はじめまして
えび / 2011-10-06 00:22:00 No.2365
はじめまして。2か月ほど前から、ホームセンターに売られていたオカヤドカリを飼育しています。初歩的な質問をさせていただきたいのですが、よろしくお願いいたします。4日前から60?水槽に引っ越しをしまして、そこに3匹住んでおります。プラケースに砂を入れたりして、貴サイトから引用させていただきますと「ユニット方式」を一部取り入れています。ロフトを作ったりもしています。プラケースには10?程の深さでゴマ粒の半分くらいの大きさのサンゴ砂を入れています。しかしその他、直接地面となる場所は、粒の大き目なサンゴ砂を2?程度しかしいておらず、潜ることはできません。ヤドカリ達はプラケースの中に潜ったり、今までは見せていた掘る気配もありません。
そこで、?全体的に潜れるよう底砂を敷くべきか。?砂が潜りにくいなどの問題があるのか。?そもそも4日で判断できる話ではないのかとも思っています。潜ってほしいのですが、どのようにすべきでしょうか。

また私は北海道の北部に住んでおり、寒さが厳しく、フィルムヒーターを敷いていますが空間の温度は高くても23度、地表・砂中はは34度という環境です。餌を食べたり、貝を物色したり、流木をのぼったりしていますが、2日前は雪が降るほど冷え込み、その日はシェルター内で3匹がピッタリくっついていました。なおさら、潜ればいいのに・・と思っています。冬を前になんとか安定した環境を整えてあげたいのですが、アドバイスなどしていただければと思っています。非常に読みにくい文章になってしまいすみません。どうぞよろしくお願いいたします。

波風 / 2011-10-06 21:41:00 No.2367
えびさん、はじめまして。

はじめての冬越しは何かと不安が多いと思います。
私たちが飼いはじめたころは情報が限られていましたが、今は玉石混交ではありますが、おびただしい情報がネット上に流布されていますので、かえって混乱されるかもしれませんね。

まず、3匹程度なら、プラケかタッパーを2〜3個脱皮床として設置してやれば充分だと思います。
脱皮床を設置して、底砂は薄く敷き、下面からシートヒーターで加熱するのは、以前アメリカのサイトでよく推奨されていた方法で、私は勝手に「アメリカ方式」と呼んでいます(笑)。これはこれで一つの方法ですね。
ただ、個人的には底面にもしっかりと砂を敷いた方が、水槽内に環境の多様性をもたせることができるので、よりベターだと思っています。
この場合、ヒーターは背面か上部に設置することになります。
その辺りは、お好みでどうぞ。

>砂が潜りにくいなどの問題があるのか
砂粒の大きさは問題ありませんので、あとは適度に湿り気を与えて、巣穴が崩れないように少し押し締めてやれば充分だと思います。

>そもそも4日で判断できる話ではないのかとも思っています
私もその通りだと思います。
人間は1時間刻みの24時間で1日ですが、オカヤドカリにとっての時間は、もう少しゆっくり流れるように思えます。
今日はどう、明日はどうと考えるより、3日、1週間のスパンで観察したほうが、全体像が的確に見えてくるのではないでしょうか?
20℃以上の温度と60〜70%の湿度を維持できれば、そう簡単には死にませんので、のんびりと付き合ってみてください。

まず、水槽の回りを発泡スチロールなどの断熱板で覆い、ガラス蓋などで気密性を高め、室温が下がるときは毛布などを被せてやる。
60cm水槽にぴたり適温3号のセットでも、これだけで25℃は充分キープできるはずです。
http://www6.ocn.ne.jp/~mi-bai/okayado...

