Ferrari,BMWに続きトヨタも不参加警告
F-1 / 2009-05-10 08:22:00 No.34
既に撤退もありうると警告しているFerrari,BMWに続き,
トヨタも来シーズンの不参加の可能性を警告した.
来年,2段階の予算制限システムを施行するというFIAの決断に
各チームは不満を募らせており,
2010年チャンピオンシップ参戦の是非を検討している.

トヨタのジョン・ハウェットは,
「FIAが発表した規約の下では参戦できない.F-1内の管理手続きに関する懸念がある.
明らかに競技規約と技術規約内に実施不可能と感じられる問題部分がある.
我々は参戦したい.F-1で協力的な一員だったと信じているが,
今後の活動について,時間をかけて考えなければならない」
「大幅な変更がない限り参戦しない可能性が非常に高いと言ってもいいだろう」

FOTAのメンバーは,2010年の参戦について集団ボイコットの可能性を話し合っており,
同時にチームとFIAは全員が受け入れられる今後の予算制限について交渉している模様.

一部チームは,FIAは先週のFIA世界モータースポーツ評議会を利用して,
公式手続きに反して2010年規約を推進しようとしたと感じているようで,
これはFerrariが2005年バーニー・エクレストンやFIAとサインしたとされる
契約の一部にある「拒否権」に違反する可能性もある.

先週,ルカ・ディ・モンテツェモロがマックス・モズレーに送った書簡の中で,
Ferrariが1998年コンコルド協定のもとでチームが契約上の権利を有することを
FIAが認めた契約について詳細に語ったのはこのためである.
「Ferrariには追加的権利が与えられ,その後も再確認された」と書かれている.

ハウェットは,トヨタが他カテゴリーに移籍する可能性について違和感はないと語った.
「我々が参加できる活動は沢山あると思う.我々はモータースポーツ・チームであり,
コスト削減には反対していないし,必ずしも予算制限には反対しない.
ただしその管理方法次第だ」

「本質的に重要なのは価値である.我々が参戦するシリーズの価値は何であるか?
我々が検討できる代替案は多数ある.
我々は本心ではF-1に残留したいが,最高の代替案を検討し始めなければならないし,
他のマニュファクチャラーと話し合って,彼らの意見や意図を聞かなければならない」

ルカ・ディ・モンンテツェモロ会長は今年のル・マンの公式スターターとなることが発表されている.

FOTAは、F1における劇的なコスト削減計画を進めており,
今後2週間以内にFIAに提案を出したいとしている.
来シーズンの参戦締め切りは5月29日であるが,後日申請が認められる可能性もある.

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