FIA，Ferrariのエンジン変更を承認
F-1 / 2010-05-06 06:58:00 No.175
シーズン序盤に遭遇した問題を受け，Ferrariは信頼性を理由に
エンジンを変更する承認をFIAから得た．

アロンソとマッサは，エンジン問題に悩まされた．
アロンソは2回エンジンがブローし，特にシーズン全体のエンジン供給の面で窮地に立たされた．
カスタマーチームのSauberもエンジン問題に遭遇しており，
Ferrariは中国GP後に詳細な調査を実施した．

エンジン設計に本質的問題があることが発見されると，
Ferrariは信頼性を理由にエンジンの改善をFIAに申請，
承認を受け，今週末のスペインGPまでにF10に改良エンジンを搭載する予定という．
問題が何であったか正確に説明していないが，
恐らくニューマチックバルブの漏れによる空気消費に関連したものと推測されている．

Ferrariは声明で「テストベンチで多くの作業を行い，
何度かロングランを実施して，バーレーンおよびマレーシアで経験した
信頼性問題を解決すると思われる解決策を見出した．
従ってチームは現在のエンジン規約枠組内での変更を
FIAに申請し，承認を得た．
これら改良はスペインで使用されるエンジンに加えられる予定である」

スペインGPではFerrariがフリー走行で初めて2台のマシンに
Fダクトの完全バージョンを搭載する予定というが，
予選と決勝で使うかどうかの判断は，金曜フリー走行の結果を見た後で下されるという．

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