S.モス,自宅エレベータ事故で重傷
F-1 / 2010-03-11 06:43:00 No.167
スターリング・モスが,自宅エレベータ事故で重傷を負い
入院していると報道された.

事故は自宅エレベータのドアの故障により,
エレベータがまだ上の階にあったにもかかわらず
3階のドアが開いた為,
エレベーターシャフトを3階分転落した模様.

この事故でモスは,両足首と脚の4箇所を骨折,脊髄にも損傷を負ったが,
幸い内臓に損傷はなかったという.

モスは,王立ロンドン病院に搬送後,
元F-1ドクターのシド・ワトキンス博士の治療を受け,
プリンセス・グレース病院に転院.
足首固定の手術は成功,命に別状はなく,
全治6週間とのこと.

モス夫人は「彼は重傷にもかかわらず元気」としており
「本当に不運な事故でした.エレベータがある筈と
踏み込んだ先の出来事なので
家族ならば誰にでも起こり得ることでした」
とコメントしている.

スターリング・モスは,1951年から1961年にかけてF-1に参戦.
通算16勝をあげたが,チャンピオンにはならなかったことから
「無冠の帝王」と称されている.
最近,Mercedes-Benzが,SLR McLarenのスペシャルモデル
『SLR Stirling MOSS』を世界75台限定で発売したが
この車名は彼に因んで名づけられたものである.

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