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Dr.イリノア診察室・燕のマーク編
エマ
/
2018-07-07 21:40:00
ここはDr.イリノア診察室。天界屈指の名精神科医である夢魔イリノアが、その経験を駆使して相談者の悩みを解決していく物語……え、ちがうの?
……進行が乱れ、失礼いたしました。
どうやら、そうは問屋が卸さないそうです。
今回の相談者は、なかなかのお相手だそうで……。
イリノア「さて、今回の相談者さんは……と」
???「失礼しまーす」
と、至極気楽な雰囲気の声とともに、入室してきたのは……。
若い男性「やぁ」
おお、これはみなさま知る人ぞ知る、フェンリルの早業チーム「ソニック」の一角、燕のマークさんではありませんか。
イリノア「ああ、今回の相談者は、君なんだね」
マーク「そうだよ。よろしくね!」
イリノア「(なんか……何も悩み事とかなさそうな気が、つい、してしまうのだが……)この診察室に来たということは、君も何かで困ったり、悩んでいたりすることがあるのかな?」
マーク「えっとねー」
イリノア「うん」
マーク「まぁ、あんまりないんだけど」
イリノア「(やっぱり)ないんかい!」
マーク「いやぁ、まぁ最近重たい任務もあんまないし、少し暇してたから。久しぶりに先生と話でもしようかなって。エマステ的に出番も増やしたいし」
イリノア「いや、あのね……もちろん、『エマステ的に自分の出番を増やしたい』というのは、エマステキャラたるもの、どうしても持ってしまう欲求であって、それは私もわかるのだよ。とはいうものの……こちらも仕事で診察をしているのだし。何も悩みがないけど、診てくれっていうのは、ちょっと……」
っていうか、メタ発言やめなさいよ。あんたら……。
マーク「あ、そうだね。悩みといえば、まぁないわけでもないよ」
イリノア「(むっ? エマステ的に出番を増やしたいからと、無理やり悩みを作ろうとしているな?)」
イリノア先生の疑惑はつのります。だからメタ発言やめろw
マーク「実はさー。最近僕、フェンリルに内緒で、ちょっと副業をしているんだ」
イリノア「副業?」
マーク「うん。最初はちょっとした手助けだったんだけど、楽しくなっちゃって、つい本格的に、ね」
イリノア「どんな仕事なんだい?」
マーク「えっとね。名づけ屋さんだよ」
イリノア「名づけ・・・って、名前をつけてあげる、あの名づけ、かい?」
マーク「うん。クライアントさんの悩みを聞いて、僕が適当に名前つけてあげるの」
イリノア「
適当!?
」
マーク「あ、いや適当違った」
イリノア「え!?」
マーク「真面目に名前つけてあげるの」
イリノア「・・・そうなんだね」
マーク「今のところはBtoBだね。つまり、法人向け事業。新設会社の名前とか、マスコットキャラクターの人気が振るわないから、リニューアルで新しい名前つけてくれ、とか。企業さんが相手だから結構実入りはいいよ」
イリノア「実入りがいい・・・名前づけだけで? 差し支えない範囲でいいんだけど、だいたい?」
マーク「うん、ざっと○○から○○くらいの範囲かな」
イリノア(!!! それ僕の診察報酬単価の○○倍じゃないか!)
マーク「もうちょっと値段上げてもいいかなぁ・・・って最近、ね」
イリノア(いや、僕の単価だって同業では高い方なんだけど・・・名前を考えるだけで、一体どれだけ取るつもりだ・・・汗)
マーク「個人向けサービスも始めたいんだけど、ほら、ペットの名前とか、生まれてくる赤ちゃんの名前とか。個人的にはそっちの方がずっとやりがいがあるんだけど、正直単価も法人向けに劣るし、体制を考えないといけないから、そっちはまだ当分先かなって」
イリノア「そうか・・・それは、まだ幸いだね。僕も
その顧客層は慎重に考えた方がいいと思う
」
マーク「だって、ヒアリングにそんな時間かけてたら利益率下がっちゃう」
イリノア「いや・・・そういう問題ではなく・・・」
マーク「おかげさまで、今のBtoB営業利益率はほぼ
100%
だよ」
イリノア「(ありえない数字を目の当たりにしてしまった・・・)」
マーク「で、エマステ銀行ってところに売上金を預けるようにしたんだけど、出費することあまりないのに入金だけ続くから、もうお金が膨れちゃって膨れちゃって」
イリノア「いやしかし・・・そんなに収入があっては・・・税金もすごいだろう?」
マーク「うん?」
イリノア「いや、ほら、所得税だよ。あと法人税とかも」
マーク「・・・なにそれ?」
イリノア「いや、
税金!!
」
マーク「ああ、あれか」
イリノア「あれかって・・・」
マーク「チップの知り合いに良い人がいてさぁ。その人も海外にすごいネットワークがあるらしくて「他所さんではありえないくらい節税してあげるから、全部俺に任せてくれ」って言うから、全部お任せしてるんだよね。いやぁ、おかげさまでほとんど税金はかからないよ。たまに海外のよくわからない孤島の
エマニエルなんとか会計事務所
ってところから報告書が来るけど・・・まぁ面倒くさいからほとんど中身とか読んでなくて」
イリノア「
それタッ○スヘイブンやないかーい!
