房総ちびヤド情報〜2012冬
Shore / 2013-01-04 23:04:00 No.2513
大変ご無沙汰しております。
毎回ポッと出の書き込みばかりで申し訳ありません。

今冬も好例の年越しフィッシングに行って参りましたが、件の上陸地では昨年、一昨年よりもたくさんのちびヤドたちが冬籠りに入り、大半が生存していました。
詳しくは(そんなに詳しくありませんけど…)日記に書きましたが、夏にも見かけた明らかに越冬サイズの個体が同じ場所で冬籠りをしていたり、他の採集家さんから別の上陸地情報も寄せられたりと、また新しい情報もありました。
寄せられた新上陸地は私も何度か潜ったことのある海岸ですが、その地形を考えると夏に書き込んだ「思うところ」もあながち外れてないのかな?と思う今日この頃です。上陸箇所の地形的なパターンとでも申しますか、次の夏はなんとなく上陸地点を他にもいくつも見つけられる気がしてきました。

でもまずは、今年の春こそ、各上陸地を回ってちびヤドたちの越冬状況をリポートしたいと思います。

それでは、波風邸の季節外れ上陸個体のお世話も大変そうですが、私も早く同じ苦労をできるよう、連れ帰った個体たちの世話に励みたいと思います(しかし飼育数を考えるとスペースが目一杯…)。

波風 / 2013-01-06 14:08:00 No.2518
Shoreさん
本年もよろしくお願い致します。

さっそくのチビヤド・レポートありがとうございます。
画像を拝見した限りでは、意外にも地面は砂地のようですね。
陽光で温められた流木の蓄熱で命をつないでいるのでしょうか?
木造住宅の宣伝コピーではありませんが、木のぬくもりを感じますね(笑)

私が観察した紀伊半島の上陸地点は、十数メートル幅の砂浜から直接照葉樹林につながる地形でして、まさにご友人が確認されたポイントと同じです。
冬でも茂った木々が風雨を和らげ、林床に積もった落ち葉が腐葉土化する際の発酵熱で、非常に安定した温度環境が維持されている様子で、実際アカテガニなどの陸生の甲殻類も多数棲息していました。
こういった環境であれば、越冬に成功する個体もさらに多くなるのではないかと思います。

常々オカヤドカリが熱帯から亜熱帯にかけてしか生息しないことに疑問を抱いていましたが、同じ十脚目のアカテガニやベンケイガニが、日本海側も含む本州全域に棲息しているわけですから、耐寒性さえ確保すればオカヤドカリが温帯域に進出することになんの不都合もないと思います。
我々は、オカヤドカリ類が分布を広げる過渡期に生きているのかもしれませんね。
もっとも、大願成就を見届けるには寿命が足りないでしょうが(^^;

最近はなかなか南紀まで行く機会がありませんが、ホームグラウンドの日本海でも、気に掛けるようにしています(笑)
まあ現実味に乏しい話は置いといて、房総レポートを含めて、今年もますますのご活躍を楽しみにしています。

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