第123号会報より
広報部 / 2006-02-10 23:11:00 No.35
『春の花とへら鮒』

昔から花にまつわる言葉というのは多くあります。
暦よりも、自然を共有する魚と花の開花の方が正確な場合が多いものです。
先ず、梅が咲いたら魚は巣離れです。
「梅は咲いたか〜桜はまだかいな」という言葉もありますが、一年で一番釣れる時が桜が咲く頃でしょう。
そうです。乗っ込みべらです。
桜の花びらの下でウキを見るのは、非常に気持ちの良いものですね。
この頃には、枯れた蒲の中から青い芽も出てきますね。
それから、柳の木にも新芽が出てきます。
全ての生き物が春の風とともに活動を始める、一年で一番気持ちの良いときです。
それとは別にいつも思うのですが、魚は産卵のために浅場に来ているのですから、そのヘラを釣る人間は、残酷といえば残酷ですね。
乗っ込みのヘラは、釣ったら大切に扱い優しく放流してあげましょう。
今回は『春の花』でした。

最大1000文字まで(残り1000文字)。省略不可。HTMLタグ不可。誹謗中傷や個人情報、宣伝URLは即削除されます。
最大10文字まで。省略可能。
半角英数字(8文字まで)を入れることで、書き込みの削除ができるほか、名前の後ろに任意のコードが付きなりすましを防止できます。省略可能。