」
マーク「お金の使い道、どうしたらいいかなー。ほら、僕あんまりお金のかかる趣味ってないじゃない? ゲームソフト買うくらいしかないから」
イリノア「(少し前のニュースでパ○マ文書がどうとかあったが・・・まさかあれに載ってたりしてないだろうな・・・汗)」
その後も、名づけコンサルタント・マーク氏の天然だけど驚愕の事業内容が続き、イリノア医師はマーク氏のビジネスセンスと発想力の自由さに舌を巻いたという。
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……進行が乱れ、失礼いたしました。
どうやら、そうは問屋が卸さないそうです。
今回の相談者は、なかなかのお相手だそうで……。
イリノア「さて、今回の相談者さんは……と」
???「失礼しまーす」
と、至極気楽な雰囲気の声とともに、入室してきたのは……。
若い男性「やぁ」
おお、これはみなさま知る人ぞ知る、フェンリルの早業チーム「ソニック」の一角、燕のマークさんではありませんか。
イリノア「ああ、今回の相談者は、君なんだね」
マーク「そうだよ。よろしくね!」
イリノア「(なんか……何も悩み事とかなさそうな気が、つい、してしまうのだが……)この診察室に来たということは、君も何かで困ったり、悩んでいたりすることがあるのかな?」
マーク「えっとねー」
イリノア「うん」
マーク「まぁ、あんまりないんだけど」
イリノア「(やっぱり)ないんかい!」
マーク「いやぁ、まぁ最近重たい任務もあんまないし、少し暇してたから。久しぶりに先生と話でもしようかなって。エマステ的に出番も増やしたいし」
イリノア「いや、あのね……もちろん、『エマステ的に自分の出番を増やしたい』というのは、エマステキャラたるもの、どうしても持ってしまう欲求であって、それは私もわかるのだよ。とはいうものの……こちらも仕事で診察をしているのだし。何も悩みがないけど、診てくれっていうのは、ちょっと……」
っていうか、メタ発言やめなさいよ。あんたら……。
マーク「あ、そうだね。悩みといえば、まぁないわけでもないよ」
イリノア「(むっ? エマステ的に出番を増やしたいからと、無理やり悩みを作ろうとしているな?)」
イリノア先生の疑惑はつのります。だからメタ発言やめろw
マーク「実はさー。最近僕、フェンリルに内緒で、ちょっと副業をしているんだ」
イリノア「副業?」
マーク「うん。最初はちょっとした手助けだったんだけど、楽しくなっちゃって、つい本格的に、ね」
イリノア「どんな仕事なんだい?」
マーク「えっとね。名づけ屋さんだよ」
イリノア「名づけ・・・って、名前をつけてあげる、あの名づけ、かい?」
マーク「うん。クライアントさんの悩みを聞いて、僕が適当に名前つけてあげるの」
イリノア「適当!?」
マーク「あ、いや適当違った」
イリノア「え!?」
マーク「真面目に名前つけてあげるの」
イリノア「・・・そうなんだね」
マーク「今のところはBtoBだね。つまり、法人向け事業。新設会社の名前とか、マスコットキャラクターの人気が振るわないから、リニューアルで新しい名前つけてくれ、とか。企業さんが相手だから結構実入りはいいよ」
イリノア「実入りがいい・・・名前づけだけで? 差し支えない範囲でいいんだけど、だいたい?」
マーク「うん、ざっと○○から○○くらいの範囲かな」
イリノア(!!! それ僕の診察報酬単価の○○倍じゃないか!)
マーク「もうちょっと値段上げてもいいかなぁ・・・って最近、ね」
イリノア(いや、僕の単価だって同業では高い方なんだけど・・・名前を考えるだけで、一体どれだけ取るつもりだ・・・汗)
マーク「個人向けサービスも始めたいんだけど、ほら、ペットの名前とか、生まれてくる赤ちゃんの名前とか。個人的にはそっちの方がずっとやりがいがあるんだけど、正直単価も法人向けに劣るし、体制を考えないといけないから、そっちはまだ当分先かなって」
イリノア「そうか・・・それは、まだ幸いだね。僕もその顧客層は慎重に考えた方がいいと思う」
マーク「だって、ヒアリングにそんな時間かけてたら利益率下がっちゃう」
イリノア「いや・・・そういう問題ではなく・・・」
マーク「おかげさまで、今のBtoB営業利益率はほぼ100%だよ」
イリノア「(ありえない数字を目の当たりにしてしまった・・・)」
マーク「で、エマステ銀行ってところに売上金を預けるようにしたんだけど、出費することあまりないのに入金だけ続くから、もうお金が膨れちゃって膨れちゃって」
イリノア「いやしかし・・・そんなに収入があっては・・・税金もすごいだろう?」
マーク「うん?」
イリノア「いや、ほら、所得税だよ。あと法人税とかも」
マーク「・・・なにそれ?」
イリノア「いや、税金!!」
マーク「ああ、あれか」
イリノア「あれかって・・・」
マーク「チップの知り合いに良い人がいてさぁ。その人も海外にすごいネットワークがあるらしくて「他所さんではありえないくらい節税してあげるから、全部俺に任せてくれ」って言うから、全部お任せしてるんだよね。いやぁ、おかげさまでほとんど税金はかからないよ。たまに海外のよくわからない孤島のエマニエルなんとか会計事務所ってところから報告書が来るけど・・・まぁ面倒くさいからほとんど中身とか読んでなくて」
イリノア「それタッ○スヘイブンやないかーい!」
マーク「お金の使い道、どうしたらいいかなー。ほら、僕あんまりお金のかかる趣味ってないじゃない? ゲームソフト買うくらいしかないから」
イリノア「(少し前のニュースでパ○マ文書がどうとかあったが・・・まさかあれに載ってたりしてないだろうな・・・汗)」
その後も、名づけコンサルタント・マーク氏の天然だけど驚愕の事業内容が続き、イリノア医師はマーク氏のビジネスセンスと発想力の自由さに舌を巻いたという。