年前ならと・・・・。
ピークを過ぎたカーワンを観るのがツラくて、大会途中からイングランドに肩入れしていました。痛飲様のお気に入りのFWではなく、BKに惹かれたのです。
南半球勢と唯一才能面で引けを取らないとされたガスコット。司令塔アンドリュー、主将カーリング、そして何と言ってもR.アンダーウッド。彼のプレーとその横顔を一目見た時戦慄しました。確か母親がシンガポールでしたか、とにかく亜細亜の面影がそこにあったからです。
170cmそこそこながら腰の強いトライゲッター。日本人でも世界でやれる。あの時そう確信しました。それが実現するのに24年かかりましたが。
最後になりましたがやはりカーリング。生まれながらのスキッパー。代表デビュー即主将。そして何と申しても、故ダイアナ妃が最も愛した英国人と言われていましたね。ゴシップ紙を騒がせたりもしましたが、やはりラガーマンはモテるということで締めたいと思います。

大阪痛飲 / 2024-11-06 22:53:16 No.10639
白道さん返信ありがとうございます。

NZ-日本に関して、もう少し補足を。当方の思うところは上記の通りですが、エディは「選手はあのトライ取り消しを引きずってしまい・・・」云々と言っています。

そうかぁ?と思うのです。
立ち上がりラックサイドに素早くリターンするスペシャルプレーでナイカブラが独走、その後もラインアウトから2、3フェーズであっさりトライ。
あのNZ相手に「たまたま」こんなことが可能でしょうか?
充分準備してきたことが出せていた。

20分までとその後の差は、

・少ないフェーズでゲインを切れなくなった。
・少ないフェーズでゲインを切られるようになった。

点差に合わずポゼッションが接近しているのは上記が要因として大きいですが、「点差の拮抗を保つ」のに何とかしなければならないのは明らかに後者です。

これを許してしまったのは心理面でしょうか。ただただ、「NZのあまりに速いボールの動かしについていけなかった」だけのことではないでしょうか。

NZに勝つチームはあのような状態にならず耐えて守れている場合がほとんどです。

しかし、DFを頑張り続けるというのが一番難しいんです。やってたことがあるから分かるのです。3列だったから知っているんです。

あの試合、一番衝撃を受けたのは超速攻撃を見せつけられたことではなく、こっちのエイトがタックルで悶絶させられたことです。
展開でそう見えた部分もありますが、フィットネスも明らかにNZが上。

昨年のW杯メンバーがかなり抜け、あのような相手にここまで求めるのは酷なのでしょうが、DFを磨き、フィットネスで負けない、を突き詰めなければ、「点差の拮抗」を見られる相手ではないと思います。

長々失礼いたしました。

大阪痛飲 / 2024-11-06 23:05:22 No.10640
白道さんは91年イングランドのBKに思い入れが強いのですね。

アンダーウッドは確か本業は空軍パイロットとかではなかったでしょうか(違ったらすみません)

第三回くらいまではアマチュアリズムの権化のようだったので、よく「本職は◯◯」と紹介されてましたよね。

一番覚えているのが第三回でマイケルジョーンズにとってかわり7番を担ったクロンフェルドが高校教師だったことですかね。

白道 / 2024-11-09 00:49:13 No.10647
大阪痛飲様
スイマセン、昨夜は寒くて寝てしまいました。
NZ戦の詳細ありがとうございます。ホント勉強になります。
フランス戦を目前に控え、今はすっかり弱気です。
「もしタックル成功率が後10%上がって、ポゼッションが五割だったら、スコアは1トライ差ぐらいになったのでは」
などと、お花畑みたいなこと書いた自分が恥ずかしい。
10%上げるのがどれだけ難しいか、ということが言いたかったにしても1トライ差は無いですね、スイマセン。

