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「Ｉ　ＭＩＳＳＥＤ　〝ＴＨＥ　ＳＨＯＣＫ〟」が3位だったようですが、長渕剛さんは当時の人気はスゴイと思いますが、この時期の浅香唯さんがそこまで強力だったのか？
「C-Girl」や「セシル」の頃は凄いと思いますが「Melody」はベストテンでもTOP3にも入っていない･･･
　「TATOO」は大ヒットは分かりますが、「Ｉ　ＭＩＳＳＥＤ　〝ＴＨＥ　ＳＨＯＣＫ〟」の頃の人気がイマイチよく分からず･･･

この時代はシングルがの売り上げが全体的に低調だった頃で、88年に入ってようやくシングルもCDでリリースされるようになり売り上げがまた増えていきます。TATTOOや難破船の売り上げでも当時基準だと大ヒット。このシングルも累計では前2作よりも少し売れたのでファンは結果的に逃してはいないようです。
とんぼは5年ぶりとなったミリオンセラーなので仕方ないとはいえ浅香唯に負けるか〜という感じですが、繰り返しのメロディがあまりヒットを想定した曲って感じがしないですね。いま聴けばしゃれた曲ですが。
Al-maujもTATTOOもこれも段々ヒットより作品主義という感じになってきた頃で、そのとっつきにくさに発売週に手が伸びなかったファンもいたんじゃないかと思います。
次のシングルLiarは1位は取れたものの売り上げは少し下がりましたから、その後の事件がなくてもそろそろ固定ファンが決まる過渡期に差し掛かってきた頃なのではないかと。

紅さんが先に書かれましたが、この時点ではファン離れは起きていません。
ただし、次世代のアーティストに追い抜かされる寸前の立ち位置です。

宇多田ヒカルでいえば、「Be My Last」(2005)を出した頃の感じですかね。
世間の認識的にもトップアーティストであり格を持っている。
しかし、トップアーティストの座は明け渡す寸前にいるという感じです。

また、曲自体も誰かに聞いてもらおうという感じの曲ではないことも一致しています。

「I MISSED "THE SHOCK"」という曲は、現代の表現で書けば、あまりにも憂鬱で鬱病になりそう。最後に精神的に何かもかもが壊れてしまった(SHOCKと叫ぶ場所)というものです。
当時の中森明菜の精神状態を表しているかのような曲で、本来だったら売れなくて当然なような作品です。
さらに中森明菜自身がAB面をひっくり返して、A面扱いに変更させた作品です。
そのような作品にも関わらず、前作・前々作よりもロングヒットして売れたのです。

宇多田ヒカル「Be My Last」も自身の不幸な感じを前面に押し出した作品です。
(当時の旦那である紀里谷和明と別れたくないという感情だけかもしれない曲にも捉えられる)
一般リスナーに聞いて共感するような作品では全くなく、自身の感情を歌うだけの作品で、売れなくて当然な作品で似通っています。
今作で首位は獲得しながらもセールスは激減、次作「Passion」でセールスはさらにがた落ちになり、トップアーティストから陥落します。

浅香唯「Melody」についてです。
1988年4枚目のシングルで、どのように聞いても、この年に出された前3作よりも質は落ちています。
当時の感覚で書けば、CMタイアップがついたのでリリースしたシングルという感じです。(C/W, アルバムリード曲程度で、シングルA面レベルではない)
「C-Girl」「セシル」と良曲が続いたので初動セールスが上がったという感じですね。(累計は下がってます)

残念ながら、弱小レコードメーカー(ハミングバード)のせいで、売れるときに売っておけ精神が出てしまいます。
この頃から乱発が続き、セールス・アーティストパワーともに急に下がっていきます。

「Ｉ　ＭＩＳＳＥＤ　〝ＴＨＥ　ＳＨＯＣＫ〟」はベストテンでも地味でしたね･･･
4位・4位・3位・3位・3位・3位・4位・5位・(圏外）・10位と9週ランクイン
「とんぼ」「剣の舞」「じれったいね」後半になれば「Witches」89年には「愛が止まらない」が入ってくると言うことで、ベストテンで3位がギリギリ。
次の「LIAR」が最高位2位

　一方「Melody」は8位・7位・7位・8位・8位・10位･･･と5週。上位が強力過ぎてTOP5入りもならない、CD売上が「Melody」に負けると言うイメージが全く湧かなかった･･･
(浅香さんは「TRUE LOVE」(最高位4位）「NEVERLAND」(最高位7位）「恋のロックロールサーカス」(最高位7位）と上位に入る隙が無かった･･･中山美穂さんでも「Witches」以外は3位には入れず･･･）


　宇多田さんの「Be My Last」は完全にヒット狙いでは無いという感じでしたね･･･(どう考えてもミリオン行くような感じには思えなかった）

　中森さんはもはや色々な表現を出し尽くした感じだったのでしょうか？(アップテンポなモノからバラードまで幅広くヒットさせた。）