インドGP,火葬場が問題に
F-1 / 2011-05-16 06:32:00 No.198
宗教的理由により,F-1インドGPに対する地元の反対が高まっているという.

論争はブッディ国際サーキットの場所である.
ここは地元の農民や村民の聖地である寺院から150メートルしか離れていない.
現在その寺院はサーキット工事のため立ち入り禁止となっており,
地元住民は寺院が撤去されるのではないかと懸念している.
また寺院が残ったとしても行き来できなくなる懸念もある.
これまでのところ村民に対しては何の保証もされていない.
寺院から数百メートル離れた場所にある地元の火葬場は,
現在の場所がサーキットの境界内にあるので移動される予定であるが,
地元住民は火葬場の移転に反対している.

更にサーキットは複数の地元の村を徒歩で行くのに便利な道路を
遮断するよう位置しており,会場を迂回するのは現実的ではく,これも反対理由である.

バラク・ダス僧侶のインタビューによると
寺院は当初広大な敷地に建っていたが,現在の敷地は30平米に縮小されたという.
寺院参拝ができないためデモが起きており,地元住民は要望が聞き入れられない場合
大挙してデモを行う準備をしている.
村の幹部であるエクタ・ナガルは
「私たちの願いが無視されたので,法廷の介入を求めるしかなかった」と語った.
この問題は5月18日アラハバードの高等法院で審議が行われるという.
ナガルは,サーキット開発のためにジャイピー・スポーツ・インターナショナルに
土地を売却したふたつの村の代表であるが,
彼はGP開催が地元住民の需要よりも優先されることを懸念している.
村民のサンデル・シンは「日曜日には熱心な信者数百人が寺院に集まる.
信仰心を傷つけると,状況がややこしくなるかもしれない.
友好的に解決されるべきだ」と語った.
サーキット関係者は,全員のためになるような解決策を見出せると自信を持っている.
ジャイピー・スポーツ・マネージングディレクター兼CEOのサミール・ガウアは
「我々は全面的に地元住民に共感している.我々は心配している人々と話し合っており
解決策が見つかるものと信じている.
我々が何を決めるにしろ,誰かの感情を傷つけることはないようにする」と語った

最大1000文字まで(残り1000文字)。省略不可。日本語必須。HTMLタグ不可。誹謗中傷や個人情報、宣伝URLは即削除されます。
Imgurと連携して画像をアップロードします。
最大10文字まで。省略可能。
半角英数字(8文字まで)を入れることで、書き込みの削除ができるほか、名前の後ろに任意のコードが付きなりすましを防止できます。省略可能。