初めまして
ミヤ / 2012-08-30 23:32:00 No.2491
初めまして、ミヤと申します
私は3ヶ月前ほどからヤドカリを飼い始めました

元々淡水の熱帯魚を飼っていて、その日はサマーフェスタが有り
水草が安いということで行きました
いつものペットショップには『夏限定ヤドカリ大量入荷!』との記載がありました
一目見た3歳の娘が一目惚れをし、店員さんに話を聞くと
『簡単に飼えて、うまくすれば10年は生きるよ』と言われ、購入を決意しました
店員さんに『必要だから』と言われて
『コーラルサンド』と『ヤドカリランチ』と『ナチュラルシェル』を一緒に購入して帰りました
コーラルサンドは海水魚用のMサイズのものでした

小さなプラケースに少量のコーラルサンドを入れ、霧吹きで濡らし
ランチとナチュラルシェルと小さな流木を一つ入れて飼育を始めました
家に迎えてすぐに貝を着替えて、着替える瞬間なんかも見れて娘と喜んでいたのですが
ある時、迎えた中の一匹が1週間ほど砂に潜っていました
『寝てるのかな?』と思って特に気にしないでいたのですが、出てきた時には足が2本足りませんでした
歩いているところを見てみると、確かに付け根はあるのに足がない…
びっくりした私はその時になって初めて『ヤドカリについて』調べることにしたのです

インターネットで情報を検索すると、『飼育方法は間違っていない』と感じるものが多々ありました
けれど、どうしても気になって『ヤドカリランチ』の会社『マルカン』を検索したのです…
もしかしたら何か分かるのでは?と思って…
そうしたら悲しい事実が多く記載されているサイト様が多々見受けられました
その記事を読んで私は血の気が引きました『私の飼いかたは全部違う!』と…
すぐに飼育環境を広い水槽に変えました
砂も多く入れ、真水と海水も用意し、流木も残っていたモノを全部組み込んで登れるように配置しました

迎えたヤドカリは2〜3cm程度で大きくても5cm満たないけれど4匹だったので、狭いプラケースでは超過密になりストレスで脱皮不全を起こしていたのかも…
とようやく理解することができました
ヤドカリがとてもデリケートで脱皮中に手を出してはいけないとか
霧吹きの水でパニックを起こすことや悪ければ即死することも知りませんでした…
殺虫剤や蚊取り線香は熱帯魚にも良くないので使用してはいませんでしたが
『ヤドカリは虫に近いから死ぬのでは?』なんて書かれているところもありました…

足が足りなくなった子は一番元気で、よく脱走を企てていたのでこのような事になってしまいとてもショックでした…
みーばい亭というサイトに出会わなければ今でも超過密状態で過ごしていたかもしれません
今では4匹とも元気に動き回っています
夜にコンコンと貝殻がガラスに当たる音を聞くと嬉しくなります
明かりを消した状態で携帯の明かりをたよりにそうっと覗くのが毎晩の日課です
昼間に貝殻を着替えてみたものの何か気に入らなかったのか元の貝殻に戻るというような姿も見られました

ここのようなサイトに出会えたことをとても感謝しています
私の家のヤドカリ達(水色の『葵』赤茶の『桜』白い足に左のハサミだけがピンクの『白井』一番大きな『家康』)
皆とても元気です。
足が減ってしまったのは『葵』ですがその葵も最近では流木を登ったりしています
この間脱皮を終えたようでハサミの抜け殻を見つけました(そのままにしてあります)
動きはゆっくりですがエサ入れの貝をひっくり返してその下でよく寝ています
可愛い我が家のヤドカリ達です

長々と書いてしまいましたがどうしても感謝を伝えたくて書き込みさせていただきました
悲しいことにならずにホッとしています
昼間に動き回ることが少ないので娘は熱帯魚の方に夢中ですが私はこのヤドカリ達が可愛くて仕方ないです
本当にありがとうございました
これからもみーばい亭をお手本にヤドカリ達を大切にしていきたいと思います

波風 / 2012-09-01 23:38:00 No.2492
ミヤさん、はじめまして。
書きこみ、ありがとうございます。

砂中潜伏後、歩脚が欠損したとのことですが、小形の個体なら次回の脱皮でほぼ完全に再生すると思いますので、ご安心ください。
某学術調査によると、オカヤドカリ類は同種の死骸の匂いに誘引されて、貝殻獲得行動を起こすとのことです。人為的に衰弱させた個体をあてがうと、相手の闘争能力が弱いことを確認したうえで、貝殻強奪行動に出るという実験結果もあります。
つまりオカヤドカリは、衣服であり住居でもある「宿貝」を得るために、闘争を繰り返す生物という一面もあるわけです。
脱皮モード(潜伏期)に入った個体は、行動が制限され著しく闘争能力が衰えるわけですから、他の個体に貝殻目当てで襲われる危険が非常に高くなります。
そういった生態を踏まえれば、オカヤドカリの生活環境に何が必要かは、教えられるまでもなく理解できると思います。
私は、一介のアマチュア愛好家にすぎませんが、オカヤドカリの飼育ケージはオカヤドカリの生活空間であるという信念に基づいたレイアウトは、長期飼育や繁殖を目指す正統的な愛好家の方々に、それなりの支持を頂いているという自負はあります。
文章を読むのは数行までという、ケータイ世代には、なかなか理解してもらえませんが・・(^^;

