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第9日は4回戦8試合が行われ、Aシード浦和実が昨夏の甲子園8強の浦和学院を2―0で退けた。
浦和実は豆田が2安打完封。四回の竹内の左越え本塁打と五回の長谷川の右前適時打で奪った2点を守り切った。大宮東は島村が満塁弾2本を放ちCシード埼玉栄を9―6で破った。Dシード上尾は狭山ケ丘の反撃をしのいで6―5で競り勝った。Aシード春日部共栄は4―1で栄北に快勝し、Cシード昌平は坂戸に3―0で完封勝ちした。
第10日は県営大宮など3球場で4回戦の残り8試合が行われ、16強が出そろう。
★浦和学院2安打零封負け 想定以上の球威に 改めて痛感した埼玉の頂点に立つ難しさ
浦和実は先発豆田が2安打完封。九回の1死一、二塁のピンチも一邪飛と中飛に切って取った。浦和学院は7四死球を得点につなげられず。
■「ねじ伏せられた」
Aシード浦和実が相手とはいえ、昨夏の甲子園8強の浦和学院がまさかの2安打零封負け。秋、春、夏と今チームは一つのタイトルも取ることなく、終幕した。
好右腕豆田を攻略することができなかったのが全てだった。「『真っすぐに振り負けるな』と選手たちに言ってきたが、気迫負け。ねじ伏せられた」と森監督は敗戦を受け入れる。想定以上の球威に押し負けた。
2点を追う九回に意地は見せた。先頭の徳弘が死球で出塁し、1死後に代打の1年生三奈木が左前打でつなぎ1死一、二塁。同点への足掛かりを築いた。だが嶋田は2ボールから打ち上げて一邪飛。じっくり攻めても良かったが、打ち急いでしまった。そして、9番下薗の中飛で万事休した。
五回に失った2失点目も重かった。1死一塁で遊ゴロを捕球した中前が二塁を踏んで一塁へ送球したが、悪送球で2死三塁とされ、適時打を打たれた。昨秋、今春ともに県2回戦で敗れ、夏に懸ける思いが重圧や焦りとなり、攻守に浦和学院らしさはないままだった。
昨夏の主力で主将の中前は「『絶対に甲子園に帰るんだ』と臨んだが、甲子園に行くにはいろいろなことが足りなかった。3年間の集大成を出せなかった」とうつむく。埼玉の頂点に立つことの難しさを改めて痛感した夏。悔しさを後輩たちに託した。
2019年7月21日 埼玉新聞掲載