ロンデ・ディ・アンドラ・ラリーで大クラッシュを喫し，
折れた骨と損傷した手の修復のため7時間の手術に耐えた
ロバート・クビサは，麻酔をかけられて一夜を過ごした．

シュコダ・ファビアS2000が高速で道路から外れ，ガードレールの先端が
エンジン室を貫通してコックピットまで侵入したため，クビサは負傷した．
彼は90分間車に閉じ込められ，複数の切創から失血，
ピエトラ・リグレにあるサンタ・コロナ病院にヘリコプターで運ばれ
同病院で外科医が7時間の手術を行った．
外科医は2チームに分かれ，1チームは脚の負傷を担当し，
1チームは右手を救うために右腕の治療を行った．
負傷は，右大腿骨の複雑骨折，右膝下の腱切断，
右大腿の大切創，
右前腕の2ヶ所の複雑骨折，右手首の複雑骨折，右肘の骨折．

6日クビサは人工呼吸器をつけられ，麻酔をかけられた．
7日朝，人工呼吸器が取り外され，医師らは彼を麻酔から覚醒させ，容体をチェック．
クビサは医師らの指示に反応し，再び鎮静剤を投与された．
彼の手は温かく，これは血液が血管を流れているよい兆候であると報じられている．
医師らは，クビサの手の損傷程度を判断するには今後6日間が重要となり，
同様の負傷をした普通の患者は，完全に回復するまでに1年かかると述べた．