第92号会報より 1/2
広報部 / 2020-02-10 10:22:06 No.76
『アタリの取り方』

アタリの取り方というと「喰いアタリだけを合わせる」当たり前の事です。
しかし、これが非常に難しい事なのです。
まず、喰いアタリとは、皆さんご存知の通り基本的に力強く入るツンです。
ダンゴエサの場合、必ず力強いツンアタリを出してそれを選んで合わせるようにしないとまずボケます。
モヤッと入ったり、前触れもなく消しこむアタリ、ツンと入ってもチョッと弱々しい場合、これらはリズムを壊さない程度に見逃して、ハッキリ力強くツンと入るまでアタリを送ります。
様々なアタリの中から食いアタリを選んで合わせる。この技術が身に付けばエサ合わせは簡単になります。
これは理屈ではないので、何回も、何回も釣りをして、経験を重ねるほかありません。
カッツケのような浅いタナと、十三尺一杯のような深いタナの場合では、アタリの取り方は多少違ってきます。
それは、十三尺一杯の深いタナを狙う場合は、早い合わせは魚の上ずりを招くのと、大型を狙う場合に適さないからです。
浮子がなじんでいって、落ち込みで小さくツンと入るアタリはまず合わせません。
何回か送って浮子がなじみきってから、最後にドンと大きく力強く入るアタリに的を絞って合わせます。
これも慣れれば簡単に身に付きます。
大型を狙う場合は前にも言った通り、エサは大きめでややボソッ気を残します。
浅いタナでも大型を狙う場合は同じです。
深いタナは、喰いアタリと思っても早いアタリは見逃す(送る)事が多いのですが、浅いタナの場合は積極的に早いアタリを取っていきます。
といっても、喰いアタリだけを合わせるのは当然ですが、カッツケなどの浅いタナでは、喰いアタリを見逃して合わせ損なう事が多いので、食いアタリを自分の頭の中に何種類も入れておいて下さい。
カッツケの場合の食いアタリとしては、消し込み、ツン、チクッ、半目盛りの食い上げ、横振れなど様々なアタリが出ます。
瞬間に合わせるようにしないと、鈎をすぐに吐き出してしまいますのでスピードが要求されます。
基本的な事だけを書きましたが、一番は力強く入るツン、これだけを合わせるようにしていけば大きく崩れる事はありません。

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