G.フィジケラは，F.マッサのフルタイムの代役予定はないと明言した．

今シーズンの残りを担当するドライバーとしてferrariに紹介されたフィジケラは，
「電話でマッサと話したが，彼は喜んでくれたし，僕を選んだのは正しいと言ってくれた」
と語った．
「彼の事故は本当に残念だった．早くよくなって欲しいと返した．
『自分のマシンに乗りたくなったらいつでもどうぞ．
これは君のマシンなんだから．
僕は君と同じくらいの結果が出せたらいいと思っている』」

また今回のFerraiデビューに対しては
「僕は1996年Minardiでキャリアをスタートさせた．
それから14年，Ferraiで走るという希望を諦めかけていた．
だから今は幸せと誇りでいっぱいだ」

移籍後，フィジケラに電話をしてきたドライバーは
R.バリチェロひとりだったという．

「彼はおめでとうと言ってくれた．14歳の時からの親友だ」

Ferrariは，フィジケラがチーム・デビューを果たす前に，
テストを無理にする必要はないと考えている様で，
BSのプロモーション用タイヤを使った短時間のテストや，
旧式のシングルシーターでのテストをすることも可能だったが，
その予定はない．
実際，KERSなど，学ぶものは多いが，グリッドに14年間並んできたドライバーにとって
トラック走行は必要ないなどとも報じられていた．

今回シートを譲るバドエルも
「彼は何年もレーシングをしているし，2009年マシンをよく知っているので
僕よりうまいだろう．彼はすぐに結果を目指すことができる」
とコメントしている．