第105号会報より
広報部 / 2006-02-11 06:24:00 No.52
『トロロエサのエサ合わせ』

トロロのエサというと、フの粉を足していく場合と練りを加えていく場合の二つに限られてきます。
ご存知のように、トロロエサの元エサはバラケをかなり抑えた状態に作ります。
そのままエサ付けすると、どっぷり馴染んでなかなか浮子が上がってこない位です。
また、元エサはこの位で丁度良いのです。
練りを加えるとトロロの繊維が切れて、バラケ易くなると同時に粉のネバリが出て芯が出来ます。
サワリが弱く喰いアタリが出ない場合に有効です。
しかしこれも限度があり、練り過ぎると粉のネバリが出過ぎてエサが持ち過ぎ、カラツンの原因となります。合わせる範囲は狭いのが普通です。
粉を足していく場合は、サワリが遠くヘラを寄せる必要がある場合です。
元エサを練ってから水を少し足して軟らかくしておいて、粉を押し込むようにしてバラケを付けます。粉はほんの少量です。
それでもサワリが少ない場合、更に粉を足して硬ボソ気味のトロロを作る場合もありますが、こうゆう場合はトロロエサというよりはダンゴに性質が近いので、ダンゴを合わせた方が結果は良いようです。<br>寄せる力はダンゴに敵いませんから。
練ってもダメ、粉を足していくとサワリは出るがカラツンになってしまうという場合は、元エサに入っているトロロの繊維をバラケ易い物に変える他ありません。
しかし、後からトロロを加えてエサを作るとエサにムラが出来て上手くいきません。
さてどうしたら良いのでしょう。
ここでお勧めの方法は、最初に二つの種類のエサを作っておく方法です。
バラケ易い繊維を切ったものと、バラケにくい新コブだけのエサです。
これだと元エサを自由に変えることが出来るのでエサ合わせが簡単になります。
サワリが弱く、決めアタリの出ない場合に練る方法と、もう一つ粉を足してから練るのも良い方法です。<br>粉を足して練ると芯が出来る訳です。<br>この場合の粉も入れ過ぎないようにしましょう。
トロロエサの楽しい処は、自分自身のエサが作り易いという事です。
コブを研究したり、一寸した手直しで釣果が全然違ってくるので研究をしてみて下さい。

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