>インターネットで情報を検索すると、『飼育方法は間違っていない』と感じるものが多々ありました
検索で上位に来るのは、業者がらみの営利目的サイトとその取り巻きブログでしょうから、販売業者の説明と整合するのは道理ですね(笑)。
営利目的の業者が、営業的に有利な嘘情報を垂れ流すのは、自由経済の前提がある以上仕方がないとして、問題はその取り巻きブロガー。
彼等は、ブログに掲載する画像の見栄え上、飼育ケージのレイアウトを、オカヤドカリの生活環境よりも鑑賞用装置としての側面を優先しますから、それを参考にした初心者がどんどんオカヤドカリを殺すという地獄のスパイラルに陥るわけです。
実際、某通販業者が、リンクコーナーに掲載しているお客様ブログに、継続的に更新されているブログはひとつもありませんでした(爆)
それぞれ事情はあると思いますが、全滅という以上は、飼育個体も全滅したか、何匹か死んでモチベーションが一気に下がったか、飽きて興味を失ったかのいずれかということでしょう。
それが、業者推奨の飼育方法による、飼育個体の末路を雄弁に語っていると思います。

>霧吹きの水でパニックを起こすことや悪ければ即死することも知りませんでした
霧吹きで即死することはありませんが、変温動物であるオカヤドカリに霧吹きで水をかければ気化熱で急激に体温が低下しますね。
それが生体にとってどういう影響与えるかは、小学校の理科レベルの知識があれば想像できるはずです。
そんなことは常識として、わざわざコンテンツには書いていませんが、そこから説明しないと理解できない「大人」も世間には多いようで・・。
ただそこまで説明しても、そういう「大人」は数行以上読んでくれないわけで・・(爆死)
そんなこんなで、みーばい亭のオカヤドカリ飼育情報コンテンツも、わざわざ鯖代を払って公開している意味があるのかなどと考えることもあるのですが、ミヤさんのように貴重な時間を使ってきちんと読んでくださった方からのコメントを頂いて、本当に救われた気がします。

最後になりますが、ナチュラル・アクアリウムをキープしておられるのなら、オカヤドカリ・ケージとはリンクできますので、遊んでみてください。
ウィローモスやカボンバなどをよく食べるという報告がありますし、うちでもメダカの死骸やアナカリス、ホテイアオイなどをよく与えています。

オカヤドカリという生き物の生態を理解したうえで、その生活空間を構築するのが、愛好家の腕の見せ所ですから、いろいろ試しつつ飼育を楽しんでください。

ミヤ / 2012-09-02 23:02:00 No.2493
こんにちは
早速のお返事ありがとうございます

>砂中潜伏後、歩脚が欠損したとのことですが、小形の個体なら次回の脱皮でほぼ完全に再生すると思いますので、ご安心ください。
足がなくなったままにはならないようで安心しました
次回の脱皮を楽しみにしたいと思います
葵は大きな体の家康の上に登って一緒に行動しているようです
今も隣に寄り添って仲良くご飯食べています
家康が他の子から葵を守っていたりしらいいなぁと勝手に思っています
体の大きさが違いすぎるから家康が葵の貝を狙っているとは思えないので…
私の願望ですね(笑)

ヤドカリ達の水槽にはずっとコーラルサンドを入れていたのですが
淡水魚のコリドラス用に買って残っていたサラサラの川砂をタッパーに入れて設置してみました
最初は警戒して近寄りもせずにいつものコーラルサンドの上を歩いていたヤドカリ達ですが
気になるのか家康と葵が角の方にちょこんと入っていました
二人並んでいたので可愛くてずっと眺めていたら思いの他時間が過ぎていました
動いたりしていたわけでもないのにどことなく幸せ時間でした(嬉)

インターネットの情報で最初にくるモノが信用できると思っていたのですが
そういう思惑もあるのですね
販売業者の営利目的でそういうことをされると長期飼育を目指している方にとってはたまったものではないです
検索上位のブロガーさん達の水槽レイアウトを見ますと確かに鑑賞目的としか言えないようなモノで…
装飾品で飾った水槽に、真っ赤にペイントされたケバケバシェルに入ったヤドカリ達がうっすらとしか敷かれていない
砂の上を歩いている写真がありました
コレがヤドカリに特化していると自負している業者の思惑だというのならひどいものですね…
みーばい亭に出会わなければ私のヤドカリたちもそうなっていたかもしれないと思うと怖いです
自分でペイントできるように真っ白に塗られたシェルが売っていたのですが、一個が高くて買わずに終わって良かったと思います

