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たいへん久しぶりの「まともな夢カル」
ノエルザブレイヴ
/
2014-05-17 23:50:00
夢追い虫カルテットシリーズ特別篇「この娘は女王蜂」
5月第2週の日曜日。「めいどの世界」の寮では守護天使・スズメバチのつぐみが自室でのんびりしていた。とそこに…
「つぐみちゃん♪」
つぐみとよく似た髪の色や顔立ちを持つ若い女性が現れた。
「じょ、女王様?何でここに…?」
つぐみと同じく転生した女王蜂・いおである。よく見るといおはスーパーのビニール袋を持っている。
「何持っているんですか女王様?」
「えへへ…。」
笑いながらいおがつぐみに見せた袋の中身はひき肉・タマネギといった食材であった。
「つぐみちゃん知ってる?今日は人間の世界ではお母さんに感謝する日なんだって。であたしは女王様で、つぐみちゃんにとってはお母さんだよね。」
「何が言いたいんですか?」
「お母さんであるあたしにハンバーグを作りなさい!」
唐突な振りをするいおにさすがにつぐみは戸惑いを隠せない。
「な、何でオレが…。」
戸惑うつぐみにいおは甘えたような視線を向ける。
「つぐみちゃんが作ってくれたミツバチの肉団子…おいしかったなあ…。」
「わ、分かりましたよ女王様!」
結局つぐみは押し切られ、いおにハンバーグを作ることとなったのであった。
「あ、つなぎは使わないでね。あとチーズも乗せて!」
「分かってますよ女王様!」
注文の多いいおに声を荒らげるつぐみではあったが、それでも問題なくハンバーグは完成。
「はい出来ましたよ!」
「いただきまーす!」
いおは瞬く間につぐみのハンバーグを完食した。
「あー、おいしかった!」
「…満足でしたか?」
満足げな様子のいおと対照的に休みをつぶされて不機嫌なつぐみであったが…
「さすがつぐみちゃん!あたし自慢の娘!」(なでなで)
「ん…。」
満面の笑みのいおに頭をなでられると何となく怒りを忘れてしまうのであった。
おわり
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5月第2週の日曜日。「めいどの世界」の寮では守護天使・スズメバチのつぐみが自室でのんびりしていた。とそこに…
「つぐみちゃん♪」
つぐみとよく似た髪の色や顔立ちを持つ若い女性が現れた。
「じょ、女王様?何でここに…?」
つぐみと同じく転生した女王蜂・いおである。よく見るといおはスーパーのビニール袋を持っている。
「何持っているんですか女王様?」
「えへへ…。」
笑いながらいおがつぐみに見せた袋の中身はひき肉・タマネギといった食材であった。
「つぐみちゃん知ってる?今日は人間の世界ではお母さんに感謝する日なんだって。であたしは女王様で、つぐみちゃんにとってはお母さんだよね。」
「何が言いたいんですか?」
「お母さんであるあたしにハンバーグを作りなさい!」
唐突な振りをするいおにさすがにつぐみは戸惑いを隠せない。
「な、何でオレが…。」
戸惑うつぐみにいおは甘えたような視線を向ける。
「つぐみちゃんが作ってくれたミツバチの肉団子…おいしかったなあ…。」
「わ、分かりましたよ女王様!」
結局つぐみは押し切られ、いおにハンバーグを作ることとなったのであった。
「あ、つなぎは使わないでね。あとチーズも乗せて!」
「分かってますよ女王様!」
注文の多いいおに声を荒らげるつぐみではあったが、それでも問題なくハンバーグは完成。
「はい出来ましたよ!」
「いただきまーす!」
いおは瞬く間につぐみのハンバーグを完食した。
「あー、おいしかった!」
「…満足でしたか?」
満足げな様子のいおと対照的に休みをつぶされて不機嫌なつぐみであったが…
「さすがつぐみちゃん!あたし自慢の娘!」(なでなで)
「ん…。」
満面の笑みのいおに頭をなでられると何となく怒りを忘れてしまうのであった。
おわり