えび / 2011-10-11 23:13:00 No.2376
波風さん
丁寧なお返事ありがとうございます。レイアウトを一度崩し、脱皮床を3つ入れ、底砂も厚みのある部分を設けました。全体的に流木で隠れられるようにもしました。
ヒーターも背面に設置しました。ちなみにピタリ適温プラスの4号です。蓋をまだしっかり作れていないのですが、周りを断熱材で囲ったところ25度になりました。ありがとうございました。

そこでまたお聞きしたいのですが
>この場合、ヒーターは背面か上部に設置することになります。
と回答いただきましたが、砂を多く敷いたときに底部にヒーターを置くのは好ましくないのでしょうか?
素人目には、地中が温かい環境がいいのかなと思っていました。
いまだに潜りませんが、彼らはアクティブになってきました。これからも参考にさせていただきます。よろしくお願いいたします。

波風 / 2011-10-12 21:08:00 No.2377
こんにちは。

オカヤドカリが潜り込めるように厚く敷いた床材は、これすなわち脱皮床です。
湿らせた砂にヒーターを当てると、その部分からどんどん乾燥します。
そこで、オカヤドカリが脱皮モードに入ると、動けないまま砂と一緒に干からびてしまうことになりますね。
そういうリスクを避けるためには、砂中の湿度環境を出来る限り安定させる必要があります。
背面に設置すれば、そういったリスクをかなり軽減することが出来ますが、それでも、ヒーターに当った部分は乾燥し易くなります。
本来、砂浜の砂は太陽熱で表面から乾燥していきますので、飼育環境においても、輻射熱が上部から当たるのがベストだと云うのが私は考えですし、実際に8年以上実践して、それなりの結果も出しています。
当サイト飼育コンテンツで、上部設置を紹介しているのは、そういう理由からです。

もっとも、保温については、飼い主それぞれの住環境による部分が大きいですし、北海道の住宅はしっかり断熱してあるので、関東や近畿より冬の室内は暖かいと聞きます。
最初の冬越しですから、温度計と湿度計を睨みながら、色々と工夫してみてください。

えび / 2011-10-13 21:07:00 No.2378
波風さん

丁寧な回答ありがとうございます。上部設置の利点がよくわかりました。
重ねて質問なのですが、ライトを当てるのはヤドカリにとっては良いのでしょうか?私は現在上部から、昔使っていた観賞魚用のライトを当てているのですが、わざわざ流木を上って来て、明かりの下にいつもいる個体がいます。ライトを撤去して上部にヒーターをつけようと思ったのですが、ライトの影響について教えていただきたいです。

波風 / 2011-10-14 23:31:00 No.2381
基本的に夜行性動物であるオカヤドカリ類に、照明としてライティングは、まったく必要ありません。
ただ、一般的な18W程度の蛍光灯でも、けっこう熱を出しますから、熱源としては考えれば、多少の効能はあります。
ご存知かと思いますが、偏屈銅のcaveさんも、蛍光灯を補助ヒーターとして活用しておられました。

照明に寄ってくるのは、暖かいからでしょうね。
光を出さないヒーターでも、同様の現象が見られます。
http://blog.goo.ne.jp/okumani1105/e/0...
みーばい亭ブログの、この記事はまさにそれです。

確かに、ライティングすれば、観賞用水槽としてのグレードはアップしますが、当のオカヤドカリにとっては何のメリットもないと思います。
実際、我が家は、秋から春にかけての半年以上、下手すれば数日間毛布をかけっぱなしの薄暗い状態で飼育していますが、繁殖を含めて生体活動にはなんの支障も見られません。

飼い主にとっては、観賞レベルUPとして、ほんの少しばかりのメリット。
オカヤドカリにとっては、ちょっと鬱陶しい・・・・と、云ったところでしょうか。

最大1000文字まで(残り1000文字)。省略不可。日本語必須。HTMLタグ不可。誹謗中傷や個人情報、宣伝URLは即削除されます。
最大10文字まで。省略可能。
半角英数字(8文字まで)を入れることで、書き込みの削除ができるほか、名前の後ろに任意のコードが付きなりすましを防止できます。省略可能。