私、ずいぶん昔にここの確かTOKIOのベストアルバムのスレッドに「初期TOKIOはタイガースみたい」と書いたのですが、その通りだったのですね。
コーラス(ユニゾン)の感じもそうですし、初期の長瀬君の甘い歌い方はタイガース時代の沢田研二そっくりです。
あと、タイガースの代表曲は「君だけに愛を」つまり「LOVE YOU ONLY」、そして何より沢田研二のヒット曲がまさに「TOKIO」。これは意識してそうですね。
メークイン◆88b8b9 / 2022-07-11 23:13:07No.6290
>「君だけに愛を」つまり「LOVE YOU ONLY」
これは気づきませんでした。
GS路線でデビューさせるのですから、明らかに匂わせで狙ったタイトルですね。
『忍者戦隊カクレンジャー』でトゥー・チー・チェン名義で歌っていた事と、他のアニソン関連の楽曲を手掛けていることからの出演です。
その中でTOKIOの初期2作「LOVE YOU ONLY」「明日の君を守りたい~YAMATO2520~」が都志見さん作曲でアニソン作品のため、曲がかかりました。
この際に、「TOKIOのデビューから何枚かずっとやってたんですけれど、グループサウンズのサウンドにしようと思って、昔ていえば(ザ・)タイガース。コーラスを含めたサウンドにしようと思って…」と発言していました。
目から鱗でした。
昔掲示板上で、「SMAPの初期は時代についていけずに古臭い展開をしていた。TOKIOは自ら敢えて古臭くやっていた」と書いたことがありましたが、裏付けられました。
この事を踏まえて曲を聞いてみると、「明日の君を守りたい」の頭の部分のコーラスワークは、グループサウンズそのものですね。
「うわさのキッス」のイェイイェイイェイは、GS風味そのまんまというレベルです。
都志見さんは6th「好きさ~Ticket To Love~」まで関わっていますので、同系統のサウンドを展開し続けていたのも理解できます。
ただし、この楽曲系統はジャニーさんの指示なのだろうか?
94年デビューなので、この時期少しだけ昭和回顧の流れがありましたが主流にはなりませんでした。
打ち込みからアコースティックサウンドへの一時的な戻りはありましたが、それでも当時は70年代フォークソングが限界で、60年代後半GSは古すぎます。
(今振り返れば、たかだか25年くらいで四半世紀レベルなのですけれど)