正直に言って官能小説界の最高の羞恥小説だと思います。
人物のセリフと行動の基底に隠れている激しい心理の流れは没入させる力があります。
心理の流れが木の幹なら、結果は行動という名の実と思います。
個人的な希望ですが時間がかかっても同級生や後輩やバレー部員の前で羞恥を経験し、屈服していくキャプテンの姿を見たいです。

そして個人的な意見ですが私は香織が涼子のようになることを希望しません。
香織のコンプレックスはどこまでも涼子を堕落させるための引き金の役割だと思います。
最初から涼子が話の軸であるため、急に香織と涼子の二人の話の軸となるのも変だと思います。
香織が涼子と同じ状況になると、加害者の中から誰が被害者になるのかという問題もあります。
そのため、私は羞恥を受ける側は、涼子一人であることを希望します。

最高の羞恥小説と評価していただき、恐縮の限りです。
ただ、羞恥小説といっても、多岐にわたっており、当サイトでは、女の子、あるいは大人の女性が女の子を責めるシチュエーションのみを取り扱っていますが、やはり、人気なのは、男女が混じって女の子に羞恥的な責めをする物語だと思いますし、そのほかには、露出願望を持つ女の子の話なんかもあり、どれを評価するかは、好みによるところが大きいかと思います。
今回、掲載した二十章の後編では、とくに、登場人物の言動の裏に、複雑な心理が隠れている様子を描いたつもりです。こうして読者の方たちからコメントをいただくと、色々な解釈を聞くことができ、作者として大きな喜びを味わっております。
前々章、前章と、南涼子が、部員たちや、ほかの生徒たちの見ている前で、羞恥にまみれるシーンを描いたのですが、それ以上に悲惨な目に遭うとなると、かなり内容が過激になり、どうリアリティを保つかが課題となりますね。
今のところ、吉永香織が、南涼子から反撃される、あるいは、仲間たちから標的となるような予兆は、ないように思います。ですが、そういった話が出るということは、羞恥小説において、加害者側の主犯格が、ひょんなことから、被害者となる、というシチュエーションが人気だからでしょうか。まあ、そういったシチュエーションは、私も面白いとは思いますが(笑)
登場人物たち、それぞれが、どのようになるのか、最後まで、温かい目で見届けていただけたら嬉しいですm(_ _)m