「NZのあまりに速いボールの動かしについていけなかった」
私もそこに尽きると思います。
元プレイヤーで、しかも三列の方に素人目線で言うのは気が引けるのですが、なぜ速いボールの動かしについていけないか、ってところ。これは毎度のことなので改善の余地、というかすぐにでも潰しにかかるべき課題ではないか。その鍵としてNZの仕掛ける罠への感受性を挙げます。
ラック周辺を繰り返し攻められる、もしくは攻められそうになるとFWはバッキングアップへの意識が希薄になり、二線防御まで手が回らなくなる。
じりじりと後退を余儀なくされると密集周辺にBKも寄り気味になる。
そのタイミングでボールを一気に外まで回されると、BKはまず対面を抑えにいこうとするし、三列も内側からでは追いかけても届かない。
91年のあのトライで言えば、カーワンから内に返したボールを受け取ったのがマイケル・ジョーンズである以上、それを止めるのは、本来三列のバッキングアップ、もしくはハーフの役割にならないか。
しかしそれができないようなプロットを、NZは手前までのプレーで微に入り細を穿ちて描いている。さすがNZのボール回しは速いととわれわれに映るように。
勢い偉そうなこと書いて恐縮ですが、ここから逆算してリアクションできないものでしょうか。
そのための前提は、ブレイクダウンで食い込まれても、まずはシンプルにソロで倒し続ける、三列は二線防御を意識しつつ・・・・。
なんだか書いていて詰んでる気がします。
静岡のアイルランド戦、あの鬼気迫るディフェンスを再現させるのはどうすれば良いのでしょうね。まぁあれはダブルタックルでしたから、今ではダメかもしれませんが。
明日一日、フランス戦の前に昔の試合を眺めてみます。
失礼しました。

白道 / 2024-11-10 01:28:33 No.10650
後三時間後。ナチュラルにボコられそうです。
試合後に書き込む気力は恐らく湧かないと思われるので、今のうちに。

まず一番期待しているのは立川です。
ブライトンの立役者ながら、その後はジェイミーに干され続けるだけではなく、日本開催のW杯では解説やらピッチサイドリポーターまでやらされるという憂き目に遭うも、快く応じた漢の中の漢。マジで不憫で涙なしには観れませんでした。
そもそも現役バリバリの代表候補に”上がり”のオファーを掛ける日テレも大概ですが、それを淡々とこなしてみせ鋼のメンタルを身につけたはず。きっとパリではやってくれるでしょう。

ここからは91年の話で現実逃避します。
R・アンダーウッドはご指摘の通りパイロツトでした。これと「デイヴィッド・カークは弁護士なのです」、というのは藤島大から五百回ぐらい聞かされた気がします。
当時のユニオンは仰るようにアマチュアリズム全盛。なのであの大会はいろんな構図での闘いがありました。
まず南半球の二強を北半球で迎え撃つ、次に宗主国であるイギリス内のホーム・ネイションズの序列、そしてもう一つがユニオンのリーグに対する優位性。
でっ、最後のなんですが、やはり当時は稼げるリーグと、食えないユニオンというアングルがあって、それはユニオンにとって致命傷でもあった。
それだけに、これだけの世界大会が開催できるユニオンって素敵でしょ、という一大プロモーションも兼ねた第二回W杯でした。
決勝直前、ずっとキックばっかりするイングランドは非難の的。
「俺たちがこんなにユニオンは素晴らしい球技であると伝えようと頑張っているのに、おまえたちはなんなんだ!」と、NZのハート、薊のマギーカンに叩かれます。結局、正々堂々と闘い僅差で敗れた。
その後ユニオンもプ口化が認められ、あれから三十年、この国に住んでいるとユニオンとリーグの抗争の決着はついたように思われがちですが、オーストラリアでは依然ラグビーとはリーグのことを指すようです。つまり次回W杯は、久方ぶりにプロモーションも兼ねた大会になると思われます。

最大1000文字まで(残り1000文字)。省略不可。日本語必須。HTMLタグ不可。誹謗中傷や個人情報、宣伝URLは即削除されます。
最大10文字まで。省略可能。
半角英数字(8文字まで)を入れることで、書き込みの削除ができるほか、名前の後ろに任意のコードが付きなりすましを防止できます。省略可能。