野球部 情報
管理人 / 2019-07-21 10:36:00 No.43779
浦和実、浦和学院を撃破 大宮東・島村が満塁弾2本、シード埼玉栄を破る

第9日は4回戦8試合が行われ、Aシード浦和実が昨夏の甲子園8強の浦和学院を2―0で退けた。

浦和実は豆田が2安打完封。四回の竹内の左越え本塁打と五回の長谷川の右前適時打で奪った2点を守り切った。大宮東は島村が満塁弾2本を放ちCシード埼玉栄を9―6で破った。Dシード上尾は狭山ケ丘の反撃をしのいで6―5で競り勝った。Aシード春日部共栄は4―1で栄北に快勝し、Cシード昌平は坂戸に3―0で完封勝ちした。

第10日は県営大宮など3球場で4回戦の残り8試合が行われ、16強が出そろう。

★浦和学院2安打零封負け 想定以上の球威に 改めて痛感した埼玉の頂点に立つ難しさ

浦和実は先発豆田が2安打完封。九回の1死一、二塁のピンチも一邪飛と中飛に切って取った。浦和学院は7四死球を得点につなげられず。

■「ねじ伏せられた」

Aシード浦和実が相手とはいえ、昨夏の甲子園8強の浦和学院がまさかの2安打零封負け。秋、春、夏と今チームは一つのタイトルも取ることなく、終幕した。

好右腕豆田を攻略することができなかったのが全てだった。「『真っすぐに振り負けるな』と選手たちに言ってきたが、気迫負け。ねじ伏せられた」と森監督は敗戦を受け入れる。想定以上の球威に押し負けた。

2点を追う九回に意地は見せた。先頭の徳弘が死球で出塁し、1死後に代打の1年生三奈木が左前打でつなぎ1死一、二塁。同点への足掛かりを築いた。だが嶋田は2ボールから打ち上げて一邪飛。じっくり攻めても良かったが、打ち急いでしまった。そして、9番下薗の中飛で万事休した。

五回に失った2失点目も重かった。1死一塁で遊ゴロを捕球した中前が二塁を踏んで一塁へ送球したが、悪送球で2死三塁とされ、適時打を打たれた。昨秋、今春ともに県2回戦で敗れ、夏に懸ける思いが重圧や焦りとなり、攻守に浦和学院らしさはないままだった。

昨夏の主力で主将の中前は「『絶対に甲子園に帰るんだ』と臨んだが、甲子園に行くにはいろいろなことが足りなかった。3年間の集大成を出せなかった」とうつむく。埼玉の頂点に立つことの難しさを改めて痛感した夏。悔しさを後輩たちに託した。

2019年7月21日 埼玉新聞掲載

管理人 / 2019-07-21 10:49:00 No.43780
主将が見習った「アツい」先輩 今年も甲子園、叶わず涙
重圧最後まで仲間鼓舞 浦和学院・中前祐也主将

浦和学院の中前祐也主将(3年)は試合終了直後、ヘルメットで目元を隠し、静かに泣いた。

昨夏、甲子園でプレーした。準々決勝で大阪桐蔭に負けた後、森士監督から主将に指名された。昨年の主将の蛭間拓哉さん(早大)からも「来年はお前に任せる」と言われていたので、驚きはなかった。「今年は自分たちが甲子園に連れて行く」。そう決めていた。

ゴミを拾ったり、靴をそろえたり。蛭間さんの細かい「気付き」を実践する姿や、声出しなどでチームを率先してもり立てる「アツい」姿を見習ってきた。森監督は「行動で引っ張っていけるタイプで、頼りになるリーダー」と評する。

新チームは昨秋の県大会で2回戦敗退。「甲子園を経験した分、勝ちたいという気持ちもあってしんどかった」。今春も負けた。個性豊かなメンバーの「一体感」を感じられず、「それでは勝てない」と呼び掛け続けた。技術面では打撃力強化が一番の課題だった。春の県大会後、打撃フォームを見直し、打撃練習の時間も増やした。

今大会の初戦後、蛭間さんから電話でアドバイスをもらった。「甲子園は気にせず目の前に集中して、次の試合への準備を怠るな」。大きな励みになった。

この日は、浦和実の豆田泰志投手(2年)を打ち崩せなかった。森監督は「相手の気迫が勝った。でも、選手はよくがんばった」とねぎらった。

「浦和学院のキャプテンという、先輩方が積み上げてきた名前の重みがあった」と中前君。徐々に培われた一体感で、九回裏には1死一、二塁の好機を作った。「後輩たちには、後悔しないようにやってほしい」。最後まで仲間を鼓舞し続けた主将の声は、かすれていた。

