そろそろ年も明けますね。
いかがお過ごしでしょうか。
突然ですが、冬霧様は創作にあたって影響された作品とかはありますか？
何分ニッチなジャンルですから、例示も難しいでしょうけど、
例えばWEB小説に限らず、市販の小説、映画、ドラマなどなど。
それともご自身の経験や考えをもとに、自分なりのジャンルを切り開くようにして、
創作に励まれているのでしょうか（実際のところ、それくらいこう言った趣向の小説は希少ですからね）。
急に思いついた質問なので、お手すきの時に適当に応えていただけるならそれだけで幸いです。
寒いのでお気をつけて。

こんにちは。
私も、それなりに忙しく過ごしています。

質問をありがとうございます。
創作に関して、影響された作品を挙げるのは、やはり難しいですね。
ただ、「羞恥集」さんに掲載されているような、羞恥系の小説サイトの作品を色々と読んだことが、自分でサイトを作成してみようと思う、大きなきっかけだった気がします。
それまでは、官能小説というと、男女の絡みがなければ成立しないというか、見向きもされないような印象を持っていました。
けれども、羞恥系の小説サイトの作品を読んでみて、その認識が覆されたというか。
自分の性的嗜好を作品として表現したら、共感してくれる人も、わりといるのではないか、と思ったのです。

ありがとうございます。
なるほど、やっぱりネットのWEB小説群は一つのきっかけだったんですね。
でも冬霧さんの作品は、これらの中でもまた色合いが違う気が僕はしています。

ライトなタッチのシチュエーションものから破滅を描いたものまで、
羞恥といっても様々な中、冬霧さんの作品はどこよりもダークで、
徹底的な悪意と人間の心の深い奥底に生まれうる異常性の欲望に満ちているし
（特に作品を追うごとにその色が濃くなっているように思います）、
そういう意味では「羞恥系」という言葉の持つ印象とは、
少し開きがあるかも知れませんね。

悪意を描いたという意味では、可哀想な女の子というサイトもまた秀逸でしたが、
あちらはちょっとした悪意が膨れ上がっていくのに対して、
冬霧さんの作品にはもっと確信犯的な偏執的なプレッシャーがあると思います。

羞恥系といっても、たしかに色々ありますね。

私は、女性が女性を辱めるシチュエーションなら、責める側の女性の心理を描くことも、大事だと思っています。それこそ、責められる側の女の子の羞恥心や屈辱感を描くのと、同じくらいに。
ただ、基本的に絶対に外せないのは、責められる側の女の子の羞恥心です。
なので、当サイトの作品を、「羞恥系」と認識してもらえるのは、とても嬉しいことです。

「可哀想な女の子」さんですか。
作品を読んだ記憶があります。
うろ覚えなのですが、たしか、水泳部にまつわる話があったような。
ちょっとした悪意が膨れ上がっていく。それは、私にとって、大好物のシチュエーションです(笑)。
私のサイトで、そのシチュエーションにもっとも近いのは、「堕ちた女体と華やかな晩餐」の責め役の一人である、瀬名川朱美の心理的変化でしょうか。

その水泳部の作品は「由歩崩壊」というものだと思います。
膨れ上がる悪意という意味では共通していますが、やはり冬霧さんの作品とは湿度が違いますね。
ヤンキー的なからっとしたいじめ方で、白昼夢、白昼の惨劇って感じです。
冬霧さんの作品には、攻める側にレズビアン的な体質や、変形した愛着？みたいなものを感じて、そこが僕にとって他の作品群と比べて独特だと感じるところですね。
どうもありがとうございました。

なるほど。水泳部の話は、そういうものだったのですね。
当サイトは、サイト名が「同性残酷記」ですし、作品の内容は、やはり陰惨なものになりますね。
責める側の女性の心理については、作品ごとに微妙に変えているつもりです。ただの鬼畜のサディスト、と片付けては、面白味がない気がします。なぜ、同性を責めるのか、という点が、ある意味、当サイトの最大のテーマかもしれません。
こちらこそ、コメントをありがとうございました。

<由歩崩壊>や-可哀想な女の子-の他の小説を所蔵していますか?
のぶんのコメントを見て興味ができて探してみましたが
今は削除されて見つかりません。
可能すれば prorin88@gmail.com ここでお願いします。

prrrさん。
私は、そのサイトの作品を持っていません。