第88号会報より 1/2
広報部 / 2020-02-10 10:45:40 No.79
『底釣りのタナの取り方』と『アタリの関係』③

アタリの取り方

タナ取りが終わったらいよいよエサ打ちです。
今回はアタリの取り方ですが、底釣りでの食いアタリは、宙の時とは大分違います。
宙ですと大体半節から2節位までツンと入るのが基本的なアタリですが、底釣りの場合その様なアタリは殆ど出ません。出たとしても殆どスレアタリです。
底の場合良いアタリというのは(宙でのツンに相当する)モヤーと戻してからチクッ、或いはモゾッと入るアタリです。
それは、ハリスが宙より張っていない為です。
食いの良い時でそのアタリですから、冬など食い渋っている時は当然もっと小さくなって、黒帯がモヤッと入ったりムッと押さえるアタリしか出ない場合もあります。
それは、食い渋って吸い込む力が弱いので口に入りやすくする為、ズラシを多く取る結果でもあります。
そういう場合は、アタリをハッキリさせようと思ってズラシを少なくすると却って喰いアタリは出なくなります。
それは、浮子のシモリがエサを吸い込みずらくするからです。ズラシを少なくしてアタリがハッキリするのは魚に活性がある場合だけです。
だから喰い渋ってハリスをずらした時は、ツンと入るアタリは見逃して小さなアタリに的を絞ります。
逆に喰いの良い時はズラシを少なめにしハッキリしないアタリを見逃して、しっかりしたアタリに的を絞るのも一つの方法です。
要するに、魚の喰いに合わせたタナと、エサによって出るアタリを自分で演出して、そのアタリに的を絞って合わせる事が底釣りの極意といえましょう。
ちょっと最後が格好良くまとめすぎましたが皆さん各自で研究してみて下さい。
底釣りのタナとアタリの関係は終わります。

最大1000文字まで(残り1000文字)。省略不可。HTMLタグ不可。誹謗中傷や個人情報、宣伝URLは即削除されます。
最大10文字まで。省略可能。
半角英数字(8文字まで)を入れることで、書き込みの削除ができるほか、名前の後ろに任意のコードが付きなりすましを防止できます。省略可能。