初めまして
鉄っちゃん / 2014-05-14 21:28:00 No.2552
お邪魔します、鉄っちゃんと申します。

沖縄本島に住んでおります。
実は今朝、庭に巨大なオカヤドカリが現れまして、暫くうちに滞在してもらおうと思いベストな飼い方を検索していてここにたどり着きました。


当方、生まれも育ちも沖縄なのでネットやペットショップ等でアーマンが売買されていると知って正直驚きました。
しかしその世界に辛口意見をお持ちのみーばい亭さんには共感を覚えたので書き込むことにしました。


今までにも家で飼ったことはありますが、いつも1週間程で同じ海岸沿いにリリースしています。
しかし今回は沖縄では内陸(とは言っても車で海まで20分)にあるうちの庭で殻はアフリカマイマイ。放すのも庭になるでしょうが何にせよこのお客、とてつもなく大きいんです、うちなーんちゅでも驚くレベル。
そこでお尋ねしたいことがいくつがあります。


前甲長で年齢を予想するそうですが、引っぱり出すわけにもいかないのですがどうやって測るのですが?
他サイトでLサイズと言うオカヤドカリと比べるなら4Lくらいになるかも。
とりあえず、8cm超えのマイマイの殻に少し出るくらいです。

だとするとかなりのご老体と予想できるので無理(飼う事)は避けた方がよいのでしょうかね?


あと一つ、はっきり言ってアフリカマイマイは沖縄では嫌われ者です。
ぜひうちにあったサザエやタカセ貝などに越して欲しいのですが、今日持った印象では絶対に今の家の方が軽くて機動性が良さそうです。
自然に返す予定なら強度しかメリットのない上記の貝類は入れない方がようでしょうか?


ちなみに家族に聞いた所、40年住んでいて数年に一度くらいはオカヤドカリを庭で見かけていたみたいなので(同じ個体?)放しても多分生きて行ける環境ではあると思えます。

波風 / 2014-05-18 13:01:00 No.2553
鉄っちゃんさん、初めまして。

庭にいろんな生き物が来てくれると楽しいですね。
我が家も、これからの季節、カエルやトカゲや昆虫たちで賑やかになりますので楽しみです。

さて、ご質問の件ですが、前甲長で年齢を予想するのは難しいと思います。
大量の個体を測定して、サイズ組成で平均的な年齢を推察することはできますが、個体差が大きいので一個体の前甲長から年齢を推し測るのは現実的ではないでしょうね。
まあ、それはともかくとして、前甲長の測定方法ですが、私は普通に宿貝を保持して、うにょ〜と出てきたところでスケールを当てて測定しています。
学術調査では、殺すか麻酔をかけた状態で宿貝から引き出してノギスで計測しますが、そこまで正確性を期す必要はありませんしね(笑)
貝からなかなか出てこない臆病な個体なら、殻口から見えている左大鉗脚の幅を計る方法もあります。
ムラサキオカヤドカリやナキオカヤドカリなら、統計的に前甲長と左大鉗脚幅は、大体同じとのことです。
ただ、お宅に現れたのは、立地やサイズから内陸性のオカヤドカリ(Coenobita cavipes)の可能性が高いですから、目安程度に考えればいいと思います。
オカヤドカリの場合は、左大鉗脚幅の方が若干大きいようです。

アフリカマイマイについてですが、論文など学術的なソースは知りませんが、アフリカマイマイは殻が薄く開口部に比して内部が広いので、利用するオカヤドカリの体型が肥大する・・という、話が愛好家の間でまことしやかに囁かれています(笑)
まあ、真偽はわかりませんが、一度アフリカマイマイを着てしまうと、重くて狭い貝殻に引っ越すのは勇気がいるのかもしれません(笑)
オカヤドカリの寿命は、大昔に海外のHP(Scott’s Hermit Crab Page)で紹介された25〜30年という説が、日本国内では種を問わず(笑)定説となっていますが、大型の種類なら、もっと生きる可能性もあると思います。
ですから、鉄っちゃんさん宅の個体も、本当に40年間庭を守ってくれたのかもしれませんね。
ほとんど「マジムン」と化してたりして(爆)

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