2019年7月21日 朝日新聞埼玉版掲載

管理人 / 2019-07-21 10:52:00 No.43781
浦和学院敗退 森士監督「不徳の致すところ」

34年ぶりのノーシードで挑んだ浦和学院が敗れた。

2安打完封負けに、森士監督(55)は「彼らは精いっぱいやってくれたと思います。監督の不徳の致すところです。なんとか成果として形にしてあげたかった」と選手たちをねぎらった。

4打数無安打に終わった主将の中前祐也内野手(3年)は「ストレートに振り負けないようにボールの上を強く叩く対策してきたんですけど、出し切れませんでした」と涙を流した。

昨年の甲子園8強メンバーだが「去年は先輩たちに連れて行ってもらった。その経験を生かすことができなかった。技術の面では全然だめだったので、一体感だったり連帯感だったりは持ってやってきたけど、出し切れませんでした」と悔しさをにじませた。

尊敬する昨年主将の蛭間拓哉(早大)に、1回戦後に連絡を取った。「しっかり準備をして後悔ないように。一体感を大切に」とアドバイスを受けた。

一昨年の冬は蛭間にトスバッティングのペアを誘われ、背中で引っ張る主将の姿を目に焼き付けた。「意識が変わりました。ごみ拾いとか細かいところから自分から率先してやりました」と先頭に立ってチームをまとめた。

主将を通して「逆境に立ち向かっていく勇気」を得た。この経験を生かして次のステージで悔しさを晴らす。

2019年7月21日 日刊スポーツ掲載

管理人 / 2019-07-21 10:54:00 No.43782
連覇逃す…浦和学院が散発2安打零敗 森士監督「気迫にねじ伏せられた」

昨夏代表校の浦和学院(埼玉)がAシードの浦和実に敗れ、2年連続の甲子園出場は果たせなかった。大会屈指の好投手に挙がる相手先発の右腕・豆田から7四死球をもらいながら、要所を締められて散発2安打。零敗を喫した。

森士監督は「これだけ打てないと手の施しようがない。相手の気迫にねじ伏せられた。勝たせてあげられなくて、監督の不徳の致すところ」と肩を落とした。

2019年7月21日 スポーツニッポン掲載

管理人 / 2019-07-21 10:58:00 No.43783
浦和学院、2年連続甲子園ならず…主将・中前が号泣「歴史に泥を」

浦和学院は埼玉大会4回戦で、浦和実に0−2で惜敗。相手先発の豆田の前に2安打で零封負けを喫し、2年連続の夏の甲子園出場を逃した。主将の中前(なかまえ)は「今までやってきた練習の成果を出せずに終わった」と号泣。「先輩方が築いてきた歴史に泥を塗ってしまった」と声を震わせた。

2019年7月21日 サンケイスポーツ掲載

管理人 / 2019-07-21 12:21:00 No.43784
チームと駆けた夏終わる

2点を追う9回2死一、二塁。自分の打順まであと2人だったが、プロテクターを着けて打席に立つ準備をし、試合を見守った。「俺につないでくれ…」

だがその思いは届かず、試合終了。浦和実の選手が喜ぶそばで、涙があふれた。

さいたま市出身で、「地元の高校から甲子園に出たい」との思いで浦和学院に入学した。その夢は昨夏にかなえ、遊撃手として甲子園のグラウンドに立った。

新チームでは主将を任された。しかし、昨年エースとしてチームを支えた渡邉勇太朗(現西武)のような、傑出した選手は不在。昨秋と今春の県大会は、いずれも早々と敗退した。

敗因を、チーム1人1人の個性が強すぎ、まとまりに欠けることと分析した。「チームの一体感を高める必要がある」と考え、慕っていた昨年主将の蛭間拓哉に何度も電話をかけ、相談した。「細かいところもチームメートは見ている。主将として、あらゆる面で引っ張らなくてはいけない」と助言を受けた。

先輩の背中を追うように、練習で率先して声を出し、ごみ拾いをし、選手の靴を並べた。模範となる姿を見たナインからの信頼も自然と集まり、チームに一体感が芽生えた。

3回戦までは順調に勝ち進んだが、残念ながらシードの強敵相手に屈し、「負け続けてきたチームを、甲子園に連れて行きたかった」と涙した。それでも「このチームにいたからこそ、人間として成長できた。仲間に感謝したい」と3年間を振り返った。

2019年7月21日 読売新聞埼玉版掲載

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