第104号会報より
広報部 / 2006-02-11 06:26:00 No.53
『材料のトロロ』

トロロエサで一番難しいのは、毎回同じエサを作るという事です。
一番の原因は材料のコブが変化する為です。
トロロエサも微調整してエサ合わせをする訳ですが、元エサが毎回変化していては微調整も難しくなります。
トロロは、バラけるトロロと、新コブのバラけないトロロの二種類は用意するのが普通です。
その場合、同じ新コブでもメーカーによって粘り具合や繊維の強さが違うので、自分の気に入ったコブが見つかったたらあまり変えないほうが良いでしょう。
皆さんご存知の通り、古くなるとトロロは粘着も弱くなり繊維も弱くなります。
新コブの場合は5cm前後に切ってから使うとエサが作り易くなります。古いコブは切れ易いので、あまり切る必要はありません。
トロロに水を吸わせる時に、一度に水を入れると平均に浸透しないので徐々に水を加えます。水の量はトロロが水を吸って、ドロンドロンの状態になれば良いでしょう。
水が余って、ボールを斜めにすると水が溜まるようでは多過ぎます。
ドロンドロンの状態になったら、10分位は放置しておいて下さい。水が平均に廻るのにその位の時間がかります。
平均に廻る前に粉を入れると粉が平均に入っていきません。これがコツです。
トロロに合う粉は、軟らかくてバラケの良い物が基本となります。
秘作、ゴールド1000、バラケさなぎなどが良いでしょう。
芯持ちを良くする材料としては、微粒子でネバリの出る粉です。銀星、トロフレンド等々です。
比重を付ける材料としては、サナギ粉、底ダンゴ、バクダンなどです。
これらのフをドロンドロンになったトロロの上に乗せて、丁寧に押し込んでいきます。
平均に押し込めたら、手の甲を使って底に押し付けるようにして更に練りを加えます。これで芯が出来る訳です。
元エサが出来たら手拭いなどに包んで、クーラーに入れて釣場に持っていきます。
エサ合わせは次号で。

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