Honda F-1撤退で，チームの買い手を模索しているR.ブラウンが来季参戦についてコメントした．

R.ブラウン氏は2007年末にHondaのチームプリンシパルに就任したが，
昨年12月にHondaがF-1撤退を発表．

新たなオーナーとしてメキシコ人のC.スリム氏との交渉が大詰との報道もあったが
「ここ最近の憶測はそこから出たものだ．しかしこの人物が我々の元を訪れたことは一度もなく，
チーム買収の意向を示したこともない」
とコメント．

またD.リチャーズ始め他の投資家と話し合いについても
「言えるのは1人以上ということだけ」
と回答した．

更に「Ferraiにエンジン供給を求めたという噂は本当か？」
との質問に
「本当．Hondaはエンジン供給も行なわないことを発表している．
だからFerrariとコンタクトを取った．まだ何も決まった訳ではないが，
ルカ・ディ・モンテツェーモロ社長とステファノ・ドメニカリの支援に深い感銘を受けた．
私を今でも仲間の1人かのように見てくれる」
と答え，Ferrariエンジンを使用する可能性を認めた．

しかし新たなエンジンにマシンを合わせるには少なくとも6週間必要とみられ，
冬季中にマシンをコースで走らせるには至らないと予測，
「既に2010年を視野に入れたパッケージを検討している．
今シーズンも，我々にとっては妥協の年となるだろう」
と続けた．
現在，チームは開幕戦から参戦することに望みをつなぎながら，マシンの組立を行なっているという．

開幕戦に間に合う可能性には
「とても高い．私はかなり楽観的である」
と語った．