91年リリースのヴォーカル録り直しBESTなのだが、驚くほど声がカスカス･･･（どう考えても事故レベルのヴォーカル。（内田有紀さんの「EVER&EVER」のTV披露の時くらい））
　ベスト10時代のヴォーカルとは全く異なる。（何故かAmazonでは高評価･･･）

　浅香さんは人気が無くなってCDを出さなくなったのか?それとも喉を壊してCDを出さなくなったのか?今更ながら疑問･･･(91年辺りはあまり見かけなくなったので知らなかった･･･）

前年の「Self Control」からアイドル視されるのを嫌がったかのように、ロックボーカリストのようなウィスパーボイスの歌唱法に変えました。(見た目も変えている)
そのための歌いなおしアルバムです。

リリース当時の「Self Control」MVです。
https://www.bilibili.com/s/video/BV1L...

シングル中心のリリースから、アルバム重視の戦略に変えました。
それ故に露出が減り、さらにアイドル冬時代も重なって人気が落ちていきます。

momaさんにも知っておいてもらいたいのですが、
浅香唯は路線変更に伴って、90年7～9月期のCXドラマ「キモチいい恋したい!」の主演を断っています。
(フジテレビとは、スケバン刑事Ⅲからの流れでドラマ関係者とのパイプが強かった)
この関係でドラマの主題歌は、同じレコード会社であったPINK SAPPHIREのデビュー曲「P.S. I LOVE YOU」に変わりました。
それ故にデビューに当たってメンバ編成を突貫工事のように急に変えています。

逆に浅香唯はドラマタイアップでの大ヒットという90年代の方程式を自ら放棄した形になってしまい、人気回復の起死回生のチャンスを失ってしまいました。

　「Self Control」は従来の力強い歌唱の方はTVで見た記憶がうっすらありますが、MVのような歌い方では良さがきえていますね･･･

　「ボーイフレンドを作ろう」はラジオの音楽番組で11位か12位で聴けずじまいでした･･･
（ラジオとかだと、アイドルはCDがTOP10に入っていなくても普通にTOP10入りしていたのですが･･･）
　「Chance!」が織田哲郎さん作曲というのも興味深いですね･･･（アイドル四天王は工藤静香さん以外、ビーイングを通っていますね･･･中山さんはWANDSと、南野さんはビーイングからアルバムまでリリース）

「Thanks a lot」もヒット曲満載なのに最高位18位なのも何となく納得。

　89年には「恋のロックンロールサーカス」を出していて、ロック色もあの歌唱に合っていたのですけれど･･･

　中山さんのように、ドラマとか出るが、オリジナルアルバムはどれだけヒットを出してオリジナルの世界観を損なうモノなら入れない（しかしヒットが出ればBEST系は出す）という柔軟な感じなら、女優と歌手の両立が出来たのに勿体なかったですね･･･