>ナチュラル・アクアリウムをキープしておられるのなら、オカヤドカリ・ケージとはリンクできます
増えすぎて困っていたウィローモスやアナカリスがあったので早速入れてみます!
今までヤドカリランチしかあげたことなかったのですが、いろいろ入れてみると好みがハッキリ分かりますね!
レタスやブドウがお気に入りのようです

昨日から白井が水槽内に入れておいたサザエの貝殻に入るようになりました
入るといっても貝殻のままサザエの貝殻の入口にスッポリ収まっています
貝in貝といった感じで面白いです
白いサザエの貝殻の入口にすっぽりはまった緑色の貝を着た白井…
夜になると出てくるので寝ているだけだと思うのですが、サザエの貝殻がシェルターなのでしょうか?
なかなか面白い光景です

あと、お聞きしたいのですがヤドカリの住み替え貝殻はどこで購入できますか?
家にあるのでは家康サイズがMAXで家康の住み替えが出来ません
(少し前から潜っているので正確には図っていませんが家康はだいたい貝殻の全長5cm程度です)
ペットショップに売っている奴ではもう小さくてどうしたらいいのかわかりません
店員さんに聞いても「これ以上のサイズはちょっと…」と言われてしまいました
どうせなら他のヤドカリの住み替え用にも少し多めに買いたいと思っているのですが
サイズ多種で買えるような所がありましたら教えていただけると嬉しいです
よろしくお願いします

またもや長々と書き込んでしまい、失礼いたしました

波風 / 2012-09-04 21:13:00 No.2494
こんにちは。

観賞魚という言葉があるくらいですから、生き物を飼う目的が観賞(鑑賞)であってもいいのですが、問題はオカヤドカリという生き物の性格が陰性で観賞向きではないことですね。
明々と照明を点けた水槽の前で人間がうろうろしていれば、まず間違いなく隠れ家に引っ込んでしまいます(笑)
隠れ家のない水槽で人影に怯えて逃げ回っている姿や、いきなり水を掛けられて消耗していく姿を「観賞」し、低温、低湿、それに偏った給餌による栄養不良で衰弱し、ゆっくりと死んでいく様子を眺めて「癒される」・・・そんな感性が狂っているとしか思えない、冗談のようなブログ記事も現実に存在しますから気が滅入ります。
まあ、わざわざ見なければ良いんですけどね(^^;
オカヤドカリは、一般には「子供の玩具」として認識されていますが、真夜中に間接照明や懐中電灯の薄暗い灯りを頼りに、食事や水浴、喧嘩や貝殻交換、それに交尾(!)などを、そっと覗き見するのが「正しい観賞方法」ですから、本当は子供が寝た後にオトナが楽しむ飼育動物ですね(笑)

それはそうとして・・、
貝殻の件ですが、私は基本的に現地調達派であまり購入したことがないのですが、探すとしたら、百均、水族館の売店、海辺の道の駅、東急ハンズなどのインテリア雑貨売り場あたりでしょうか?
小料理屋やスーパーの鮮魚売り場も狙い目かと(笑)
私は取引したことがありませんが、ネット通販なら「タカシェル」の評判が良いようです。
検索すれば出ると思いますので、一度ご覧になってみてください。

ミヤ / 2012-09-10 08:27:00 No.2495
こんにちは

この間遊びに来た友達に「魚の水槽は綺麗だけどこっちの水槽は何?廃墟?」と言われてしまいました
水草が入っているとか綺麗にレイアウトしてあるとかではないし、昼間で姿も見えなかったのでわからなかったのでしょう!
ヤドカリの可愛さは夜ですから!

現地調達できたらいいのですが、私の住んでいるところは海まで車で5時間ほどかかるので現地調達は難しいですね
8月に海に行った時に貝殻等探してみたのですが二枚貝や割れた貝殻や流木はあっても
ヤドカリ達の家になりそうな貝殻はありませんでした…残念…
鮮魚を扱う鮮魚センターのような場所があるので行ってみます!!

ネット通販の「タカシェル」ですね!
ありがとうございます早速検索してみます!!

いろいろ教えてくださってありがとうございました!!
これからもヤドカリライフを満喫していきたいとおもいます

波風 / 2012-09-11 20:47:00 No.2496
むかしむかし・・
もう10年以上前になりますが、わずかな情報しかなかった当時、2匹のムラサキオカヤドカリをすでに7年も飼育しておられた、神様のような方のサイトが公開されていました。
その方は、2匹とも脱皮潜りに入ってしまうと、水槽の備品を全部取り出し、砂だけの水槽を眺めて、侘び寂の風情を楽しんでおられましたとさ。
深いですね〜(笑)

ミヤさんも、ぜひオトナのヤドカリライフを満喫してください。

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